ユニークなサポート体制も
そのほか、直接のサポートではありませんが、アップルのサイトにはユーザー同士が情報を交換し、助け合う「Discussion Boards」があります。メーカーのサイト内にこのような場所を設置しているのは、きわめて珍しい例だと言えるでしょう。Macユーザーには「教えたがり」が多いので、初心者ユーザーにとっては、抱えている問題を気軽に相談できます。かつて、アップル日本法人のサポートいえば、おせじにも評判がよいものではありませんでした。一方で、米本社のサポートレベルは高く評価されており、米国のあるメディアの調査では6年連続で首位を記録しています。これにのっとって、日本でも3~4年前から改善が取り組まれ、成果が出始めているそうです。
一体的なサービスが大きな特徴
Macを考える上で忘れることができないのは、Macではハードウェア、OS、主要アプリケーション(iLife、iWork、Apple Worksなど)のすべてが、同じアップルによって開発・サポートされているということです。Windows搭載PCの場合、ハードウェアは各メーカー、OSはMicrosoft社、アプリケーションは各ソフトウェアメーカーという具合にわかれています。もし問題が起こっても、最初に、ハードの問題なのか他の問題なのかという切り分けが必要になります。もし、OSの問題であっても、その情報がMicrosoft社から提供されていない場合は、各メーカーはいちいち問い合わせなければなりません。アップルは、社内でほとんどのプロセスが完結できるので、ユーザーへの対応スピードも速いという利点があります。
また、MacOS X 標準の機能「ソフトウェアアップーデート」では、OS、アップル社製アプリケーション、ハードウェアのファームウェアに至るまで、修正ファイルを一括して提供しています。ユーザーは、情報を集めてあちこちのサイトを見に行かなくてよいため、常に、Macを最新の状態にしておくことが可能です。
直接のユーザーサポートではありませんが、以上のような点も、Macの大きな特徴と言えるでしょう。
アップルのサポートを考える上では、直営店であるアップルストア店頭でのサービスも見逃せません。こちらについては、ノートパソコン・ガイドの上倉さんの記事をご覧ください。
Apple の対面サポート Genius Bar を探る(ノートパソコンガイド・上倉さんの記事)
関連サイト
●アップル●アップル-サポート
●アップル-Discussion Boards
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