家事

大掃除のコツ!スケジュールの立て方&手順をシンプルライフのプロが解説

掃除と片付けを同時進行させる大掃除。そのポイントは「スケジュールの立て方」と「進める手順」にあります。「時短」というキーワードをもとに、大掃除を楽しいイベントとして取り組む方法を、シンプルライフのプロがお伝えします。

香村 薫

執筆者:香村 薫

シンプルライフガイド

大掃除を時短するポイントは「スケジュールの立て方」と「進める手順」!

大掃除を時短するには2つのポイントが!

大掃除を時短するには2つのポイントが!

1年間のすすを払い、お正月の神様をお迎えする、これが大掃除です。古くは平安時代からの風習だそうですが、モノが少なかった昔と違って、今の時代はモノであふれており、大掃除が簡単には進まない!というご家庭も多いのではないでしょうか。

大掃除を時短するには2つのポイント、すなわち「スケジュールの立て方」と「進める手順」にあります。「時短」というキーワードをもとに、大掃除を楽しいイベントとして取り組む方法を、シンプルライフのプロがお伝えします。
 
【INDEX】  

大掃除の時短ポイント1:効率的なスケジュールを立てる

まず最初に行うのが大掃除のスケジュール化です。これをお母さん1人が行うのではなく、家族みんなで一緒に考えることをおすすめします。

というのも、お母さん目線ではどうしても「汚れ」にフォーカスしがち。家族みんなで、それぞれの不満や気になっていることを出し合うと、不思議と急に一体感が生まれます。

お父さんは週末や年の瀬ギリギリにならないと手伝えない、という場合もあるかと思います。「いつまでにやるのか」を明確にしておくことが大切ですね。

我が家のスケジュール表はこんなふうにいつも手書きです。
大掃除のテクニック

大掃除に向けて家の中で気になっていることを出し合う

「大掃除の見える化」ですね。これはぜひ取り組んでいただきたいです。
 

大掃除の時短ポイント2:手順は基本の4ステップで行う

続いては手順についてです。例年、どうやって進めるのが一番時短になるのか?を考えながら進めており、試行錯誤しましたが、今では一周まわって基本に立ち返っております。
  • ステップ1:モノを出す
  • ステップ2:空いた空間を掃除
  • ステップ3:要不要を精査
  • ステップ4:いるモノを戻す
結局、この4ステップが早いです。1~3のステップについては、以下で詳しくご説明します。

■ステップ1:モノを出す際のポイント
モノを出しながら「ジャンル分け」をしましょう。例えば、服であれば「使っている頻度で分ける」「気に入っているか、特に思い入れがないかで分ける」などです。
大掃除のテクニック

お客様の実例

書類であれば「誰のモノなのか?で分ける」「書類の種類で分ける」などのわけ方がありえます。
大掃除のテクニック

お客様の実例 

食品であれば、「賞味期限で分ける」という案があります。
大掃除のテクニック

お客様の実例

モノを出す前にざっと見渡して、どうやって分けようかを想定しておくと時短になりますよ。
 
■ステップ2:空いた空間を掃除する際のポイント
水回りの掃除というのは、汚れが溜まりやすく落としにくいモノ。私は水回りは大掃除をせずに、日々の掃除でやりこなします。

ぜひ今日から始めていただきたいのが、トイレやお風呂に入ったときにメラミンスポンジや歯ブラシを持ち込んで、1分間ゴシゴシすることです。
大掃除のテクニック

水回りの掃除はこれだけでOK

水だけでもじゅうぶんに汚れは取れますが、子供にやってもらう場合はパストリーゼ77があると、除菌もできていいですね。

また、掃除の中でも「油汚れ」については、私は年末の寒い時期には行わないようにしています。労力のわりに効果が出ないからです。油汚れは夏に!と割り切り、年末は埃やカビなどの汚れに対応してはいかがでしょうか。
 
家族に手伝ってもらう場合は、掃除グッズの買い出しからお願いしてみるのも手です。自分だけの掃除グッズ、最新の洗浄剤、などがあると、夫や子供もやる気アップ間違いナシです。
 
■ステップ3:要不要を精査する際のポイント
要不要の判断は時間がかかってしまうため、やる前に自分の中でのゴールを明確にします。
  • この引き出しに入る分だけを持つ!
  • 使っていないモノは手放す!
  • 使っていないけど気に入っているモノは捨てずに納戸に置く!
といった具合です。アタマの中でゴールイメージが無いと、全部出しても何をしていいかわからず、そのまますべてが元に戻ります。また、捨てすぎてしまってリバウンドする方も、自分の中でゴールを描いていなかった人です。
 

大掃除を始める場所は、どこからが正解?

まずは自分ですべてを決められる場所から取り掛かりましょう。たとえば、靴箱、クローゼット、キッチンなどです。家族にも自分の部屋からスタートしてもらいます。
 
続いて、共同場所である玄関収納、客室(和室)、洗面所です。
 
最後にリビングを行います。リビングの中でも「文具」のようにわかりやすいジャンルから着手します。書類は一番最後に残して、年の瀬にこたつでテレビでも見ながら精査することをおすすめします。
 
以上、お役に立てれば光栄です。

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