子どもにとって親と眠るメリットは?
24時間社会になって、刺激に囲まれた子どもは眠っている暇がなくなりました。睡眠を奪われた子どもたちには、いろいろな問題が起こっています。
夜更かしは知能の発達を遅らせ、学校の成績も悪くします。夜のカロリー摂取が増え、一方で日中の活動量が減るので、子どもでも肥満や生活習慣病が増えます。気持ちを落ち着かせる脳内物質の「セロトニン」の働きが悪くなって、キレる子どもや逆にうつ状態になる子どもも目立ってきました。
子どもの生活習慣は親の影響を受けます。
特に、就寝時刻は母親の影響が大きいことが知られています。また、夜更かしの子どもにその理由を尋ねると、「親が起きているから」という回答が多くあります。ですから、親が子どもと一緒に眠ることで、子どもは早く眠れるのです。さらに、心配事などがあって一人でなかなか眠れない子どもも、親と一緒なら安心してよく眠ってくれます。
子どもを気持ちよく寝つかせるコツ
- 食事と入浴が終わったらすぐに布団へ
食器洗いや風呂掃除は後まわしにして、親も子どもと一緒に布団に入れば、子どもは安心して寝つきやすくなります。このときに、親も眠ってしまっても構いません。夜中あるいは朝に目覚めたら、やり残した家事を済ませばよいのです。
- 寝る前30分はテレビ・スマホを我慢、叱ることも控える
親も子どももグッスリ眠るためのコツ
- 寝付いてから30分は待つ
- ポケットコイルのマットレスを
- 掛け布団は十分な大きさを
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