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アメリカの独立記念日 過ごし方やセール&イベント情報

【2018年】7月4日は、アメリカ最大の祝日、「独立記念日(インディペンデンスデイ)」。各地では大セールやイベント、花火大会が行われ、盛大に盛り上がります。このコラムでは、アメリカ独立の歴史や、独立記念日の盛り上がりと当日の過ごし方をご紹介します。旅行者が楽しめるセールやイベント、独立記念日当日のお店の営業状況などもまとめました。

芦刈 いづみ

執筆者:芦刈 いづみ

アメリカガイド

アメリカの独立記念日の歴史と過ごし方

至る所から、家庭用花火が上がいる

至る所から、家庭用花火が上がっている

7月4日は、アメリカの独立記念日(インディペンデンスデイ)。アメリカが1年で一番盛り上がる祝日です。アメリカはこの日に向かって、盛り上がっていきます。このコラムでは、アメリカのインディペンデンスデイの歴史と盛り上がり、過ごし方をご紹介します。

アメリカ独立の歴史

アメリカ独立戦争真っ只中の1776年7月4日、アメリカで「アメリカ独立宣言書」が採択されました。ベンジャミン・フランクリンが立案し、ジョン・アダムズやベンジャミン・フランクリンが修正したこの宣言書が採択されたことにより、ニューヨークやペンシルベニア、ニュージャージー、ジョージアなどの13州が、イギリスからの独立を宣言。

1783年、イギリスとアメリカがパリ条約を結んだことにより、独立戦争が終わり、アメリカ13州がアメリカ合衆国としてイギリスから独立しました。その後、アメリカは、スペインやメキシコ、イギリス、フランスなどから土地を買収し、現在のアメリカ合衆国になったのです。

実際にアメリカがイギリスから独立したのは1783年ですが、独立宣言が出された1776年7月4日が、独立記念日に制定されています。

インディペンデンスデイの準備は、4月から!

子供用から大人用まで国旗色の服も売られている! 子供用から大人用まで国旗色の服も売られている!
春のイースターが終わると、スーパーやショッピングモールの装飾が全部アメリカ国旗になり、国旗グッズが販売され始めます。旗や風船などのデコレーショングッズや紙皿、紙コップなどのパーティー用グッズ、メガネやハットなどのアクセサリーに加えて、この日だけのための洋服なども販売されます。

家庭での花火は、独立記念日だけOK!

インディペンデンスデイの前になると街のいたるところで見かける花火販売店

インディペンデンスデイの前になると街のいたるところで見かける花火販売店

アメリカでは、「銃声に間違えられる」とのことで、家庭用花火の使用が禁止されています。それが、インディペンデンスデイの日のみ解禁!家庭で花火をすることができるのです(一部のエリアを除く)。

花火の販売は6月ぐらいから始まります。スーパーのパーキングの一角や空き地などに大型の花火販売ブースが設けられ、週末になると大行列ができているところも。またスーパーやホームセンターなどでも購入可能。家庭用でも、日本のような手持ちのかわいらしい花火はなく、大きな打ち上げ花火しかありません。

ショッピングモールでは、大型セールが!

独立記念日ウィークは、ショッピングモールやアウトレットで大型のセールが行われています。ショッピングモールでは、大幅セールをしていたり、アウトレットでは、通常30%オフのものが、50%から70%オフになっていたりと、かなりお買い得。この時期に、アメリカを訪れたらショッピングはかかせません!ただ、当日だけは、時間を短縮して営業しているところもあるので、事前にサイトをチェック!

街には人があんまり居ない!インディペンデンスデイ当日

遊園地はオープンですが、博物館やレストランなどは、クローズしているところが多く、街は閑散としています。ショッピングモールやスーパーなどは、ほぼ営業しています。

インディペンデンスデイのお昼はBBQ、夜は花火大会

インディペンデンスデーの日は、こんなケーキもオーダーできる!

インディペンデンスデイの日は、こんなケーキもオーダーできる!

お昼に集合し、家族や友達の家や公園でBBQやピクニックというのが、アメリカの一般的なインディペンデンスデイの過ごし方。お昼の時間を大好きな人達とのんびり過ごし、夕方からみんなで近くの花火大会の会場へ!

旅行者におすすめのインディペンデンスデイの過ごし方

インディペンデンスデイに、アメリカに滞在する場合は、ぜひイベントに繰り出そう!花火大会の会場では、日中からフェスティバルを行っていて、移動遊園地やフードトラックが来ていたり、屋台やゲームが楽しめたり、コンサートが行われたりしています。アクセサリーやメガネなど、ちょっとした装飾品を身につけるだけで、気分が一層盛り上がるので、おすすめ!

アメリカ各都市のイベントや花火大会

アメリカ各地で一斉に花火大会が行われるのはこの日だけ

アメリカ各地で一斉に花火大会が行われるのはこの日だけ

■ワシントンDC
ホワイトハウスのあるワシントンDCでは、毎年盛大なパレードが行われ、歴代大統領も出席します。スタートは11時45分。またナショナル・モール国立公園では、夜の9時から花火大会が行われます。

詳細は、「ナショナル・インディペンデンスデイ・パレード」や「ナショナル・モール国立公園」をご覧ください!

■ニューヨーク
メイシーズの花火大会が、イースト・リーバーで行われ、川沿いなら、どこからでも花火を見ることができます。おすすめは、マンハッタンの空に花火が上がるのが見えるブルックリン側。また、船の上から花火を見ることができるチケットも販売されています。詳細は、「メイシーズのオフィシャルサイト」、または、「カーブNY」をご覧ください!
ドジャースタジアムの花火

ドジャースタジアムの花火

■ロサンゼルス
アミューズメントパークや公園など、たくさんの場所で花火大会が行われます。海に映る花火が見られるのは、マリナ・デル・レイ、ロングビーチ、レドンド・ビーチなど。ディズニーランド、ナッツベリーファーム、ドジャースタジアム、ローズボールなどのアミューズメント施設もインディペンデンスデイスペシャルバージョンの花火があがります。

旅行者がアクセスしやすいのは、ロサンゼルス・ダウンタウンの中心にあるグランド・パークでの花火大会。3時より、ライブなどのエンターテイメントあり。

詳細は、「カーブLA」をご覧ください!

■ラスベガス
ラスベガスでは、独立記念日に合わせて約10ヶ所で花火大会が予定されています。ラスベガスの中心ストリップ沿いでは、インディペンデンスデオの前の週末6月30日の9時20分からシーザスパレスで、7月4日には、ストリップの南の端のマンダレイベイで9時15分から、北の端のストラトスフィアタワーで、9時から花火があります。ラスベガスにいれば、どこからでも花火を見ることできます。

詳細は、「ラスベガス・ハゥ・トゥ」をご覧ください!

■サンフランシスコ
当日は、街中で様々なイベントが行われています。旅行者がアクセスしやすい花火大会の会場は、フィッシャーマンズ・ワーフ。海上2ヶ所から、花火が打ち上げられます。とても混み合うので早めの行動がベター。混雑を避けるには、近くのホテルに泊まるか、ディナークルーズに出かけるか、対岸に渡ると良いかも!3時からフィッシャーマンズ・ワーフで、ライブなどのイベンあり。花火は9時30分から。

詳細は、「フィッシャーマンズ・ワーフ・オフィシャルサイト」をご覧ください!

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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