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働き方改革の一端として、副業が解禁される会社も増えています。副業に限らず、ビジネスを興したいと思ったとき、事業計画書を作るセミナーに参加する、という人もいるかもしれません。しかし、私はそのようなものは不要だと考えています。
事業計画書より大切なホームページ制作
大勢の人を動かす事業や、お金を借りる必要がある場合は必要ですが、個人がやるビジネスに完璧な事業計画書は無意味です。なぜなら、事業はやってみなければわからないし、売上だってどうなるかわかりません。商品も価格も売り方も、必ず軌道修正を迫られるからです。説明が必要ならコピー用紙のウラにペンで書きながら話せばいいだけです。
事業計画書作りは時間の無駄でしかない、というのが私の考えです。そもそもパワーポイントできれいな企画書を作ったとして、一体誰が喜ぶのでしょう? それよりも大切なのは、ホームページの制作です。なぜなら、ホームページの文章や構成を考えることが、イコール事業プランになるからです。
自分でやるからこそ、提供する商品やサービスは、一体どういう特徴があるのか、自分たちは何者なのか、料金の支払い方法はどうするのか、問い合わせフォームに書いてもらいたい項目の設定など、事業を進めていくのに必要なことのすべてを考えることになります。
たとえば、「よくあるQ&A」というページを作る場合、顧客は「何で迷うのか?」「何を不安に思うか?」「何を聞きたいと思うか?」ということを、顧客の目線で想像します。
この検討を通して「返金制度を設けよう」とか、「電話番号を明記しよう」とか、「クレジットカード決済を導入しよう」といったサービスの深化につながるのです。
最初から完璧を目指さず、準備6割でローンチする
事業計画書を作るヒマがあれば、1分でも早く商品・サービスをリリースすることです。なぜなら、動けば次の課題が見つかるからです。それで顧客の反応があったり、全くなかったりして、次はどうすべきかがわかります。そうやって走りながら軌道修正していくのです。その商品・サービスも、6~7割程度の完成度でいったん発売します。最初は、売れないかもしれません。では、なぜ買ってくれないのか、友人知人に聞いてみる、売れている企業の商品・サービスを比べてみる、広告宣伝手法を変えたほうがいいかもしれない、などと改善点が見えてくるものです。
最初から完璧を目指し、準備万端になってからスタートするより、そうやって試行錯誤することで、完成度が高まっていくし、経験値も上がっていくのです。
やってみないとわからない! だからこそ、適当さも必要
私も昔は頭でっかちでした。最初に大失敗したのは、不動産購入者向けの物件情報検索サイトです。始めから資金をがっつり投入してシステムを作ったせいで、「ここを変更しないといけない」となったとき、修正の費用が足りなかったのです。また、不動産会社を立ち上げたときのことです。最初はリノベーションビジネスを考えましたが、売れませんでした。
そこで、当座の運営資金を賄うために不動産仲介をしようと考えたのです。しかし、これも思うように顧客を集めらず、税理士事務所など、お金持ちの顧客を持っているところにアプローチしましたが、やはり売れませんでした。
仕方なく、自社でセミナーを開催したところ大当たり。それ以降はセミナー営業に切り替え、リノベーション事業は全く手を付けることなく今に至っています。
私の経験が例外というわけではなく、商品やサービスはどんどん変わっていくのと同様に、事業形態や関わり方も、どんどん変わっていくものです。
だから、商品が完璧にできてから売りだそうとか、準備を万全にしようとか、最初から高価な道具を揃えたり、多額の資金を投入したりしない、適当さも必要なのです。
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