情弱とは
情弱は損をする。情報を得て情強になろう
「情弱」は差別的ネットスラング
「情弱」とは、情報弱者の略語です。その反対が情報強者、つまり「情強」です。情弱とは、情報を入手するための環境が整っていないなどの理由で、十分な情報が得られないという意味です。ところが、日本では情報インフラが整っている上、スマートフォンやパソコンなどの端末も普及しています。そこでネットでは主に、情報収集能力が低い人、または情報を知っているのに十分に活用できない人という意味の蔑称として使われます。差別的な意味が強いネットスラングなので、日常会話などでは使わない方がいいでしょう。
「情弱」で所得格差拡大も
では、情弱だと何が問題なのでしょうか。それは、情弱と言われるシチュエーションを思い浮かべれば分かります。この言葉は、「こんなことも知らないなんてお前は情弱か」「今◯◯を使っているなんて情弱だな」というように使われます。つまり、知っていたらそんな行動・選択・購入などはしないという時に使われることが多いのです。
知っているべきことを知らないせいでデマに騙されたり、詐欺に引っかかったりなど、損をするケースも少なくありません。情報弱者をターゲットとした「情弱ビジネス」といった言葉も生まれています。
それだけでなく、知っていれば機会や金銭など得られるものもたくさんあります。つまり、情報格差は、所得格差につながることも少なくないのです。
自分は情弱?チェックリスト
自分は情弱かどうか簡単に調べるチェックリストを用意してみました。以下のような点に当てはまったら、情弱の可能性があるので、注意してください。- SNSで見た情報をすぐに信じる
SNSではデマが多く出回るもの。友人・知人の発言でも鵜呑みせず、情報の真偽を確認する癖をつけましょう。 - 自分で調べない
情報は受け身ではなく、自分から調べるのがおすすめ。情報を得る時には、複数の情報源を調べたり、比較検討するようにしましょう。 - 銀行の引き出し手数料が毎月かさむ
銀行の手数料のような“払わない方法もあるお金”を払ってしまうような人も「情弱」と言われがち。無計画にお金を使わず、計画的に利用しましょう。引き出し手数料がかからない方法を調べるのもおすすめです。 - 社会、経済などのニュースに興味がない
社会や経済、IT分野など、様々な分野のニュースを得ておくことで様々な損害が避けられる可能性が上がります。 - 新しいサービスは面倒なので使わない
新しいサービスを使うことで得したり、不便が解消されることも多いものです。苦手意識を持たず、取り入れるようにしましょう。 - スマホのキャリアやサービスなどを見直さない
自分の利用状況を知り、適宜適切なサービスに加入したり、適切なキャリアに選び直すことも大切です。 - 自分の常識や価値観を疑わない
時代によって常識は変わります。いつまでも古い常識や価値観にとらわれていると損をしてしまいます。
情弱にならない方法
情弱になるのは、時代がものすごいスピードで変わっているためです。このような時代では、情報に受け身で能動的でないと必要な情報が得られず、時代遅れになってしまいます。また、古い常識や価値観に囚われすぎて変化を怠たることでも、時代においていかれてしまいます。常に積極的に新しい情報を得たり、自分で考えて積極的に調べたり、様々な情報を比較検討することが大切です。そして、変化を恐れずに新しいものにチャレンジしたり、自ら変わろうとする意識も大切なのです。そのような意識を持ち続ければ、情弱とは縁遠い生活が送れるでしょう。