レイヤーカットとはどんなテクニック? グラデーションとの違いは?
よく聞くレイヤーカットとはどんな髪型?
レイヤーデザイン、レイヤーカット、など呼び方は様々ですが、「レイヤー」とはカットの技法のことを指します。英語で層という意味があり、髪に段差をつけていくテクニックです。
横に引き出してカットする時に、上の髪が短く下が長くなるようにカットします。その毛束を真下に下ろすと、毛束に大きく段差がついて髪の厚みが減り、動きやすくなります。髪に軽さ、動き、立体感を出したい時に使われるのがレイヤーの特徴です。
レイヤーヘアのメリットは?どんな効果があるの?
・毛先が軽やかなので、華やか&フレッシュ・毛量が多い人もスッキリしたデザインに
・髪の量が減り、動きが出しやすいので小顔効果がある
シャギーも毛先をすいて軽さを出すテクニックですが、基本的にレイヤーかグラデーションでベースをカットした後に使用します。またベースカットのもう一つのテクニック、グラデーションは、上の髪が短く下が長くなるようにカットします。そのためレイヤーとは逆に、ボリュームや丸みが出るので、重さのあるスタイルに向いているテクニックです。
レイヤーカットの代表的な種類とその効果
上を長く下を短くカットするレイヤーですが、その長短の付け方で仕上がりに差が出てきます。<ハイレイヤー>
一番軽さの出るカット。引き出した髪の上と下の長さに大きく差をつけるため、髪の重さや厚みがなくなります。ウルフなど縦長のシルエットに使われるテクニックです。
<ローレイヤー>
レイヤーの中で一番重さの出るカット。引き出した髪の上が下よりも少し短くなる程度にカットします。毛先に軽さを出す時に使い、全体的に落ち着いた雰囲気に仕上がります。
<セイムレイヤー>
頭の丸みに沿ったシルエットに仕上がるカット。引き出した髪の上と下を同じ長さにカットするため、自然な段差がつきます。ふんわりとした優しいデザインに向いています。
<インナーレイヤー>
ベースカットが終わった後に、量感を調節するために入れるカット。髪の内側にレイヤー状にセニングシザーを入れていきます。重さを残しながら動きを出すことができます。
レングス別!定番のレイヤーヘアスタイル4選
小顔効果抜群!ショートレイヤー ハイレイヤーで縦長シルエットを作り、顔周りも動きをたっぷり入れたレイヤースタイル。全体のフォルムがコンパクトで、キュッと頭が小さく。さらに頬にかかる毛束が丸顔を引き締めてくれます。毛先の動きが軽やか!レイヤーボブ 重たい印象のボブスタイルも、レイヤーを入れるとこんなに軽やかに! あごラインのレイヤーボブは小顔効果が高く、人気の髪型です。バックはセイムレイヤーで頭の丸みに沿った柔らかいシルエットに仕上げ、顔周りはローレイヤーで重さを残すのがポイントです。
シャープなクール系ミディアム
スリークなシルエットでクールに決めるミディアムスタイル。ストレートのシャープさとレイヤーのコンパクトさを組み合わせ、仕事のデキル女性に。顔周りは長めに残すことで、輪郭もカバーできます。
レイヤーの王道!くびれロング
Aラインのシルエットはグラデーションで作るのに対し、レイヤーで作ったくびれはレイヤーならでは。重くなりがちなロングに軽さを与え、毛先の動きでゴージャスな雰囲気に仕上がります。
ちょっと差がつく!レイヤーヘア+パーマ
レイヤーの最大の特徴である軽さと動きをより引き立ててくれるのがパーマ。毛先のふんわり感で、誰でも愛され系女子に。毛先にカールをつけすぎると、巻き髪全盛期の古い感じになってしまうのでナチュラルなパーマがポイントです。ふんわりワンカールミディアム 直毛で硬さが気になっている人におすすめのワンカールパーマ。毛先のみにパーマをかけるので、派手になり過ぎずさりげなくイメージチェンジしたい人にもおすすめです。
上品さ溢れる大人ローレイヤー
周りと差を付けるなら、断然大人っぽさと品を兼ね備えたローレイヤー。毛束にまとまりがあるからツヤ感もアップ! 顔周りに適度な動きと束感がありエレガントな印象です。
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