香港

香港料理おすすめ5選!現地で食べたい定番絶品グルメ

食べると「香港に来たな~!」と感じるリピート必至の定番グルメ。中華料理の中でも香港でメインに食べられている広東料理であることと、香港で発展した料理であることを条件に絶対に外せない5品を紹介します!香港料理の特徴や、おすすめのお店もまとめました。

清水 真理子

執筆者:清水 真理子

香港ガイド

香港に来たら食べたい定番グルメ

香港料理

 

食べると「香港に来たな~!」と感じるリピート必至の定番グルメ。中華料理の中でも香港でメインに食べられている広東料理であることと、香港で発展した料理であることを条件に外せない香港料理5品をピックアップしました。また、その料理が食べられるおすすめのお店もご紹介します。

香港料理の特徴

初めて香港に足を運ぶ方は特に「香港で食べるべき料理=中華料理」と ざっくりと思うのではないでしょうか? ひとくちに中華料理といっても、広大な中国ではエリアによって料理の特徴が異なります。香港でもさまざまなエリアの料理は食べられますが、優先して食べたいのは広東エリアの料理。広州や香港・マカオで主に食べられています。

広東料理の特徴は、ダシをしっかりとったコクの深いスープや、じっくりとローストした肉など。とりわけ香港はもともと漁村だったため、海鮮料理も多く、中華鍋でさっと炒めたり蒸したりした新鮮なシーフードが味わえるのも魅力。味付けも日本人好みなので、とってもおすすめです。

1.ぷりぷりのエビが丸ごと入ったワンタン麺「雲呑麺」

ワンタン麺

ワンタン麺「上湯雲呑」HK$34(約476円)(撮影:西澤智子)

香港を代表するグルメを挙げるとすると、外せないのが麺。最も定番なのはワンタン麺「雲呑麺」。細くてコシが強い麺に熱々のスープ、そしてエビを2~3尾まるごと包んだぜいたくなワンタンが魅力です。日本ではなかなかお目にかかれないこの麺は、アヒルの卵を使用し竹で打った竹昇麺と呼ばれるもの。輪ゴムの様に細く出しの効いたスープにしっかりと絡みます。ワンタンは中に入っているエビが透けて見えるほどの薄い生地で包まれていて、口に入れた瞬間、プリプリのエビの弾力にノックアウト! 小ぶりのお碗に入っているので、ペロリと食べられます。

<DATA>
■麥文記麺家
住所:G/F, 51 Parkes Street, Jordan, Kowloon
TEL:2736 5561
アクセス:MTR佐敦(ジョーダン)駅C2出口から徒歩約2分。
営業:12:00~24:30
定休日:無し

2.自分好みにカスタマイズ「車仔麺」

車仔麺

麺の種類や具の量にもよりますが、だいたい一杯HK$45(約630円)ほど。(撮影:西澤智子)

「車仔麺」は、具や麺を選ばなければならないので、初心者にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、お店には具の種類や麺の種類が一覧になっているので指差しオーダーに挑戦してみてください。

麺の種類はお店によって変わりますが、だいたい5~6種類。アヒルの卵を使ったコシの強い麺の太めの「粗麺」、日本のものよりコシのあるソフト麺「油麺」、平たいライスヌードル「河粉」、ビーフン「米粉」、断面が丸い雲南省のライスヌードル「米粉」、ふわふわな食感が独特の卵入りの揚げ麺「伊麺」が選べます。

具は、だいたいのお店で20~25種類ほど。肉、野菜、海鮮などさまざまなものが選べますが、魚皮餃(魚のすり身餃子)・牛丸(牛肉だんご)・蘿蔔(大根)の組み合わせがヘルシーでおすすめ。より香港人っぽいセレクトなら、手羽先もおすすめです。

<DATA>
■榮記粉麺
住所:G/F, 27A Sugar Street, Causeway Bay, Hong Kong
TEL:2808 2877
アクセス:MTR銅鑼湾(コーズウェイベイ)駅E出口から徒歩約4分。
営業:11:30~22:30
定休日:無し

3.まるでお米のポタージュ!「広東粥」

お粥

種類豊富なお粥はローカル店なら一杯HK$35~45(490~630円)ほど。(撮影:坂脇卓也)

香港でお粥は日常食。魚介や豚・鶏などのダシでお米の原型がなくなるまでトロトロに煮込むので栄養満点です。深いお碗に並々と注がれた滑らかなお粥を、ふうふうしながらレンゲですくうと、底から大きな具がゴロゴロ出てきてうれしくなります。おすすめは、ピータンと塩漬けの豚の赤身肉が入った「皮蛋痩肉粥」と、やわらかな白身魚とショウガのさっぱりとした味が食べやすい「魚●粥」(※「●」は月編に「南」。油條(中華揚げパン)と一緒に食べるのが地元流です。

<DATA>
■妹記生滾粥品
住所:Shop11-12, Cooked Food Centre, 3/F, Fa Yuen Street Municipal Services Building, 123A Fa Yuen Street, Mong Kok, Kowloon
TEL:2789 0198
アクセス:MTR旺角(モンコック)駅B2出口から徒歩約3分。
営業:7:00~15:00
定休日:火曜日

4.巨大な香港のシャコのガーリック和え「椒鹽瀬尿蝦」

シャコ

シャコはだいたい時価。西貢などの漁村で食べると一層気分が上がる。(撮影:西澤智子)

味はもちろん、楽しさを兼ね備えたグルメとしておすすめしたいのは、香港のシーフード料理。海鮮を扱う店には店頭にさまざまな魚貝が入った水槽が置かれ、まるで水族館のよう。そこから食べたいものを指差して店員さんに伝えて料理してもらいます。種類豊富な海鮮の中でも一番人気はシャコ。香港のシャコは全長20~30センチほどあり、なかなかの迫力です。それを素揚げし、ニンニク、唐辛子、塩コショウで味付けし、炒めた「椒鹽瀬尿蝦」は香ばしくスパイシーでビールのお供にピッタリです。

<DATA>
■新徳記漁村海鮮酒家
住所:G/F, 55 See Cheung Street, Sai Kung, New Territories
TEL:2792 0006
アクセス:MTR彩虹駅より「西貢」行きミニバスで終点下車徒歩約3分
営業:11:00~23:00
定休日:無し

5.サクサク&ジュワ~!肉汁がご飯に染みる「叉燒●燒肉飯」※「●」は手偏に「并」

チャーシュー&ローストポーク飯

ご飯に染み込んだ肉汁もたまらない!「叉燒●燒肉飯」HK$55(約770円)(撮影:西澤智子)

香港の街を歩いていると、ローストした子豚や鴨などを店頭に吊るした店をあちこちで見かけます。これは広東語で「燒味(シウメイ)」と言います。燒味には、ダックやチキン、グース、ポーク、チャーシューなどがありますが、定番といえば、ハチミツヲたっぷり塗りながらローストした甘いチャーシューと、表面はサクサク中は肉汁がたっぷりのローストポーク。それをご飯に載っけた「叉燒●燒肉飯」(※「●」は手偏に「并」)は、香港人のソウルフードです。

<DATA>
■永合隆飯店
住所:392 Portland St,, Prince Edward, Kowloon
TEL:2380 8511
アクセス:MTR太子(プリンスエドワード)駅C2出口から徒歩約1分。
営業:11:00~22:00
定休日:無し


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