65歳までは働くことは可能ですが、給与が下がり賞与がなくなります
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、事情があり、今まで貯金ができなかったという53歳の会社員の方。65歳からの年金額は月額11万円の予定で、できるだけ長く働く予定とのこと。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください(相談は無料です)★マネープランクリニック編集部では貯蓄達人からのメッセージを募集中です★
この調子で貯めることができれば60歳時には640万円貯まるが
■相談者
ととにゃんさん(仮名)
女性/会社員/53歳
関西/借家
■家族構成
猫1匹
■相談内容(原文まま)
諸般の事情と自身の怠慢で貯蓄ができておらず、この2年で老後資金を貯めだしました。この調子で貯めることができれば60歳時には640万円貯蓄できる予定です。60歳からは再雇用になり、65歳までは働くことは可能ですが、給与が下がりボーナスがなくなるので貯蓄は難しくなります。
65歳からの年金額は月額11万円の予定。できる限り働き続けて、貯蓄したお金は増やしたいと思います。健康状態に問題はなく、かなり丈夫な方だと思います。年に風邪を1度ひくかひかないか程度。老後の資金をさらに増やし、家族に負担をなるべくかけず、一人で老後の人生を生き抜くマネーアドバイスをお願いします。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)住居について
猫を飼育しているので、ペット飼育可能物件に居住していますが、飼育しなくなれば、府営市営住宅などに転居してもいいと考えています。ただ、可能な限り猫を飼育し続けたいと思っております。相続できる実家はありません。
(2)加入保険について
・本人/生命保険 (終身タイプ 80歳まで更新可能。死亡保障200万円 医療特約・入院日額5000円)=毎月の保険料 3760円
・火災保険=416円/月
(3)通信費の内訳について
・格安スマホ2500円
・スマホ端末代 3300円(2021年2月まで)
・ネットプロバイダ料 210円
・NHK受信料 2230円
(4)趣味娯楽費の内訳について
・猫飼育餌代、ワクチン代など 6670円、ペット保険 5330円
(5)年金について
年金額はねんきん定期便データによる
64歳から年額54万2369円
65歳から年額133万939円
66歳から年額139万8147円
64歳から一生涯 年金基金年額 9万3000円
♦iDeCo(個人型確定拠出年金) 72万円(元本確保型)
(6)ボーナスの主な使い道について
全額48万円を貯蓄としているが、家電買い替えなど不測の事態には取り崩すことになります。
(7)お勤め先について
退職金はありますが、寸志で15万円程度になります。再雇用制度限界年齢65歳までは働き、65歳以降も何かで働き続け、年金受給しながら月額3万~6万円程度は収入を得たいです。
(8)ご家族について
50代の兄弟がいる
■FP深野康彦の3つのアドバイス
アドバイス1 60歳までに、できるだけ貯蓄し、投資は控える
アドバイス2 年金受給までの期間は、年30万円程度を取り崩し
アドバイス3 65歳からは年金+バイトでOK。生活の楽しみも見つけて
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