貯蓄/貯蓄を増やす習慣

「お金が貯まる人」のクレジットカードの枚数は?

「クレジットカードは何枚がおすすめですか?」と、よく聞かれます。さて、正解は何枚でしょうか。お金が貯まる人・貯まらない人に取材を重ねているガイド西山が、クレジットカードのベストな枚数についてお伝えします。【2021年10月更新】

西山 美紀

執筆者:西山 美紀

貯蓄ガイド

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クレジットカードの枚数、この考え方なら、一発でわかります!

クレジットカードは、いつの間にか増えてしまうもの。お店で買い物をして「今カードを作れば、10%オフになりますよ!」とすすめられてつくったものの、結局そのお店にはほとんど行かないのにカードはそのまま……なんてことがありませんか? さて、あなたはクレジットカードを何枚持っているでしょうか。
さて、あなたの場合は何枚がぴったり?

さて、あなたの場合は何枚がぴったり?

 
「クレジットカードのおすすめの枚数」といっても、実は、みんなに当てはまるおすすめの枚数はありません。なぜなら、カードの利用目的も、日々の忙しさも、マメさ加減も、人によって大きく異なるからです。
 
そこでガイド西山がお伝えしているのは、「数カ月に1度、WEB明細にログインをして確認ができる枚数」です。これこそが、自分にとってのベストな枚数なのです。
 
最近は、WEB明細が増えました。以前は、カードの利用明細が郵送されてきたので、封を開ければすぐに確認できましたが、WEB明細ですと、クレジットカードの専用サイトを開き、IDやパスワードを使ってログインしないと見ることができません。
 
「IDなんだっけ? パスワードどれだっけ?」とあたふたしてしまい、結構面倒ですよね。何度も間違えて、ロックがかかってしまったり……(涙)。
 
そんなこんなで「明細なんて、1年ぐらい見ていない」「銀行で引き落とされた後に、1カ月あたりの利用額の総額だけわかる状況」という人も、実は多いのではないでしょうか。
 

面倒だからといって、WEB明細を確認しないでいると…

では、カードの利用明細をまったく見ないで放置していたら、どうなるでしょうか。自分が何にいくら使ったかもわかりませんし、無駄な出費にも気づけません。万一不正利用があっても気づかないまま、不正利用されっぱなしかもしれません。
 
ポイントをせっせと貯めていても、有効期限が切れてしまい、気づかないまま時が過ぎているかもしれません。年会費がかかるカードもあり、日々忙しいと毎年引き落とされていることを忘れている人もいるでしょう。
 
今は忙しい時代。さまざまなものをWEBで確認する必要があり、持っているクレジットカードが増えれば、確認すべきものも増えます。それが煩雑だと感じているなら、自分にとってクレジットカードの枚数が多すぎだということがわかります。
忙しい人は、ぜひクレジットカードの枚数を見直してみて。

忙しい人は、ぜひクレジットカードの枚数を見直してみて


「お気に入りの店舗でお得になるし、よく利用するカードだから手放したくない」などと大事に思えるカードに絞れば、WEB明細も自然と確認しようと思うもの。WEB明細を定期的に確認できれば、無駄な出費に気づくことにもつながり、貯めたポイントを有効活用できて、その分お金が貯まるようになります。
 
もし、日々忙しいうえに面倒なことが苦手で、「IDとパスワードでログインなんてしている時間も気力もない」という人なら、1枚や2枚など、最低限に絞るのがベストでしょう。
 

コロナ禍で生活が変わった人も要チェック

さらに、自由に外出をしたり、出社・出張・旅行をしたりしていた頃と大きく変わり、在宅時間が長くなった今、使うクレジットカードが変わった人もいると思います。

会社帰りに寄っていたあのお店で割引がきいたカードも、今はほとんど使っていないかもしれません。一度変わった生活習慣は、もとに戻らないこともよくあります。

そのため、ここ半年~1年くらいのカードの利用状況を考えてみましょう。あまり使っていないカードはあるでしょうか。そのカードは、今後使うことになりそうでしょうか、もし自由に外出できるようになったら、使うようになるかどうか……そう自分に問いかけてみて、カードの要不要を見極めてみましょう。
 

カードを減らしたくない人は、ここを忘れずに!

とはいえ、カードの枚数を減らすことに抵抗がある人もいるかもしれません。「WEB明細を確認するのは、まったく苦ではない」という人なら、4~5枚以上持っていても上手に使いこなせるはずです。

カードを減らしたくない人は、カードを利用するたびにメール通知が来るサービスを利用して、不正利用や無駄遣いがないかをチェックしたり、家計管理アプリに持っているカードをすべて登録して、1カ月あたりどれくらい使っているかを確認したりすることもおすすめです。

とはいえ、カードの枚数が多すぎると、例えば年会費がかかるようになったり、ポイントの条件が改悪になったりした際に気づかず、いつの間にか以前より損をしているかもしれません。

忙しい今の時代。カードに振り回されることのないように、自分がコントロールできる枚数に絞ることが、やはり賢明なのではと思います。
 
さて、あなたの場合はいかがでしょうか。一度考えてみて、自分にぴったりあうクレジットカードの枚数に絞って、上手に使っていきたいですね。


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