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フィリピン英語留学体験から考える効果と限界

英語ができれば全世界の企業が就職対象や取引先候補となり、収益の機会が広がります。そこで、私がフィリピン・セブ島の英語学校に7週間留学した経験を、短期語学留学を検討している人のご参考になればと思い、紹介します。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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ビジネスの機会を広げるにはやはり語学、特に英語ができたほうがよいのは、いうまでもありません。会社員なら全世界の企業が就職対象となりますし、事業家であれば全世界の企業が取引先候補となり、収益機会は格段に広がるでしょう。
 
私も海外不動産投資に取り組んでいて、現地の業者とのコミュニケーションが増えたこともあり、数年前にフィリピン・セブ島の英語学校に7週間留学しました。今回は、そこでの経験を紹介することで、これから短期留学を検討している人のご参考になればと思います。
 

留学体験記①:授業料は1レッスン50分で約600円

最初はアワアワして言葉が出てこず、相当疲弊していましたが、3週目くらいになるとなんとかレッスンについていけるようになりました。自分が言いたいことを言えなくても、あとで先生が別の表現で言い直してくれるため、使える表現も増えました。やはり、マンツーマンは密度が濃いです。
 
私が通った学校は1レッスン50分あたり、約600円。スカイプ英会話より、ちょっと高いくらいです。英語学校の先生の多くは、まだ20歳前後と若い女性ばかりですが、大学で英語を専攻していたりして、発音もきれいです。

米軍が減ってからフィリピン人の発音は、訛りが強くなったという人もいますが、大学で英語を専攻してきている学校の先生に限っては、ほぼ英米人に近いです。
 
また、学校によってもかなりカラーが違うそうで、内容は先生任せで雑談で終わる、という学校もあるようなので注意が必要です。そんなこんなで、短期英語留学の効果と限界が見えてきました。
 

留学体験記②:得られた「効果」と気づいた「限界」

留学で得られた効果の1つは、今自分がもっている語彙の中で、いかにコミュニケーションを取るかという力が養われるという点です。一方で、それが限界でもあると思いました。劇的に語彙も構文力も上がるわけではありません。

そもそも7週間というわずかな期間ですから、英語力が劇的にアップするということはありません。特に途中から加わる生徒を見ていて感じるのは、最低限の語彙やイディオム、基本構文はインプットしておかないと、「ただ話す度胸がついただけ」で終わりそうな懸念があることです。
 
フィリピン語学留学

スピーキング力やリスニング力はアップしますが、語彙や基本構文などはある程度インプットしておく必要があります。


もちろん学校では丸一日英語漬けなので、リスニング力もそれなりに上がります。しかし、子供の頃から英語に触れているフィリピン人に比べ、そう簡単には埋められないハードルがあるのも事実です。フィリピンでは小学校でも、教科の半分以上が英語で行われ、中学校ではほとんどの授業が英語で教わるそうなので、英語に触れてきた時間がまるで違います。
 
そしてもう1つ得られ効果は、「今後取り組むべき英語学習の努力レベルと方法がわかった」ということです。
 
1日1時間程度の自宅学習では、使えるレベルにはならないと痛感しました。同じく週2回ほど英会話スクールに通ったくらいでは、やはり使えるレベルになるのはなかなか難しく、膨大な量の自学自習が必要です。スクールは、自学自習で覚えた単語や表現が、口から出てくるかどうかを確認し、出てくるように訓練する場ではないかと思います。
 
一方、もう1つの限界としては、全体的に話すスピードがゆっくりなので、英米人との会話ではついてけないということです。これは日本の英会話スクールでも同様で、日本人受講生のためにわかりやすいよう話してくれます。

私も自信がついて、アメリカ不動産投資でお世話になっているアメリカ人(奥様が日本人)が来日したときに一緒に食事をしたのですが、速すぎてついていけず。やはりネイティブレベルのリスニングは、別途学習が必要です。

いかがでしたでしょうか。あくまでも、私の経験を踏まえたフィリピンでの短期語学留学の効果や限界について紹介しました。これから語学留学を検討している人のご参考になればと思います。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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