涼を名前で使いたい……リョウと読む意味や字画も良い漢字は?
涼、凌…リョウと読む意味や字画も良い漢字は?
A: 名づけで大切なことは、どの字が好きかということです。良い意味の字ばかりをあげたなら、さらに意味を比較して優劣を決めるということはできません。また希望のよび名や文字でつける名づけと、占いに従って名字と字画を合わせる名づけ(希望の名を自由につけられない)は、両立しにくい逆方向の名づけです。よび名から名前を作る場合は占いは使いません。
「リョウ」は、使い勝手の良い字とそうでない字がある
リョウと読む字は3つのグループに分けられる
まずAのグループの字は、よく知られていて人に説明がしやすい字です。
これに対してBのグループは、電話などで文字を説明しにくいという不便さはあります。有名人の名前にあれば良いですが、文字自体は伝達がしにくいということは覚悟する必要があります。
Cの竜は(龍)は、よく知られた字ですが名づけでは圧倒的にリュウと読まれます。坂本竜馬(龍馬)と同じ名前にしたいという人だけはリョウマという読み方でつけることもあります。
リョウと読む字は高いこと・目立つことを表す字が多い
リョウと読む漢字の意味については、次のようになります。- 良は、「きれい」「伸びる」というような意味を表す
- 亮は、背の高い人を表し、高いという意味をもつ字
- 了は、「まとめる」「終わる」の意味を表す
- 涼の字の右側の「京」は初めは高い建物を描いた絵で、高いこと、目立つことを表す。それから涼(高くですずしい)、諒(わかるように表現する)、椋(高い木)の字が作られた
- 稜の字の右側の部分も高い所を表す。それから稜(穀物のとがったカド)、陵(高い所)、凌(ぬきんでる)、綾(厚い刺繍)、崚(山の高い部分)の字が作られた。なお綾はほとんどアヤと読まれて女の子に使われる字です
- 僚の字の右側の部分は「続く」「つながる」という意味を表す。それから僚(つながる人)、瞭(遠くまで見える)、遼(遠くまで行く)、燎(火が広がる)などの字が作られた。
- 領は、山のいただきを意味する。
- 竜は旧字で龍と書き、もちろんドラゴンという架空の動物ですが、竜巻という説もある
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