毎日の会食で太る一方?
高島勇二(たかしま ゆうじ)1974年生まれ。埼玉県春日部市出身。19歳の時にパソコンのカスタマイズや中古ソフト・ハードの販売事業を立ち上げる。98年にMCJ設立、2004年にはマザーズに上場を果たす。 |
ガイド:
金曜の20時ということですが、まだ会社ですか?
高島(以下、敬称略):
会社にいるか、もしくは会食ですね。毎日、18時からとか20時からとか、2回から3回の会食が入るんです。
ガイド:
毎日ですか? 太りませんか?
高島:
太ります(笑)。前は50キロぐらいしかなかったんですが、会社とともに大きくなって(笑)
ガイド:
貫禄がついたということでしょうか(笑)。
高島:
その後、22時とか23時に、プライベートで集まって。杉ちゃん(エスグラントコーポレションの杉本社長)や佐藤(ネットプライス社長)さんとか……。場所もいろいろで、友人の経営する飲み屋とかも多いですよ。
ガイド:
どんな話をされるんですか? やはりビジネスの……
高島:
どうしても仕事の話になりますね。違った業界の方だと、別な角度・視点で意見を伺えるのが貴重ですね。
ガイド:
なるほど。お誘いがあれば、積極的に出かけられる方なんですか?
高島:
そうですね。独身ですし、人生には70万~80万時間しかないですから、それをできるだけ有効に活用したいですね。いかにたくさんの人と出会えるかで、人生は変わってくる。それを、自分の殻に閉じこもったら損だと思うんです。
ガイド:
休日はどんなふうに過ごされているんですか?
高島:
昨日、初めてゴルフに行きました。前日に練習して行ったら、マメで手が血だらけに(笑)。悲惨なスコアでしたね(笑)。
ガイド:
クルマも好きと伺いましたが……
高島:
もともとクルマは好きで、いろいろいじっていたんですが、最近は運転する機会があまりないんです。飲むことが多いですしね。
趣味は「栗拾い」(笑)。ウケ狙いですけど(笑)。チェスとかお笑いビデオを見たりしますが、やはりビジネスのことを考えていることが多いでしょうか。
ガイド:
ところで、創業のころの「金曜20時」はいかがでしたか?
高島:
営業時間がちょうど20時で終わって、パソコンの組み立てを始める時間ですね。会社をつくって5~6年は、元旦を含めて1日も休めませんでしたし、睡眠時間は毎日3時間ぐらい。10人ぐらいで500台、1000台と組み立てていました。
ガイド:
それが現在のようになったきっかけというか、心の面での転機はどんなことなんでしょう?
高島:
5年目ぐらいにMCJをつくったんですが、そのあたりから、組織、システムで回るように会社がなっていきました。
それまでは忙しくて、まさに「井の中の蛙(かわず)」だったわけです。でも、もっと大きな視野で、企業としての戦略を考えなければいけないと考えるようになりました。
それには、いろんな経営者の方との出会いが大きかったですね。皆さん、友人でもあり、経営者としてはよきライバルでもあります。ですから、夕方やオフの時間の出会いや交流は、僕にとってはとても大事な時間です。
高島社長は坂本竜馬になりたいのだとか…。詳しくは次ページで。