香港の公用語は3つ! 広東語・英語・北京語
香港の公用語は3つ。広東語・英語・普通語(北京語:中国大陸の標準語)です。香港人が母国語としているのは広東語ですが、イギリス植民地時代だった影響や国際都市としての必要性から英語も話されています。また、1997年の中国返還に伴い、中国での標準語である北京語も公用語に加わり、街中で聞こえるようになりました。公共交通機関には広東語と英語のサイン
まず、香港に到着したら、市内に移動するためにエアポートエクスプレスや路線バス、タクシーなどを利用すると思います。エアポートエクスプレスをはじめとする電車・地下鉄そしてバスなどの公共交通機関には、駅名や停留所などの広東語名の隣に必ず英語の表示があります。もちろん、インフォメーションカウンターでも英語は通じます。
また、タクシーは空港で待機しているようなドライバーであればまず英語が通じますが、時には英語が苦手なドライバーもいるので、ホテルやショップのカードなど、行き先が書かれたものを用意しておくのがベターです。
交通機関で英語が通じなくて困る可能性があるのはミニバスくらい。ただ、乗り方も降り方も複雑なミニバスは、観光で乗る機会はほぼ無いと言えるので、心配ご無用です。
ビジネス&主な観光エリアでは英語が通じやすい
「香港では英語が通じますか?」と質問を受けるとき、「イエス」と答えていますが、必ず「エリアによりますが……」と補足しています。香港の英語が通じにくいエリア
外資系企業もなく、観光客も少ない住宅街や郊外では、広東語しか通じないケースがよくあります。どローカルな刺激を求めて旅する場合は、事前に簡単な広東語をメモしておくのが良いでしょう。
特に茶餐店(チャーチャンテン)と呼ばれるローカル喫茶店や麺やお粥の専門店などは、ローカルなほど英訳されていないので、事前に食べてみたいメニューの名前をガイドブックなどで調べたり、写真を用意しておくことをおすすめします。ただ、香港の人たちのすごいところは言語が通じなくてもボディランゲージや漢字を書くなどして意思疎通を図ろうとしてくれるところ。英語が通じるエリアでもそうではないエリアでも、心のコミュニケーションで素敵な旅をしてくださいね。