セックスレスの理由、2大派閥とは?
疲れが原因でセックスレス?
性欲はそれなりにある、パートナーのことも愛してる、EDでもない、でもセックスレスというカップルが、特に働き盛りの若い層に増えています。その理由は大きく分けると2つになります。「面倒くさい、他にもっと楽しいことがある」派、あるいは「忙しい、疲れた」派。
前者の「めんどくさがりタイプ」は、セックスのためにパートナーを誘ったり、断られたりといった前段階のコミュニケーションを面倒がったり、前戯でパートナーを悦ばせるなどのセックスの一連の流れを面倒がったりする男性。「そんな面倒なことをしなくても性欲処理は1人でできる」と考えていたり、そもそもセックス以外に自分が楽しめる物や夢中になっていることを持っていたりする場合もあります。
後者の「お疲れタイプ」は、仕事などが忙しくて心身が消耗してしまう男性。肉体的疲労感や精神的ストレスも、その量が適度な時には女性の柔らかな体を抱いて癒やされたい、もやもやを射精ですっきりしたい、などセックスを求める方向に働きます。しかし心身の極度の疲労や夜遅くまで仕事があって、「疲れた」「身体を休める時間がない」という状態になると、「とにかく睡眠を確保したい」「身体を休めたい」とセックスレスに向かってしまいます。
特に最近は「働き方改革」で残業が禁止され、会社に居られない分、家に持ち帰って仕事をしている人も。そんなだんな様を中心に、後者が増えているようにも見受けられます。リビングでノート型パソコンを開くという場面、よくあることではないでしょうか。
そこで今回は、「忙しすぎ」「疲れすぎ」が原因であるセックスレスの解消方法のアイデアをご紹介しましょう。
「お疲れタイプ」セックスレス解消法その1:心を癒やしてあげる
目指すはドラマ「相棒」の「花の里の女将」
男性はプライドの高い生き物。他人に弱みを見せるのがもともと得意ではなく、悩み事なども1人で解消しようとするために、マイナスな感情を内にため込みがちです。そこで、だんな様が、悩みや愚痴や弱音といったマイナス感情をうまく吐き出せるよう、上手な「聞き手」になることが大切です。
イメージは「飲み屋のママさん」。だんな様の好きな料理やお酒が飲める人なら多少のアルコールの力も利用して、気持ちをリラックスさせ、だんな様の話をじっくり聞いてあげましょう。
ポイントは、途中で意見をはさまないこと。アドバイスや反論、否定はせず、うなずきながら聞き役に徹しましょう。だんな様を励ましたいという思いから「もっと頑張って」や「あなたならできるはずよ」といった応援メッセージを言ってしまう人も多いのですが、心が弱っている時にはこのような言葉はかえって負担になるので、使い方には気をつけましょう。
「お疲れタイプ」セックスレス解消法その2:体を癒やしてあげる
マッサージで疲労回復とHな気分にスイッチ
マッサージは直接肌に触れるなどスキンシップの要素を含むので、患部の血行を良くするなど直接的な効果以外にも、癒やし効果もあります。私たちの普段の日常でも、マッサージが体の痛みをなくしたり、心が癒やされた経験をすることがあるのではないでしょうか。
マッサージはやり方によっては性欲を高め、エロチックな気分にさせることも可能です。プロのような本格的なマッサージは難しくても、蒸しタオルやオイルなどを使って優しくマッサージしてみると、セックスレス解消に効果があるかもしれませんよ。
街では回春マッサージという看板を見かけます。「何かしら?」と思う女性もいることでしょう。あれはつまり、春に戻ること、若返るためのマッサージという意味があります。おうちで回春できれば、セックスレスは改善することでしょう。
「お疲れタイプ」セックスレス解消法その3:エネルギーをチャージしてあげる
栄養たっぷりの食事で、しっかりエネルギーチャージ!
エネルギーをチャージといっても、エナジードリンクを飲むだけでは、一時的な効果しか期待できません。毎日の食事の中で、たんぱく質やミネラルなど、しっかり栄養をとってもらいましょう。いわゆる民間療法的なものですが、いわゆる「精がつく」といわれる食材を取り入れてみるのもアリかもしれませんね。
「お疲れタイプ」セックスレス解消法その4:身体の疲労を回復してあげる
お風呂は湯船に浸かるのがコツ
忙しい人ほどお風呂も短時間でシャワーのみ、となりがちですが、しっかり湯船に入ったほうが疲れを取ることができると言われています。東京ガスの調査によれば、全身浴を続けると、緊張を緩和しリラックスできるそうです(参考URL:入浴習慣が心身に与える影響~全身浴のすすめ~)。
おうちのお風呂に入浴剤やアロマキャンドルなどを利用して、癒やしの空間を作ってみましょう。珍しい入浴剤を揃えることで、だんな様もお風呂タイムに興味が湧いてくるかもしれません。
また、たまには一緒にスーパー銭湯やホテルのスパなどに出かけるのも、「しっかり入浴する」機会を作ると同時に、気分転換にもなりますね。炭酸風呂を備えている銭湯もあります。疲れきった身体をじっくりあたためてみましょう。
「お疲れタイプ」セックスレス解消法その5:疲れないセックスに切り替えてあげる
実は朝がセックスのゴールデンタイム
疲れてるから、忙しいから、という理由でセックスを避けてるだんな様。「少しでも睡眠をとりたいんだ」という彼に「何で抱いてくれないの」と夜中に迫ってもそれは単なる迷惑行為。
そんな時にはちょっと頭を切り替えてみましょう。おすすめは「モーニングショートセックス」。セックスは「夜にじっくり時間をかけてするもの」という概念を捨てれば、疲れて眠いだんな様に無理強いする必要はなくなります。睡眠をとった後で、朝は体力が回復している時間帯です。
「朝立ち」という言葉を聞いたことのある妻の皆様も多いと思いますが、男性が、朝起きたときに何もしていなくても勃起をしていることは珍しいことではありません。つまり、朝は時間をかけずにセックスできるチャンス!「長時間の前戯は無理」というだんな様に、あまり負担感を持たせずにセックスに持ち込むことが可能です。
とはいえ、男性だけがさっさと挿入して気持ちよくなって終わり、という「独りよがりのセックス」はNG。女性側も短時間で気持ちを盛り上げ、体を燃え上がらせることができるような工夫が必要です。
そのためには、自分が気持ちよくなる体の場所や快感を得られるタッチの方法、エロティックな気分になる妄想やグッズなど、自分の「Hスイッチが入るところ」を「自己開発」しておくことも大切です。
セックスレスの解消は「○○してほしい」と相手の変化を期待し、自分はただ受け身で居るだけではなかなか進みません。自ら行動し、工夫し、意識や発想を変えることで、「セックスは忙しいから、疲れてるから無理」というだんな様が変わる可能性はぐっと高まります。
「お疲れセックスレス」は、あの手この手で対処しなければ、定年後の疲れなくなった頃に、クールな風が吹く夫婦になってしまいますよ!