老後の出費は「節目」を中心に!
どうせ出さなければならないお金ならば、効果的に使いたいもの。特に人付き合いの場合、節約のためにいつも断ってばかりではケチと思われるだけでなく、人付き合いの悪い人と思われてしまいます。そのように思われることを避けるには、冠婚葬祭等の節目だけは必ず出席&出費するようにしましょう。若いときと年齢を重ねたときの冠婚葬祭では、義理というだけでなく、お付き合いの要素がより色濃く表れてきます。滅多に会わない人との交流の場ともなりますし、単なる飲み会や遊びの場ではありませんので、有意義な時間になります。
一方で、誘われたものの参加したくないというような場合には、「趣味の時間に充てたい」というように誰も悪者にすることがない内容で断るのも手です。
よく「孫の面倒を見るから」「夫(妻)がうるさい」からというような理由を口にする人がいるのですが、自分以外の人を口実に使ってしまうと、家族に対する余計な悪口を言う羽目になることもありよくありません。
自分が意図したこととは違う内容が家族の耳に入ると、思わぬトラブルにもなりかねませんので気を付けてください。
孫への出費は打ち合わせを!
可愛い孫には何でもしてあげたいという気持ちは分かります。でも、むやみにものを買い与えるのは教育上よくないことも。プレゼントは自分の気持ちともらう孫の気持ちが大切なのですが、孫の親である自分の子どもにも意見を聞いておくとよいでしょう。くれぐれも家庭によって教育方針は違い、育てているのは自分ではないということを忘れてはなりません。
いつも子どもたちに相談してからプレゼントを渡すことになっていれば、孫はおじいちゃんおばあちゃんにものをねだることは少なくなりますし、子ども夫婦との余計なトラブルを防ぐにも役立ちますよ。
そして、相談するというのは、もう1つの効果もあるのです。子ども夫婦が毎回、買ってあげてくれというのは考えにくく、孫に「ダメ」と言う役目を果たしてくれるのです。孫からすると断った人=自分の親。おじいちゃんおばあちゃんは悪くないという図式が成立しますので、ケチというレッテルは貼られずに済みます。
大切な家族だからこそ、お金だけでなく心の繋がりにフォーカスことが大切
子ども夫婦にもプレゼントをする
ケチというレッテルを貼られずに済んだのですから、その分は子ども夫婦に還元してあげましょう。ポイントはまさに節目のタイミングで!お金やプレゼントというのもアリですが、子ども夫婦の結婚記念日は孫を預かり夫婦だけの時間を作ってあげる。子ども夫婦が多忙なときは孫の面倒を見てあげる等、お金やもの以上に感謝されることはたくさんあります。
本当のケチというのは、人との繋がりをおろそかにしている人のことだと思います。大切なのはバランス感覚! 周りの人の節目には誠心誠意向き合い、お金を使うべきときは使うことが大切です。そうすることで、心身ともに豊かな生活を手に入れるための助けになるのです。
【関連記事をチェック!】