フリーソフト・シェアウェア/仕事効率化

マイクロソフトのOfficeはもう要らない?(2ページ目)

自費で購入するとなると、値段の高さがネックになるMicrosoft Office。しかし、OpenOfficeを使えば、無料でワープロや表計算、プレゼンテーションソフトが手に入ります。

執筆者:吉原 克

OpenOffice.orgのソフトウェア一覧

OpenOffice.orgは、以下の6つのソフトウェアから構成されています。

■Writer(ワープロソフト)
Microsoft OfficeのWord(ワード)と互換性の高いワープロソフトです。ワード文書ファイル(.docファイル)を新規作成・編集することができます。
また、ワードにはない大きな特徴として、作成した文書ファイルをPDF形式に変換できるという利点があります。作成した文書をPDFで相手に送付すれば、仮に相手がワードもWriterも持っていない場合でも、PDF閲覧ソフトを使って文書の内容を確認することができますね。

Writerの機能特性とワードとの互換性については、「OOo 2.0が変えるオフィスアプリ基準 第2回:「Writer」が目指したワープロソフトの理想とは(ITmedia)」で詳しく解説されていますので参考にしてください。

■Calc(表計算ソフト)
Microsoft OfficeのExcel(エクセル)と互換性の高い表計算ソフトです。関数やマクロといった高度な処理の実現も可能です。

■Impress(プレゼンテーションソフト)
基本的な使い方は、Microsoft OfficeのPowerPointに準拠します。パワーポイントファイル形式(.pptファイル)とも互換性があります。

■Base(データベースソフト)
Microsoft OfficeのAccessに相当する……のですが、使い方はAccessとは異なる点が大きいです。Base独自の操作法を修得する必要があるでしょう。

■Draw(図形描画ソフト)
グラフや図形、アイコンなどを配置できる、図形描画ソフトです。
詳しくは、「OOo 2.0が変えるオフィスアプリ基準 第6回:OpenOffice.org「Draw」はMS Officeには無い付加価値へ(ITmedia)」を参照することをおすすめします。

■Math(数式エディタ)
通常のワープロソフトでは記述が難しい、複雑な数式の作成を実現するエディタです。
テキスト形式で作成できるため、Calcなどで一覧表を作成しコピー&ペーストして扱えるなど特殊な機能を持っています。

OpenOffice.orgの目立った特徴については、「公式サイトの機能説明ページ」に詳しく掲載されていますので参考にしてください。

実際にソフトを使いこなすうえでは、Webサイトよりも書籍のほうが役に立つこともあるかと思います。現在、以下に挙げるガイド本が発売されていますのでこれらを教科書にOpenOffice.orgマスターを目指してみてはいかがでしょうか。

[OpenOffice.org関連書籍]
[OpenOffice.org関連サイト]
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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