ドゥバイヨルが、あのグランプラスに旗艦店をオープン

日本のチョコレートファンにお馴染みの人気ブランド「ドゥバイヨル 」が、グランプラス(Grand-Place)にオープンしました。作家 ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」と称賛した、世界的に有名な観光地に、エレガントなフラッグシップショップが堂々のオープンです。

ドゥバイヨル  グランプラス店

ドゥバイヨル  グランプラス店

 

ドゥバイヨル  グランプラス店の場所

グランプラスはベルギーの首都、ブリュッセルの中心地にあります。1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。ギルドハウス、と呼ばれる同業者組合による歴史的な建物が広場の四方を囲み、現在建物の1階はレストランやお店が連なっています。

私にとっては、3年ぶりに訪れるグランプラス。一目見て大好きになった場所ですから、ブリュッセルに到着した先日の夜は、早速下見を兼ねて足を運びました。

ドゥバイヨル  グランプラス店

グランプラスの夜。これが市庁舎です

もう、ため息が出るほど美しいです!

グランプラスは、朝も夜も、どの時間に訪れても表情が変わります。こんなに麗しい広場にお店ができるなんて。しみじみ感動しました。ドゥバイヨルのショップは、上の写真にある広場のシンボル、市庁舎のちょうど向かい側の角あたりにありました。

グランプラス店の中は?

夜があけて、翌朝。改めて歩いてグランプラスへ。

ドゥバイヨル  グランプラス店

ドゥバイヨル  グランプラス店

ドゥバイヨルのショップは、築300年以上の歴史ある建物が使われています。広場と調和した上品な佇まいで、いかにも「お店がここにあります!」といった派手さやアピールは皆無。グランプラスでは、景観を守るためお店の装飾は最低限に抑えられているのです。
ドゥバイヨル  グランプラス店

   店内から広場を眺めて

吹き抜けの天井に、ぽっと白いお花が咲いたように灯るエレガントな照明。グランプラス店のためだけに作られた特注品です。

1696年建築のこの館の名は「ル・プティ・レナール(小さな狐)」といいます。例えば、入り口にある石の柱は建築された当時のまま。

また、ご想像通り、世界遺産でもあるこの場所にはどんなお店でもオープンできるわけではありません。この地にふさわしい店が選ばれ、景観を乱さないデザインが義務付けられ、グランプラスという歴史的な広場が守られます。美を文化として大切に継承できるお店だけがここにあります。

グランプラスでドゥバイヨルのケーキやショコラを

では、ショップに入ってみましょう。

ドゥバイヨル  グランプラス店

ショコラやガトーショーケースが

1階はショコラやケーキが美しく並ぶショップです。そして2階はティールーム。ショーケースを眺めると、日本ではお目にかかれないオリジナルケーキがいっぱいです。

ドゥバイヨル  グランプラス店

 

創業者 マルク・ドゥバイヨルが作ったレシピの人気ケーキの数々。どれもオーダーしたい気分に!
ドゥバイヨル  グランプラス店

ドゥバイヨル  グランプラス店

ショコラもベルギーらしく、グラム売りで販売されています。
ドゥバイヨル  グランプラス

日本でもおなじみのショコラの数々も

ケーキやショコラは2階のティールームで食べることができます。広々とした空間は心地よく、窓際の席からは、グランプラスを眺められます。
 

グランプラスで朝食を~ドゥバイヨルのティールームで

2階のティールームでの私のおすすめは、まずは朝食メニューです。朝9時からお昼近くまでオーダーできるので、軽めのランチにも。

私がオーダーしたのはこちら。

グランプラスで朝食を

「グランプラスで朝食を」

ドゥバイヨル  グランプラス店

ブリオッシュも美味!

グランプラスで朝食を、と思わずキャッチコピーをつけてしまいました!

嬉しかったのは、ひとつひとつ、すべてがきちんと美味しかったこと。パンはブリオッシュとクロワッサンかパンオショコラの中からひとつ選べます。上質なコンフィチュール、高級ホテルのようなフレッシュオレンジの搾りたてジュース、そしてあたたかいドリンク(コーヒー、紅茶など)がついて15ユーロ。グランプラスを眺めながらの朝食なら、良心的な価格だと思います。

さらには、8ユーロプラスすると、グラスシャンパーニュがつきます。「8ユーロでグラスシャンパーニュ??それもグランプラスの朝食で??」……と心の中でつぶやき、うれしい価格設定に感謝しつつ即座にオーダー(笑)。
ドゥバイヨル  グランプラス店

「グランプラスで朝食を」シャンパーニュと

そうなんです。私はシャンパーニュが大好きなんです。加えて私は、クロワッサンに添えられていたコンフィチュールが必ずシャンパンとあう、と確信して追加オーダーしたのですが、想像を超えるベストマッチでした。

PIPAILIONの「ZIA ARANCA」というコンフィチュールは、オレンジ&ローズマリーの香りが高く、ナチュラルで最高に美味。クロワッサンに添えてシャンパーニュといただくとベストマリアージュとなり、思いがけずシャンパーニュが進んでしまいました。

海外旅行は非日常ですよね。いつもよりちょっと優雅に、シャンパーニュをいただく時間もおすすめです。
 

ワッフルもおすすめ

ベルギーといえばワッフル、ですね。ブリュッセルを訪れたらマスト、という方も多いことでしょう。ドゥバイヨルには、本格的なブリュッセル風のワッフルがあります。

GAUFRE DE BRUXELLES DAM BLANCHE

GAUFRE DE BRUXELLES DAM BLANCHE

ブリュッセル中にワッフルがありますが、なかでもドゥバイヨルのワッフルは、チョコレートの美味しさが格別です。エクアドル産カカオをメインにブレンドした、創業者 マルク・ドゥバイヨルのオリジナルブレンドチョコレート。美味しいガナッシュをたっぷりとかけていただきましょう。

ワッフル自体もアトリエメイド。シェフパティシエのジル・ドゥマンジュによるレシピです。

そしてアイスクリームもドゥバイヨルの自慢。「マダガスカル産バニラが香り高くナチュラルな素材しか使いません。私はブリュッセルで最も美味しいバニラアイスクリームだと思います」と話すのは、ドゥバイヨル社の社長、デヴィッド・ジョルダーノさん。幸せそうにお話される笑顔が印象的でした。

ドゥバイヨル なら「グランプラスでほうじ茶」が叶う!

そして。これをぜひみなさんにお伝えしたいんです。美味しい「ほうじ茶」がいただけること。

え?意外……、と思いましたよね。ところがなんとこちらのティールームでは、京都の老舗「辻利」の日本茶が5種類も楽しめるのです。

私も経験がありますが、みなさんもありませんか? 海外旅行中にふと、すごく「日本の味」が恋しくなること。そんな時でも大丈夫です。ブリュッセルなら今後は、グランプラスのドゥバイヨルへどうぞ! ブリュッセル観光をするならほぼ100%の方が訪れるであろうこの場所で、ほうじ茶や煎茶が味わえるのは、日本人の私たちにとって嬉しいサービスです。

ドゥバイヨル  グランプラス店

本格ほうじ茶がティーカップとティーポットでサービスされます

オーダーするとこのようにしっかりヨーロピアンスタイルで登場しますが、しっかり日本茶です。これがもう……本当にふぅ~~と心癒されるんです……。

私はイタリアに数日滞在してからベルギーを訪れましたが、日本のお茶はなんだか体に染み入る感じでした。

ほうじ茶はショコラとの相性もよいのでぜひご一緒に。私が選んでいるのは「ダンテル」(アマレット風味のクリームのホワイトチョコレートコーティング)と「グリーン ドーン」(プラリネに砕いたピスタチオ入りビターチョコレート)です。
ドゥバイヨル  グランプラス店

玉露、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶があります

ドゥバイヨル社の社長、デヴィッド・ジョルダーノさんによると「本格的な宇治のお茶をティールームで提供したお店は、グランプラスの歴史上初めてです」とのこと。旅の途中にふぅ、とゆったり、一息ついてください。

人気のケーキ「メルヴェイユ」

ドゥバイヨル  グランプラス店から

ティールームで「メルヴェイユ」(5ユーロ)を

北フランスやフランドル地方でよく知られている伝統的なチョコレートケーキ「メルベイユ」は、スタッフの方がおすすめする一品。ここ10年くらいでフランス全土でもポピュラーになりました。

メレンゲが真ん中に入っていて、生クリームがたっぷり、チョコレートのフレークがかかっているのが基本構成です。ドゥバイヨル の「メルベイユ」はマルク・ドゥバイヨルによるレシピで、メレンゲをはじめ、全てがアトリエメイドです。

ドゥバイヨル社 社長インタビュー

ドゥバイヨル 社の社長、デヴィッド・ジョルダーノさんに、グランプラスにフラッグシップショップをオープンするまでのいきさつ、インテリアについてなどをお聞きしました。

ドゥバイヨル  グランプラス店

ドゥバイヨル社 社長 デヴィッド・ジョルダーノさん

ーグランプラスにお店を作られたと伺って驚きました。簡単なことではないのでは?

そうなのです。このロケーションを確保するためには、コンペティションがあり、あらゆる条件と手続きが必要でした。イメージのよいブランドに入って欲しいというのがオーナーの強い希望で、ひときわオリジナリティを持ったブランドに入って欲しいというのがより強い希望でした。それに適ったということです。

またグランプラスは、ユネスコをはじめブリュッセル県など、いくつもの機関、自治体が関わっています。この歴史的建造物を守るべく、遺産を管理する組織の意見がいくつも入ったうえで全てが決定します。それほどここは大切な場所なのです。

景観が美しく整えられています。どんなところに注意を?

まず建物の外側、窓なども変えることは許されていません。そして赤と緑のストライプはグランプラスのカラーですから、このカラーをいかして、お店の名前を表示します。

ーインテリアに高級感がありながら、もとても親しみやすいです。

コンセプトは「ブルジョワ エキセントリック」というスタイルです。ベルギーの典型的なラウンドシェイプを配し、シュールレアリズム、アール・デコの時代を思わせるスタイルにしています。

ドゥバイヨル  グランプラス店

ドゥバイヨル  グランプラス店

ソファや椅子に使われるファブリックは、ベルギーの有名なアーティストが手がけました。家具も同じアーティストがデザインしています。世界的な高級ブランドを手がけるチームですので、アッパーなセンスはあると思います。

グランプラス広場にはあちこちにゴールドが施されているので、広場からの延長感や一体感を出すために、さりげなく店内にゴールドを配しているのも特徴です。
ドゥバイヨル  グランプラス店

高級感と親しみやすさを両立

また「Joie de Vivre(ジョワドヴィーヴル)」を表現しています。贅沢感、ラグジュアリー感というよりは、大人のまるみを帯びたやわらかい表現です。オークを使ったテーブルも心地よいはずです。300年変わらない柱や、この建物だけがもつ雰囲気を生かして、他にはどこにもない空間でみなさまをお迎えします。
ドゥバイヨル  グランプラス店

 

ー日本からのお客さまにメッセージをお願いします。

 エントランスに置いてあるカードはみなさんへのメッセージ(「最後にあなたが自分をいたわってあげたのはいつ?」という意味)です。素材を選び、ブリュッセルにあるアトリエでパティシエやショコラティエが美味しさを追求し、心を込めて作ったチョコレートやケーキを、最高に心地よい場所でお召し上がりいただきたいです。日本語を話せるスタッフもいますので、グランプラスへお越しの際は、気軽にお立ち寄りください。

いかがでしたか? 私は今まで以上に、グランプラスが身近になった気がしています。みなさんもブリュッセル観光の際は、ぜひ新しいドゥバイヨルへお出かけになってくださいね。

■DATA
Debailleul
住所:1000 Bruxelles 37 Grand-Place
電話 :+32 2 503 49 70
営業時間:9:00~22:00
日本語を話せるスタッフがほぼ毎日います。オランダ語と英語とフランス語も可能。

■追記、グランプラスで発見、ドゥバイヨルファンのみなさんに速報!
「パッケージが大好き!」というファンが本当に多いドゥバイヨル。グランプラス店で一足早く、定番パッケージがリニューアルしていました。相変わらず大人可愛くて魅力的。
ドゥバイヨル  グランプラス店

ドゥバイヨル グランプラス店

日本では2019年夏頃から登場予定です(リボンなどは少し現地と変わるそう)。
ドゥバイヨル  グランプラス店

こちらもグランプラス店のみで現在使われているバロタン。とても素敵



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