お金の悩みを解決!マネープランクリニック/20代のお金の悩み相談

3300万円の家を購入して貯金は70万円。独立開業や子どもも欲しく頭がパンパンに

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、マンションを購入したばかりの20代女性。子どもも欲しいし夫は独立を考えていてこれからの資金プランをどうしたらいいのか苦慮しているといいます。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

  • Comment Page Icon

子どもをそろそろと考えてますし、独立の件、老後と頭がパンパンてす

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、マンションを購入したばかりの20代女性。子どもも欲しいし夫は独立を考えていてこれからの資金プランをどうしたらいいのか苦慮しているといいます。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください(相談は無料です)

★マネープランクリニック編集部では貯蓄達人からのメッセージを募集中です★

 
マンションを頭金なしで購入し、家計がギリギリです

マンションを頭金なしで購入し、家計がギリギリです


■相談者
かえるちゃん さん(仮名)
女性/パート/24歳
持ち家(マンション)
 
■家族構成
夫(24歳)
 
■相談内容(原文まま)  
こんばんは。これからどういうふうに貯金をしていけばいいか、子どもができたときにどうやっていけばいいのか等の不安がありますので相談させていただきました。貯金がないことが不安でたまりません。結婚して夫婦で賃貸に住んでいましたが、マンションを購入し、家具家電なども買ったため貯蓄がなくなってしまいました。子どもができて私が働けなくなっても生活レベルを極端に落とさなくていいよう、夫の月収とボーナスで毎月やりくりをしてきました。

しかし、購入したマンションに入居してからは、夫のお給料だけではやっていけなくて私の給料からも補填しています。子どもは欲しいのですが、なかなか踏み込めない状況です。外食は極力控えていますが食べる量が多く、これ以上は減らせそうにありません。また、光熱費は夫にあまりしつこく言うとお互いストレスがたまるので多い月これぐらい必要になります。

貯金から月1万円はつみたてNISAをしています。こちらは私が働いている間は頑張って続けたいと考えています。また最近、夫は30歳になったら独立を考えていると相談を受けました。まだ決定ではないのですが……。学生時代に開業費に1000万円はいるといわれています。
 
子どもは来年からそろそろと考えていますし独立の件、老後と頭がパンパンになり、相談させていただきました。これからどうしたらいいのでしょうか。お願いいたします。
 
■家計収支データ
相談者「かえるちゃん」さんの家計収支データ

相談者「かえるちゃん」さんの家計収支データ



 
■家計収支データ補足
(1)収支について
生活費の足りない分は、ボーナスから賄っています。
 
(2)住宅費について
・借り入れ時期: 2019年
・物件価格: 3380万円
・諸費用:  120万円
・頭金:   0万円  
・借り入れ期間: 35年
・金利のタイプ: 固定金利 初5年1.2%、6年目以降1.450%
※フラット35でできない分は変動金利です。
・毎月の返済額: 10万300円
・ボーナスの返済額:  0円
・マンション管理費: 毎月1万500円
 
固定資産税はまだ支払ったことがないので、どれくらいかわかりません。固定資産税は確定申告で持ち家でしたらいくらか返ってくると言われたので、それで支払う予定です。
 
(3)加入保険について
♢本人/生命保険(終身タイプ、死亡保障なし、医療特約入院5000円、入院一時給付金7万円、通院3000円)=毎月の保険料3376円
♢本人/ガン保険 (終身タイプ、死亡保障なし、医療特約通院5000円、がん診断、月15万円、抗がん剤月30万)=毎月の保険料1840円
♢夫/生命保険=毎月の保険料2487円
♢夫/ガン保険=毎月の保険料2020円
※保障内容は、私と全く同じです。私は女性特約があるため少し高くなっています。
 
♢個人年金=毎月の保険料1万円

♢義母/共済(終身タイプ、死亡保障なし、入院5000円)=月額5960円
※主人の母は離婚していて、金銭面がかなり心配だったため保険はかけるとこちらから言いましたが60才からでしたのでかなり手薄です。こちらから言い出したのでやめるということはできません
 
(4)ボーナスについて
ボーナスの主な使い道は、毎月の生活費です。多い時30万円を6カ月で割って生活費に充てています。先月は15万円でしたので、貯蓄から15万円引き出しました。
 
(5)投資について
投資8万円はNISA分。今8万円かかっていますが確認したところ7万8000円とマイナスです。やめたほうがいいのでしょうか?
 
(6)今後について
相談者コメント「子どもは2人欲しいが、1人でいいかなと思っています。高校まではどうにかして公立に行ってほしいです。大学は本人の意思に任せたいです。貯蓄があれば少し学費を出せればな、と思います。私としては子どもの大学費用よりも自分達の老後の資金を優先したいです。老後の金銭面については子どもに迷惑がかからないようにというのを優先したいと思います。また、今後の働き方ですが、私は体が人より弱いので正社員やフルタイムではできません。ですが、35歳あたり子どもが少し大きくなれば、自分で社会保険をかけて6時間程働こうかなとは考えてはいます」
 
(7)ご家族について
相談者コメント「義父母は県内に住んでいますが、すぐには行けない距離です。義母は62歳。義父は、金銭面は大丈夫のように感じます。義母は金銭的に厳しそうで年金ももらえるかわかりません。夫は一緒に住むとは言っていませんので、今後どうなるかわかりません。ただ病気などはなく、まだアルバイトを掛け持ちして生活しています」
 
(8)奨学金について
教育費の1万5000円は主人の奨学金返済。

・借用額  288万円
・利子込  367万2102円
・2016年から返済
 
■FP深野康彦の3つのアドバイス
アドバイス1 毎月とボーナスの家計管理をきちんと分けて考えよう
アドバイス2 独立開業は借金が増えすぎてしまうので計画の見直しが必要
アドバイス3 現状と今後を整理してご夫婦でよく話し合って
 
アドバイスの詳細はこちら>>
 
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます