悲惨な自動車事故のニュースが相次いで、車を運転する人の安全運転意識も強くなっていると思います。そこで、私が使って便利だと感じている安全対策グッズを紹介します。
それは、「Favoto ヘッドアップディスプレイ」です。
その名の通り、車のスピードや方向をフロントガラスに投影するものです。スピードメーターを直接確認するより視線移動が少なく、その分、安全運転に寄与します。しかも、スピード違反の取り締まりを感知するレーダー探知機よりも安価で、取り付けも簡単。スピード認識も割と正確で、使っていてストレスがありません。
事故防止、スピード違反対策というリスク管理の面ではもちろん、「うっかり油断して罰金を支払うのは避けたい」と思っている方にもイチオシできます。
「ネズミ捕り」も回避? 手ごろな違反キップ対策グッズ
私が購入した最初の動機は、「スピード違反対策」でした。私が住む千葉県は、平成30年度都道府県別交通事故死亡者数が全国ワースト2位で、全国トップクラスのワースト常連です。そのせいか以前よりも取り締まりが厳しくなっているように感じ、安全運転のためというのはもちろんですが、「油断して違反切符を切られるのはもったいない」という気持ちもあって購入しました。
ちなみに、警察庁交通局等のデータをもとにすると、1回の交通反則金の平均は約1万円で、平均するとドライバーは年2回の違反を起こしていて、それらを計算すると一生のうち1人あたり106万円の反則金を払っているという計算になります(※出典あり/編集部調べ)。
もちろん、一部の違反常習者が上位を占めているのだとは思いますが、これはキツい!
また、衝突事故防止も視野に入れるなら、自動衝突ブレーキなどのADAS(先進運転支援システム)が搭載された車に買い替えたほうがいいですが、ちょっと高額でハードルが高い。
通称ネズミ捕りとも言われる、スピード違反の取り締まりを感知するだけなら、車の「レーダー探知機」を購入する手もあるのですが、実際使ってみるといちいち誤警報が鳴ってピーピーうるさく、かえって運転時に気が散ってしまうことも……。
そこで、「スピード違反対策」に絞って安価に導入できるものとして、今回紹介する「Favoto ヘッドアップディスプレイ」を購入したのです。
取り付けは簡単、精度もなかなかグッド
GPSでスピードを認識するため、取り付けはシガーソケットに挿入するだけ。面倒なOBDコネクタへの結合や配線が不要なので手軽です。認識も割と正確で、プラスマイナス5kmといったところ。
写真は昼間に撮影したものですが(停車中のため0kmです)、数字がはっきりと確認できますし、フロントガラスに映っているので、前を向いたままスピードを確認できます。
同梱の反射フィルムをフロントガラスに貼るともっとくっきり映りますが、私はフィルムが邪魔に感じたので、貼らないで直接投影していますが十分見えました。
また、あまり輝度を上げると夜の運転時にまぶしいため、ほどほどの明るさにしています(明るさも調整可能)。速度超過警告など、いろいろな機能もありますが、私は純粋にスピードメーターとしてのみ使っています。
お手軽にスピード違反取り締まり対策、安全運転対策として何か導入したい……という場合、ひとまずこちらを試してみてはいかがでしょうか。
DATA
Favoto | ヘッドアップディスプレイ
容量:200g
サイズ:奥行き × 幅 × 高さ=9.2 x 5.5 x 1.3 cm
【※出典】下記データより算出(編集部調べ)。
・年間の交通反則者納金……770億円
《出典:警察庁/交通安全対策特別交付金勘定に関する情報開示 平成20年度 》
・平成28年中における車両等の道路交通法違反(罰則付違反)の取締り件数……673万9199件
《出典:第1編 陸上交通 第1部 道路交通 第2章 道路交通安全施策の現況 第5節 道路交通秩序の維持 1.交通指導取締りの状況 平成28年》
・免許更新時講習の、違反運転者講習の受講者数 ……3,269,219人
《出典:警視庁HP運転免許統計(平成27年度版)6 講習及び講習予備検査関係 (2) 更新時講習の受講者数の年別推移 平成26年》
上記より、
(7,7000,000,000円÷6739,000件=)1回の交通反則金の平均 約1万1426円
(6,739,000件÷3,269,000人=)違反をおこなっている回数は1人あたり年2.06回
一人当たり、年間2万3537円を支払っている計算。20歳から70歳までの50年間運転した場合、生涯に払う交通反則金は年間2.3万円×50年間=106万円と算出しています。