パリのエリアガイド(4ページ目)

パリの左岸エリア

続いては、知的な香りとモダニズムが交差する左岸エリアです。パリを東西に流れるセーヌ川の南側に位置する5、6、7、13、14、15区の6区で形成されます。

最もパリらしいカルチェ（エリア）、サンジェルマン・デ・プレ

パリ最古の教会、サンジェルマン・デプレ教会 © Paris Tourist Office - Photographe : Amélie Dupont

サンジェルマン・デ・プレは、かつてはサルトル、ボーヴォワールといった著名な哲学者たちが集った有名カフェ、ドゥマゴとフロールがあるだけに、知的かつシックな香りのするエリアです。

靴屋街とも言われているレンヌ通り、雑貨店やブティックが並ぶサン・シュルピス通りなど、目的別に買い物できるのも嬉しいところ。

パリ最古のサンジェルマン・デ・プレ教会や、ダヴィンチ・コードの舞台にもなったサン・シュルピス教会などの有名な教会があるからか、賑やかながらも上品な雰囲気がここの特徴でもあります。

南には、セナと呼ばれる上院議会と同じ敷地内にリュクサンブール公園が広がります。犬の散歩をしているマダムや、子供と一緒に散歩をする若いママたち、のんびり読書を楽しむ学生など……パリの日常がここでかいま見られます。