女子学院中学校…自主性を重んじる
- 所在地:東京都千代田区一番町22-10
- 創立年:1870年
- 募集:240名(2018年)
- 特色:
- 進学実績:
- 女子学院に向く生徒:
- 入試傾向と対策
小問合計が25問程度出題されます。1問あたり1.6分で、スピードと正確さが要求されます。頻出単元としては、平面図形の出題が多く、正多角形、点・図形の移動、相似などの問題が頻出しています。難易度はバラバラで、通常の模試などで見られるような「平易な問題→難しい問題」という配列になっておらず、見かけは簡単そうでも取り組んでみると難問、というパターンも少なくありません。難易度を見極めて、取れる問題でしっかり得点できる力を身につける必要があります。合格最低点は非公表であるため推測の域を出ませんが、7割以上の得点が必要であると思われます。
国語 100点満点(試験時間40分)
かつては必ず随筆文が出題されていたが、最近は随筆が出題されない年度もあります。問題数は記述問題も含めて50問程度。課題文を読む時間なども考えると、1問当たり30秒程度で答えなくてはならず、スピードと正確さが要求されます。本文の主題を読み取らせる問題が必ず出題され、字数制限のない記述も数問出されるので、短時間に本文の主題を的確に読み取り記述できる力を養う必要があります。7割程度の得点力が求められます。
理科 100点満点(試験時間40分)
女子学院中学入試の最大の特徴として、理科・社会も算数・国語と満点・制限時間が同じことが挙げられます。これは理科・社会の比重が他の学校に比べて高いということであり、理科・社会で差をつけられてしまうと挽回が難しい、すなわち4科目オールマイティの生徒が求められていることを意味します。設問数はおよそ50問。平均50秒程度で答えなければなりませんが、平易な問題から高度な計算を要する問題や、テキストには載っていない事柄について考えさせる問題も出題され、時間的にはかなり厳しいと思われます。
社会 100点満点(試験時間40分)
小問数は例年70~80問と非常に多く、1問にかけられる時間は30秒程度となります。考え込む時間は与えられず、テキパキと問題を処理していく必要があります。地理・歴史・公民分野からバランスよく出題され、基本的な知識を問う問題も多い。地理は白地図帳を使って細かい知識をしっかりと身につけておく必要があります。また歴史は「大正時代」の問題が頻出で、特に女子学院出身の市川房枝は非常に良く出題されます。
面接 受験生のみグループ面接
面接は5名ずつのグループで約10分。グループでディスカッションして結論を導く時間があり、そのあとでここに対して面接官が質問するという形式です。コミュニケーションに著しい問題がなければ、面接は重要視されませんが、ボーダーラインの生徒については参考にされるようです。
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