投資信託/投資信託(ファンド)の基礎を学ぼう

投資信託とは? 初心者向けにわかりやすく解説!

投資信託とはその名前のとおり、専門家を信じて、投資するお金を託すという商品。最大のメリットは、どんな銘柄をどのタイミングで買うかをプロにおまかせできることです。投資に興味を持ったものの、いきなり株やFXに挑戦するのは難しい、そんな投資初心者にぴったりなのが「投資信託」です。ここでは投資信託のメリットや種類、注意点などを詳しく解説しましょう。

執筆者:All About 編集部

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投資初心者におすすめの投資信託とは?

マイナス金利の影響で、円普通預金の金利は大手銀行で0.001%となっています。つまり、100万円預けても1年で付く利息はわずか10円(税引き前)。低金利の影響でなかなかお金は増えていきません。そのためこれからは貯めるだけでなく、投資も視野に入れる必要があるのです。でも投資といっても、株や外貨、不動産などたくさんの投資商品があり、なにを選ぶかだけでもおっくうになってしまうもの。そこで投資初心者におすすめの商品が「投資信託」なのです。では、投資信託とはどんな商品なのでしょうか。

<INDEX>
・投資信託っていったいなに?
・投資信託のメリットとは?
・投資信託のデメリットとは?
・投資信託で買える商品の種類は?
・投資信託の運用方法は?
・初心者におすすめの商品は?
・投資信託はいくらから始められる?

 

投資信託とは?資産を増やすための投資の入り口

投資信託は、その名前のとおり、専門家を信じて、投資するお金を託すという商品。いろいろな投資商品に分散して投資し、運用で増えた分は投資した金額に応じて投資家に還元するしくみになっています。

例えば1人の投資家が、株や債券、不動産に投資しようとすると、たくさんの資金が必要になります。ところが投資信託なら、投資家から集めたお金をまとめて投資できるので、さまざまな資産へ分散投資を行うことができるのです。
 

投資信託のメリット。プロに一括でお任せ!

投資信託の最大のメリットは、どんな銘柄をどのタイミングで買うかをプロにおまかせできること。例えば株を買うときは、どの銘柄が上がりそうかなど、さまざまな情報を収集しなければなりません。その点投資信託なら、運用のプロにすべておまかせできるので、投資をはじめるタイミングを計る必要がありません。また、販売会社も大手銀行やゆうちょ銀行、証券会社などと幅広いので、自分が相談しやすい窓口を選ぶことができます。
投資信託

投資信託は銘柄の売買をプロにお任せするためタイミングを計る必要がありません ※画像はイメージ

 

投資信託のデメリット。コストがかかることを忘れずに!

デメリットは、定期預金などと違ってコストがかかること。投資信託では購入時には販売手数料、運用中には信託報酬、解約時には信託財産留保額(かからない投資信託もあり)という手数料がかかります。販売手数料は金融機関によってさまざまで、中には手数料無料の商品もあります。信託報酬は運用をプロにまかせるための手数料のため、その投資信託が投資する中身や運用スタイルによってまちまちです。

どんな商品で運用する投資信託にするか決めたら、その中で信託報酬が安い商品に絞り込み、最後に販売手数料で比較すると、手数料を抑えた投資信託を選ぶことができます。
 

投資信託の投資する商品は大きく6つに分類

投資信託とひと言でいっても、その中身は実にさまざまです。まず知っておきたいのはどんな投資先に投資する商品かということ。組み入れる投資先によってリスクとリターンが変わってくるからです。投資先の基本となるのは、国内の株式・債券・不動産、海外の株式・債券・不動産の6つです。

・国内:株式・債券・不動産
・海外:株式・債券・不動産


海外の場合、株式や債券は先進国と新興国があるので、それによってもリスクが異なります。
投資信託の種類によっては、日本株式だけに投資するものもありますが、例えば「日経225」に投資する投資信託なら、日経平均株価を構成する日本を代表する優良企業225社にまんべんなく投資をすることができます。
 

運用方法はインデックス型とアクティブ型の2種類

さらに、運用方法はインデックス運用とアクティブ運用に分かれています。インデックス運用とは、さきほど紹介した日経225やTOPIXなどの市場平均と同じように価格が動くことを目指した投資信託のこと。値動きがわかりやすいことと、信託報酬が低めなのがポイントです。アクティブ運用は、運用のプロの采配で市場平均よりも高いリターンを上げることを目的とした投資信託です。積極的にリターンを狙える可能性はありますが、値動きにブレが生じることも。また、信託報酬はインデックス運用よりも高めです。
投資信託

投資信託は投資先で大きく6つ、運用方法で2つに分類されます

 

投資初心者ならインデックス運用型か、複数の資産に分散した投資信託がおすすめ

投資信託をはじめるには、投資先と運用スタイルからお目当ての1本を選ぶことが大切です。投資初心者ならニュースでも耳にする日経平均株価やTOPIXに連動するインデックス運用の投資信託からはじめてもいいでしょう。
また、国内と海外の3つの資産に分散投資する投資信託ならば、値動きの異なる資産に幅広く投資することで、どれかがマイナスになったときもほかの資産の上昇でマイナスを吸収でき、リスクを軽減することができます。さきほど紹介した6資産、または国内と海外の株式と債券の4資産に分散投資をする投資信託が候補になります。
 

投資信託は1万円からはじめられる。中には100円でOKの金融機関も

投資初心者におすすめの投資信託を2つ紹介しましたが、どちらを選ぶか、両方購入するかは、投資に回せる予算次第ということになります。では、投資信託はいくらから買えるのでしょうか。

実は多くの金融機関では、1万円から投資信託がはじめられるのです。投資信託を積み立てで購入するなら、1000円とさらに少額でスタートが可能です。SBI証券や楽天証券など、一部のネット証券ではなんと100円で買い付けができるところもあります。これならはじめての投資でも気軽にチャレンジできそうです。

投資信託は少額のお金で世界中の投資先に投資ができる、投資をはじめる第一歩に最適な商品です。まずは小額からはじめてみて、投資にすこしずつ慣れていきましょう。

※株式投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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