スジの悪い失敗をどう避ける?

成功者の失敗論

失敗の扱い方こそが成功を手繰り寄せるか否かの分かれ道になります


『お金持ちは「スジの良い失敗」を知っている』では失敗におけるスジの良し悪しを説明してきました。ここではより「スジの悪い失敗をしない」ための方法論にフォーカスしていきます。

 

失敗を隠すのではなくオープンにする

悪い失敗を避けるには、自分の失敗をオープンにすることです。
失敗を隠そうとすると、「人にどう思われるか気になる」「こう思われたらどうしよう」などと周囲の目を気にして再挑戦に怯えてしまうでしょう。
 
しかし失敗を認めてオープンにすれば、周囲からは批判よりもフィードバックを受けられるかもしれません。仮に最初は責められたとしても、自分の責任を認めて改善を目指す真摯な姿勢を見せることは、後々「潔い」という評価になるかもしれません。
これは『お金持ちは「スジの良い失敗」を知っている』で書いた、「失敗を受け入れる」度量がなければできないことですが、それを繰り返すと、「失敗は恥ずかしいことではない」という強いメンタルが鍛えられます。
 
仕事であれば自分のチームや組織内で、プライベートであれば友人や家族と自分の失敗を、思い切ってシェアしてみることです。
周囲の意見によって失敗に対する捉え方に気づきが得られる場合もあれば、良い助言をもらえることもあるでしょう。
 
仕事上の機密やプライバシーに関連しない失敗ならSNSなどでカミングアウトしてみる。すると、リア充アピールの投稿にうんざりしている知人友人たちが、いろんな意見、そして励ましをくれるはずです。

 

難しいけど再起不能にならない目標設定をする

前回、スジの悪い失敗のひとつに、「心が折れて再起不能になること」を挙げましたが、これを防ぐ方法のひとつは、達成できないことはないけど簡単ではないという、自分の能力で届くか届かないかというギリギリのラインの目標を設定して取り組むことです。
 
たとえばマラソン初心者がいきなりフルマラソンに挑戦すれば、靴ずれを起こしたり、足が腫れたり痙攣をおこしたりしかねない。すると「もうコリゴリ」となってしまう。
そこでまずは「5キロマラソン」から始め、次は「10キロマラソン」、そして「ハーフマラソン」に挑戦してみるというように、ちょっと背伸びすれば達成できる挑戦を繰り返していくのです。
 
投資でも、一発逆転を狙ってフルポジションを張ったものの、反対方向へ振れて強制ロスカットに遭い、あえなく退場というのは避けたい。
これは起業や副業でも同じで、いきなり全財産を突っ込み、一か八かという賭けのような方法ではなく、手持ち資金をたとえば5分割し、あと4回は再挑戦できる余力を持っておく。
そして「まずは月収10万円稼ごう」「次は月収100万円稼ごう」とすれば、出費も自分の成長スピードや売上に伴って徐々に拡大できます。
仮に失敗しても、まだお金が残っているので再起や再挑戦ができる。
 
つまり、いきなり大きすぎる目標に向かって突撃するのではなく、かといってラクラククリアできるような小さ過ぎる目標でもなく、「イタ気持ちいい」ぐらいのストレッチできる目標を設定するのです。
達成後に筋肉痛になる程度の挑戦と失敗を積み重ねると、達成感や自分の成長を実感できるとともに、小さくても失敗があれば油断することがないので大ケガ(=大失敗)をしにくい。結果、絶望で再起不能という事態を避けることができるというわけです。

 

失敗という後悔を引きずらないために

失敗の内容によっては、「逃した魚は大きかった」という後悔や、「もうちょっとだったのに」というくやしさが残ることもあるでしょう。くやしさは次へのバネにできますが、後悔はどうすればいいか。
 
後悔とは、事実を受け止めることではなく自分を責める行為です。これが習慣になると、卑屈になって自己肯定感を下げてしまいます。「どうせ」「だって」「でも」という言い訳体質にもつながりやすい。
 
後悔を吹っ切るには逆説的ではありますが、次の挑戦を始めることです。失恋の苦しみを次の恋で癒やすように、新しいステップに足を突っ込めば意識はそこへ向かいます。後悔という雑念を思い出すヒマがなくなり、意識の端っこへ追いやることができるのです。

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