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パソコンの液晶モニター、スペック表の見方(2ページ目)

パソコンの液晶モニタの解像度などスペックを比較する見方をわかりやすく解説。失敗しないPC液晶モニターの選び方をご案内します。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド

スペック項目の見方(1)

では、液晶モニタのスペックに書かれている項目の中、主なものを見ていきます。

  • 画面サイズ
    ……液晶モニタの表示画面の、左上から右下(または、右上から左下)までの長さです。単位は「インチ」(型)。これが大きくなるほど、モニタは高価になります。現在では、15~19型が標準的ですが、20型以上のものも低価格化が進んでいます。

    解像度
    解像度が高いほど、画面に表示できる情報量が多くなる
  • 解像度
    ……モニタ画面のきめ細かさを「解像度」といいます。画面に並ぶ点(ドット)の数であらわされ、「縦×横」の数値で示します。この数値が高いほど、画像を構成する情報が多いことを意味し、高画質で画面を広く使うことが可能です。

    モニタの解像度には、800×600(VGA)、1024×768(XGA)、1280×1024(SXGA)、1600×1200(UXGA)などがあり、「W」や「+」がつく変形型もあります(1440×900の「WXGA+」、1920×1200の「WUXGA」など)。

    この違いは、Microsoft Excelのワークシートを表示させてみると、よくわかります。標準の状態では、各解像度ではセルは以下のように表示できます。解像度が高いほど多くのセルを一度に表示可能なわけで、縦横へのスクロールの手間がはぶけ、作業が効率的に行えます。
     
  • 1024×768(XGA)……横:A~Mまで、縦:1~33まで
  • 1280×1024(SXGA)……横:A~Qまで(XGAにプラス4列)、縦:1~47まで(同プラス14行)
  • 1600×1200(UXGA)……横:A~Uまで(SXGAにプラス4列)、縦:1~57まで(同プラス10行)

    おおむね15型モニタはXGA、17型はSXGAですが、19型ではSXGAと変形のものがあり、画面サイズと解像度が常に照応するわけではありません。画面サイズが違うのに同じ解像度である場合、サイズの大きいモニタの方が、文字が大きく表示されます。
     
  • 輝度
    ……画面の明るさを示します。液晶モニタには発光用のバックライトが内蔵されていますが、その明るさやパネル内にあるカラーフィルタによって、輝度は変化します。輝度の単位は「cd/m2」(カンデラ)で、数値が高いほど明るくなります。

    輝度は設定の変更で調節できますが、あまり明るすぎると、白い部分がとんでしまします。また、輝度を上げすぎると目に負担がかかるので、長時間利用するユーザーは注意しましょう。

    最近のモニタでは、最大輝度の平均値は300~450cd/m2です。

    コントラスト比、応答速度、入力端子……>>NEXT


    Page1:液晶モニタはどう選ぶ?
    Page2:サイズ、解像度、輝度
    Page3:コントラスト比、応答速度、入力端子
    Page4:その他のスペック
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