アメリカの独立記念日の歴史と過ごし方
7月4日は、アメリカの独立記念日(インディペンデンスデイ)。アメリカが1年で一番盛り上がる祝日です。アメリカはこの日に向かって、盛り上がっていきます。このコラムでは、アメリカのインディペンデンスデイの歴史と盛り上がり、過ごし方をご紹介します。アメリカ独立の歴史
アメリカ独立戦争真っ只中の1776年7月4日、アメリカで「アメリカ独立宣言書」が採択されました。ベンジャミン・フランクリンが立案し、ジョン・アダムズやベンジャミン・フランクリンが修正したこの宣言書が採択されたことにより、ニューヨークやペンシルベニア、ニュージャージー、ジョージアなどの13州が、イギリスからの独立を宣言。1783年、イギリスとアメリカがパリ条約を結んだことにより、独立戦争が終わり、アメリカ13州がアメリカ合衆国としてイギリスから独立しました。その後、アメリカは、スペインやメキシコ、イギリス、フランスなどから土地を買収し、現在のアメリカ合衆国になったのです。
実際にアメリカがイギリスから独立したのは1783年ですが、独立宣言が出された1776年7月4日が、独立記念日に制定されています。
インディペンデンスデイの準備は、4月から!
子供用から大人用まで国旗色の服も売られている!
春のイースターが終わると、スーパーやショッピングモールの装飾が全部アメリカ国旗になり、国旗グッズが販売され始めます。旗や風船などのデコレーショングッズや紙皿、紙コップなどのパーティー用グッズ、メガネやハットなどのアクセサリーに加えて、この日だけのための洋服なども販売されます。家庭での花火は、独立記念日だけOK!
アメリカでは、「銃声に間違えられる」とのことで、家庭用花火の使用が禁止されています。それが、インディペンデンスデイの日のみ解禁!家庭で花火をすることができるのです(一部のエリアを除く)。花火の販売は6月ぐらいから始まります。スーパーのパーキングの一角や空き地などに大型の花火販売ブースが設けられ、週末になると大行列ができているところも。またスーパーやホームセンターなどでも購入可能。家庭用でも、日本のような手持ちのかわいらしい花火はなく、大きな打ち上げ花火しかありません。
ショッピングモールでは、大型セールが!
独立記念日ウィークは、ショッピングモールやアウトレットで大型のセールが行われています。ショッピングモールでは、大幅セールをしていたり、アウトレットでは、通常30%オフのものが、50%から70%オフになっていたりと、かなりお買い得。この時期に、アメリカを訪れたらショッピングはかかせません!ただ、当日だけは、時間を短縮して営業しているところもあるので、事前にサイトをチェック!街には人があんまり居ない!インディペンデンスデイ当日
遊園地はオープンですが、博物館やレストランなどは、クローズしているところが多く、街は閑散としています。ショッピングモールやスーパーなどは、ほぼ営業しています。インディペンデンスデイのお昼はBBQ、夜は花火大会
お昼に集合し、家族や友達の家や公園でBBQやピクニックというのが、アメリカの一般的なインディペンデンスデイの過ごし方。お昼の時間を大好きな人達とのんびり過ごし、夕方からみんなで近くの花火大会の会場へ!旅行者におすすめのインディペンデンスデイの過ごし方
インディペンデンスデイに、アメリカに滞在する場合は、ぜひイベントに繰り出そう!花火大会の会場では、日中からフェスティバルを行っていて、移動遊園地やフードトラックが来ていたり、屋台やゲームが楽しめたり、コンサートが行われたりしています。アクセサリーやメガネなど、ちょっとした装飾品を身につけるだけで、気分が一層盛り上がるので、おすすめ!アメリカ各都市のイベントや花火大会
■ワシントンDCホワイトハウスのあるワシントンDCでは、毎年盛大なパレードが行われ、歴代大統領も出席します。スタートは11時45分。またナショナル・モール国立公園では、夜の9時から花火大会が行われます。
詳細は、「ナショナル・インディペンデンスデイ・パレード」や「ナショナル・モール国立公園」をご覧ください!
■ニューヨーク
メイシーズの花火大会が、イースト・リーバーで行われ、川沿いなら、どこからでも花火を見ることができます。おすすめは、マンハッタンの空に花火が上がるのが見えるブルックリン側。また、船の上から花火を見ることができるチケットも販売されています。詳細は、「メイシーズのオフィシャルサイト」、または、「カーブNY」をご覧ください!
■ロサンゼルス
アミューズメントパークや公園など、たくさんの場所で花火大会が行われます。海に映る花火が見られるのは、マリナ・デル・レイ、ロングビーチ、レドンド・ビーチなど。ディズニーランド、ナッツベリーファーム、ドジャースタジアム、ローズボールなどのアミューズメント施設もインディペンデンスデイスペシャルバージョンの花火があがります。
旅行者がアクセスしやすいのは、ロサンゼルス・ダウンタウンの中心にあるグランド・パークでの花火大会。3時より、ライブなどのエンターテイメントあり。
詳細は、「カーブLA」をご覧ください!
■ラスベガス
ラスベガスでは、独立記念日に合わせて約10ヶ所で花火大会が予定されています。ラスベガスの中心ストリップ沿いでは、インディペンデンスデオの前の週末6月30日の9時20分からシーザスパレスで、7月4日には、ストリップの南の端のマンダレイベイで9時15分から、北の端のストラトスフィアタワーで、9時から花火があります。ラスベガスにいれば、どこからでも花火を見ることできます。
詳細は、「ラスベガス・ハゥ・トゥ」をご覧ください!
■サンフランシスコ
当日は、街中で様々なイベントが行われています。旅行者がアクセスしやすい花火大会の会場は、フィッシャーマンズ・ワーフ。海上2ヶ所から、花火が打ち上げられます。とても混み合うので早めの行動がベター。混雑を避けるには、近くのホテルに泊まるか、ディナークルーズに出かけるか、対岸に渡ると良いかも!3時からフィッシャーマンズ・ワーフで、ライブなどのイベンあり。花火は9時30分から。
詳細は、「フィッシャーマンズ・ワーフ・オフィシャルサイト」をご覧ください!