転職成功おめでとう! そんなあなたのためにちょっとしたマネーハックをプレゼント
4月に転職を予定しており、有給休暇の消化期間に入っている人もいるでしょう。連続して仕事に行かない日々があるのは新鮮であり、ちょっと不安にも感じたりします。あるいは仕事の引き継ぎが終わらず、有休を使い切れずに4月を迎えそうな人もいることでしょう。転職先があなたを待っている以上、有休を使い切れないのは残念ですが、しっかり引き継ぎができれば新天地があなたを待ってます。
さてマネーハックの連載としては、次のステップに進むあなたにお金のコツを教えたいと思います。特に転職が初めての人のためのちょっとしたコツです。たぶん、「あ、言われてみればなるほど」というヒントがあるのではないでしょうか。
ヒント1:スーツと靴は買い換えないし、ランチ代も値上げしない
年収が増える転職を成功させたとき、最初に考えるのはあなたの生活水準の引き上げでしょう。たとえば、ちょっと高いスーツや靴を買いに行って新しい職場に初出社しなければ、とか考えたりします。年収が上がるのだから、今より新しくて広くて都会に近い部屋に引っ越そうとか考えて、住宅情報サイトを検索する人もいます。あるいはランチ代を毎日数百円くらい値上げしてもいいかも、と今から楽しみにしているかもしれません。
しかし、ご褒美といって大きな買い物をするのは、最初のボーナスが出るまで待つべきですし、日常生活の予算は当面、現状を維持してみてください。
確かに高年収の社員は、高いスーツを着て高いランチを食べています。だからといってそれに最初から付き合う必要はありません。むしろ、あなたが自然体でいられるところで転職後の生活をスタートし、きちんと成果が出て続けられる確信があってから、生活のグレードアップをすればいいのです。
ヒント2:絶対に貯め癖をつける
今まで貯められていた人は、その資産形成ペースを必ず増額し、今まで貯められていなかった人は、貯蓄を必ずスタートします。これは転職で年収が上がった人が、必ずするべきことの1つです。年収がどれだけ上がっても、生活コストをその分上げれば貯蓄は増えません。また「年収が上がったら貯金するよ、今は無理だけど」という人のほとんど全員が、年収が上がっても貯金はしないものです。
これではあなたの人生は、長い目で見て良くなりません。この春のキャリアアップは、必ず貯蓄アップにつなげてこそ意味がある、というくらい覚悟をしてほしいと思います。
とりあえず、給料が上がる額の数割、できれば半分を積立定期預金に設定しましょう。今まで暮らせた金額なのですから、増えた分を貯金することはできるはずなのです。
ヒント3:年収が上がったら、仕事に関する専門書籍を少し買う
あなたの年収が上がったのであれば、新しい会社はあなたに今までより高い能力を求めていると考えておくべきです。だとすると、今のビジネススキルをさらにバージョンアップさせることも考えておかなければいけません。業界専門誌など、やたら高いものは会社が買ってくれるものを回覧などでチェックするしかありませんが、年収が上がった分の数%くらいは専門書籍に変えてみてください。
あるいは自分に弱みがあって伸ばすべきビジネススキル、例えばコミュニケーションスキルやプレゼンスキルなどの本を買うのもよいと思います。
自分で買うということは、自分で書籍の価値や自分にとっての必要性を判断するということです。大型書店でどれを買うか思案する時間もまた、あなたをレベルアップさせることになるでしょう。
今回の転職をあなたの人生のステップアップにしよう
多くの人が転職をするようになりました。ある調査では、転職を一度もしないで定年を迎える人はもう3割くらいなのだそうです。しかし、新しい会社への転職をよいキャリアアップとするか、キャリアのスライド(横滑り)で終わらせるかはあなた次第です。また、今回の転職が次のさらなる転職を導き、さらにキャリアアップにつながることもあります。
そんなとき、今回のちょっとしたお金のヒントが役立てばと思います。新しい会社でぜひ、がんばってください!