フリーソフト・シェアウェア/仕事効率化

マイクロソフトのOfficeはもう要らない?

自費で購入するとなると、値段の高さがネックになるMicrosoft Office。しかし、OpenOfficeを使えば、無料でワープロや表計算、プレゼンテーションソフトが手に入ります。

執筆者:吉原 克

OpenOffice.orgのロゴマーク
ワードやエクセルのファイルがタダで読み書きできる!
いまやPCユーザにとって、「ワード」や「エクセル」など、マイクロソフト社がMicrosoft Officeとして提供するソフトウェアは世界標準となりつつあります。ワードとエクセルが使えるかどうかで会社の採用試験結果に差がつくほど、これらソフトを使えることは社会的認知度が高いといえますね。

ところがこうしたソフト、個人で買うには高い!……のが本音ではないでしょうか。

そこで今回ご紹介するのが、OpenOffice.orgが提供するフリーソフトの数々。ワード文書を読み書きできる「Writer」や、エクセル同等の表計算機能を実現する「Calc」など、Microsoft Officeと互換性の高いフリーソフトとして注目を集めています。
=CONTENTS=
■OpenOffice.org(オープンオフィス)って何?
OpenOffice.orgのソフトウェア一覧紹介


OpenOffice.org(オープンオフィス)って何?

OpenOffice.org(オープン・オフィス・オーアールジー)は、一般的には「統合ソフト」と呼ばれるジャンルのソフトウェア群です。フリーで手に入れることができ、Microsoft Officeと高い互換性があります。

たとえば、Microsoft Officeのワープロソフト「Word(ワード)」で使用される『.doc』ファイルは、OpenOffice.orgの「Writer」というソフトで読み書き・新規作成が可能です。
同様に、エクセルファイル(.xlsファイル)はOpenOffice.orgの「Calc」が、パワーポイントファイル(.pptファイル)はOpenOffice.orgの「Impress」がそれぞれ対応しています。

Writerソフト使用イメージ
ワードで作成した.docファイルを、実際にWriterで開いて表示した例

OpenOffice.orgはそもそも、サン・マイクロシステムズ社がMicrosoft Officeの独占的シェアを崩す意図で立ち上げられたOpenOffice.orgプロジェクトにより開発された統合ソフトです。ソフトウェアを無料で公開するほか、プログラムのソースコードまでもが公開されている、いわゆる「オープンソース」の形態をとっており、今後の動向や有用性の広がりが注目されているのです。

OpenOffice.orgを手に入れよう!

ダウンロードアイコン
ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックするとインストールがはじまる
OpenOffice.orgの日本語版は、「OpenOffice.org公式サイト」からダウンロードすることができます。(※2006年7月30日現在、バージョン2.0.3が日本語版の最新バージョンとしてWindows向けに公開されています)
インストーラである「OOo_2.0.3_Win32Intel_install_ja.exe」ファイルをダウンロードしたらダブルクリックしましょう。インストーラが起動しますので、画面の指示に従ってインストールを完了してください。

インストーラ起動画面
この画面の指示に沿っていけばインストールが完了する

これでOpenOffice.orgを使う準備ができました!!

次のページではOpenOffice.orgに搭載されたソフトウェア一覧を紹介します!
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