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今この俳優がアツい!2018年注目の実力派若手俳優たち

いよいよスタートした2018年、今年もたくさんの素晴らしいドラマが生まれそうです。画面の向こうでキラリと光る演技を見せてくれる新時代の実力派俳優たち、今年一気に飛躍しそうな期待の5人を紹介します。

竹本 道子

執筆者:竹本 道子

ドラマガイド

2018年注目の実力派若手俳優5名を紹介!

日々新しい演じ手が生まれるドラマの世界、カッコいいだけでも、うまいだけでも、どこか物足りない厳しい世界とも言えます。そんななかキラリと光る存在感で注目したい2018年期待の俳優5人を紹介します。
 

北村匠海:どんな役も、しなやかに演じるミラクルな20歳

どんな役もしなやかに演じる北村匠海

どんな役もしなやかに演じる北村匠海


ダンスロックバンド「DISH//」のボーカル&ギターを務めるなどアーティストの一面を持ちながら、俳優としても驀進中の北村匠海。2016年の『ゆとりですがなにか』では、観ているこちらがなかったことにしたいくらいの、空気の読めない大学生を怪演、2017年には『君の膵臓をたべたい』でフレッシュな演技を見せました。彼の引き出しの多さと引き出しの大きさに驚きました。

つかみどころのないハチャメチャな少年を演じた『鈴木先生』、過激で生々しい青年を演じた映画『ディストラクション・ベイビーズ』、今にも壊れてしまいそうな切ない高校生を演じた『相棒 season11』の名作「バレンタイン計画」、いくつもの心模様を違和感なく見せる北村匠海、大胆なことをあっけなくできてしまう、そんなふつうの若者を演じる感性は唯一です。作品の「伝えたい想い」をつかみ取る鋭さ、その想いを伝える旨み、そんな奥深さを20歳にしてにじませる、天性の「俳優力」があるのでしょう。

2018年、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ)や映画『OVER DRIVE』で、さらに新しい世界に挑む北村匠海、期待できます。

 

井之脇海:すべての時代に溶け込む、美しい佇まいが映える

透明感のある演技が印象的な井之脇海

透明感のある演技が印象的な井之脇海


まっすぐに見据える視線が印象的、『午後の紅茶』(キリンビバレッジ)や『ピンときちゃった!』(東芝ライフスタイル)といったCMのなか、その清々しさと透明感で視聴者を魅了する俳優・井之脇海

大ヒットしたNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』では、主人公の姉を想う心優しき弟を調理白衣で熱演、同じく朝ドラ『ひよっこ』では音楽を愛する青年をさわやかに演じています。大河ドラマ『平清盛』『おんな城主 直虎』といった大作にも出演、古い時代を違和感なく生きます。そんな時代から平成の現代まで、さまざまな時代の持つ匂いをすんなり身にまとう空気は彼ならでは。映画『月子』では人間の光があたりにくい部分を、ある凄まじさを持って熱演、躊躇を感じさせない秘めたる強さに、無限の可能性を感じます。

3月には主演の『デッドフレイ%%KISHUIZON_NYORO%%青い殺意%%KISHUIZON_NYORO%%』がNHKで公開、死の沼へ足を踏み込む難しい役を彼がどう見せるのか、興味は尽きません。俳優としての凛と、やわらかい雰囲気の向こうで沸き上がる信念は、未来をぐいぐい広げそうです。

 

健太郎:「今、彼にしか演じられない」で魅せる

力強い演技にも注目の健太郎

力強い演技にも注目の健太郎


若いからこそ表現できることがあります。しかし若い誰もが表現できるかというと、それは違います。心のなかに隠し持つ刃、鮮明ではないけれど未来を映す青写真、いくつもの未完のピースを持っている希少な俳優が健太郎です。

『昼顔%%KISHUIZON_NYORO%%平日午後3時の恋人たち%%KISHUIZON_NYORO%%』での大人びた高校生や、映画『チア☆ダン%%KISHUIZON_NYORO%%女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話%%KISHUIZON_NYORO%%』の、素朴でまっすぐな高校生は今も鮮明です。正義感の強いハッカーを演じた『相棒 season16 元日スペシャル サクラ』では、ピストル片手に暴走へ駆り立つ極限の表情と、逮捕後の面会で見せた穏やかな表情がグッと心にしみました。

実力派俳優たちが迫真の演技で迫る連続ドラマWにも出演、『コールドケース%%KISHUIZON_TILDE%%真実の扉%%KISHUIZON_NYORO%%』や『犯罪症候群 Season2』の重たく乾いた世界に溶け込み、複雑な境遇から生まれる心情を、閉ざしたり爆発させたりして、私たちを身震いさせました。『春が来た』(WOWOW)や映画『犬猿』でさらに飛躍した演技を見せてくれそうな健太郎、2018年3月20日(予定)には初の写真集『G健太郎』が発売されます。
 

成田凌:ふと見せる表情に、彼だけが持つセンスが生きる

『キセキ ―あの日のソビト―』(画像はAmazonより:http://amzn.asia/9acXILN)

軽やかな歯科大生を演じた『キセキ ―あの日のソビト―』(画像はAmazonより:http://amzn.asia/9acXILN


ふと切なくなる、ふと笑顔になる。ふと生まれる感情を鮮やかに見せる俳優、成田凌。ショートフィルム『ティファニー・ブルー』(ティファニー×ゼクシィ)、TV-CMのスピンオフ動画『TOKYO』(サントリー クラフトボス)、数々のスペシャルムービーに登場する彼の表情に、私たちは「…だよね」と、その想いを心地よく共有します。

映画『キセキ%%KISHUIZON_MINUS%%あの日のソビト%%KISHUIZON_MINUS%%』の軽やかな歯科大生、『新宿スワンII』のやんちゃな青年、都会の風景に溶け込むクールな存在を見事に演じてきた彼が、2017年『コード・ブルー ードクターヘリ緊急救命ーTHE THIRD SEASON』では気弱だけど患者に寄り添うフェロー灰谷俊介を好演、胸が熱くなりました。

彼の洗練された気負いない演技には余白があります。そこに風が吹き、光が差す。完成されていないから、私たちはその想いを心地よく共感できる。演じる人物の熱量を微調整できる成田凌は、これからも人間の「ふと」を気持ちよく見せてくれることでしょう。2018年に出演する映画『ニワトリ★スター』や『コード・ブルー』、朝の連続テレビ小説『わろてんか』に、早くも胸が高鳴ります。

 

 
 

 竜星涼:スケール感ある演技で次の時代を切り開く

感動の実話を志田未来と演じた『泣き虫ピエロの結婚式(画像はAmazonより:http://amzn.asia/bxj8qXi )

感動の実話を志田未来と演じた『泣き虫ピエロの結婚式(画像はAmazonより:http://amzn.asia/bxj8qXi


長身×スレンダー=ワイルドを生かした戦隊ヒーローから、その枠を超え、さまざまな表情を見せてくれる竜星涼

2017年は『小さな巨人』『ひよっこ』『オトナ高校』と話題作に登場、『ひよっこ』では主人公に想いを寄せる心根の優しい警察官をハートフルに演じ、視聴者の心を癒しました。彼らしい謙虚さ、背筋の伸びた姿勢が、スケール感のある演技を支えているようです。毒舌教師を演じた『オトナ高校』でのキレキレな演技は話題になりました。映画『シマウマ』や『22年目の告白 -私が殺人犯です-』といった問題作にも意欲的に挑み力強くその存在感を確立しています。

3月からは劇団☆新感線の大人気の舞台『髑髏城の七人』のSeason極に登場、エネルギッシュな新感線の舞台で、熱い演技を見せてくれることでしょう。ドラマでは『アンナチュラル』がスタート、秘密めいた葬儀社の社員役で、メガネ姿の新鮮な竜星涼を見せています。

 

 
若い俳優たちが見せてくれる旬の演技は刺激的、2018年、彼らの活躍に期待しましょう。


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