犬にキャベツを与えても大丈夫?

犬undefinedキャベツundefined食べて良いundefined量undefined病気undefined薬undefined食べ合わせ

犬にキャベツをあげても大丈夫!


キャベツは犬に与えることができる食材です。犬にキャベツを食べさせる時の注意点やポイント、キャベツに含まれる栄養素とその働き、犬の病気・薬との関係性を具体的にお伝えします。

<INDEX>
  1. キャベツは犬に食べさせても大丈夫!
  2. キャベツに含まれる栄養素は胃の健康やシニア犬のケアが期待できる
  3. キャベツで犬の食糞改善!?そのメカニズムは不明
  4. キャベツは犬のダイエットにもおすすめ。甲状腺ホルモン剤を飲んでいる犬には与えすぎないで
  5. 犬の間食として取り入れる場合、1日に与えていい量の目安


キャベツは犬に食べさせても大丈夫!

犬undefinedキャベツundefined食べて良いundefined量undefined病気undefined薬undefined食べ合わせ

キャベツを犬に食べさせる時の方法は?


キャベツは犬に食べさせることができる野菜です。生でも加熱しても与えることができますが、千切りや粗みじん切りなど、消化しやすい状態に刻んで食べさせてください。紫キャベツ(赤キャベツ)、芽キャベツも犬に与えて問題ありませんが、芽キャベツは苦味を感じることもあるため、よく加熱してから与える方法がおすすめです。

インターネットの記事で、”キャベツにはシュウ酸カルシウム結石を悪化させる原因のひとつであるシュウ酸が含まれている”と書かれていることがありますが、文部科学省の食品データベースによると、キャベツにシュウ酸は含まれていないようです。


キャベツに含まれる栄養素は胃の健康やシニア犬のケアが期待できる

犬undefinedキャベツundefined食べて良いundefined量undefined病気undefined薬undefined食べ合わせ

キャベツに含まれる栄養素に期待できることは?


犬がキャベツを食べた場合の健康への働きについて、明確な研究発表は存在していないようですが、期待できる働きを3つご紹介します。

1:胃の働きを整える
キャベツから発見され、アブラナ科(ブロッコリー大根など)の野菜にも多く含まれているというS-メチルメチオニン(別名:ビタミンU)という成分は、消化器官での抗腫瘍作用、胃粘膜を保護する作用が認められています。水に流れ出てしまう成分のため、この働きを期待したい場合は、生で与えるかスープにして汁ごと与えるようにしましょう。

2:シニア犬のケアに
キャベツには抗酸化作用のあるビタミンCが含まれています。通常、犬は体内でビタミンCを作り出すことができあますが、ストレスなどによって消費されることもあるので補ってあげてもいいでしょう。また、ホスファチジルセリンという成分には、加齢による認識機能の低下や記憶障害の改善が期待されています。

3:ストレスを癒すサポートに
ヒトにおいての情報ですが、ホスファチジルセリンとオメガ3脂肪酸(※)を一緒に摂取することで、慢性的なストレスが緩和されたとの報告もあります。お留守番が続いていたり、天気が悪く散歩に出られない期間が続いた時などは、キャベツとオメガ3脂肪酸が含まれる食材を合わせて、おやつやドッグフードのトッピングに取り入れてみる方法もおすすめです。

(※オメガ3脂肪酸:魚油、亜麻仁油、えごま油などから摂取できる。熱に弱いので、加熱しないで与えてください)


キャベツで犬の食糞改善!?そのメカニズムは不明

犬undefinedキャベツundefined食べて良いundefined量undefined病気undefined薬undefined食べ合わせ

犬の食糞対策にキャベツを食べさせるといいって本当?


正式な研究結果は現在発見できませんでしたが、”犬にキャベツを食べさせると、食糞の予防になる”という情報があります。そもそも食糞とは、犬が自分や同居犬の排泄物を食べてしまうこと。

食糞してしまう原因は、

・消化不良でごはんの成分、香りが便に残っている
・消化不良に伴う栄養素の不足
・ストレス
・自分のスペースを清潔にしたい
・遊び(良くないことと思っていない)

など、様々な原因が考えられます。食糞を根本的にやめさせるには、原因を考え、じっくりと向き合っていく必要があります。

食糞の原因が消化不良であれば、キャベツに含まれるS-メチルメチオニンの働きで胃の働きが整ったり、食物繊維によって腸の善玉菌が増え、腸内環境が整うことで改善されることもあるかもしれません。キャベツを食べることが全ての犬の食糞予防になるとは言い切れませんが、一度試してみてもいいかもしれません。


キャベツは犬のダイエットにもおすすめ。甲状腺ホルモン剤を飲んでいる犬には与えすぎないで

犬undefinedキャベツundefined食べて良いundefined量undefined病気undefined薬undefined食べ合わせ

キャベツを避けた方がいい犬の病気・薬は?


どのような食材でも、良い面と良くない面を持ち合わせています。キャベツを避けた方がいい犬はいるのか、キャベツと相性の悪い薬はあるのか、飼い主としては気になるところ。犬の食生活・健康管理の講座も開催している獣医師の丸田香緒里先生(Animal Life Partner代表)にお伺いしました。

「キャベツは、犬の食事に取り入れやすい野菜のひとつです。動物病院では肥満の犬に対して『ドライフードの一部を減らし、キャベツに置き換えてダイエットしましょう』と提案することもあります。置き換える際にはドライフードの栄養バランスが崩れないよう、あくまでもドライフードの5~10%程度の量に抑えるようにしてください。

また、キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の野菜にはグルコシノレートという成分が含まれています。この一部が、体内でゴイトリンという物質に変化し、甲状腺でヨウ素の取り込みを阻害するため、甲状腺ホルモン(※)の合成が抑制されるといわれています。

健康な犬が通常食べる程度のキャベツではほとんど影響がありませんが、甲状腺ホルモンの分泌量が少なく、甲状腺ホルモン剤を飲んでいる犬や甲状腺ホルモンが少なくなりやすい高齢の犬には、与え過ぎないようにしましょう。

グルコシノレートは2004年のWHOの発表で、実験動物においてガンの発生を抑制する可能性があるといわれています。ただし、ゴイトリンの問題もありますので食べさせすぎには気を付けましょう。

他の食材や植物とのアレルギーの関連性についての報告は、今のところありません。」

(※甲状腺ホルモン:体温や心拍数の維持、代謝の調節に関わるホルモン)


犬の間食として取り入れる場合、1日に与えていい量の目安 

犬undefinedキャベツundefined食べて良いundefined量undefined病気undefined薬undefined食べ合わせ

画像クリックで拡大されます


上記の表を参考にして、与えすぎないように注意してください。食物アレルギーはどのような食材でも反応する可能性があります。初めての食材を与える時は必ず少量ずつ与え、体調に変化がないか様子を見てくださいね。


犬にキャベツを食べさせても大丈夫?まとめ

  • キャベツは犬に与えることができる
  • 胃の働きを整えたり、シニア犬のケアが期待できる成分が含まれている
  • ダイエットに取り入れる時は、ドッグフードの栄養バランスが崩れないよう注意する
  • 甲状腺ホルモン剤を飲んでいる犬には与えすぎないように注意する

【執筆協力】
犬undefinedキャベツundefined食べて良いundefined量undefined病気undefined薬undefined食べ合わせ

丸田香緒里 獣医師

丸田香緒里 獣医師(Animal Life Partner 代表)
日本大学卒。動物病院勤務後、飼い主様にもっと近い存在になりたいと思い「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士など様々な資格を取得し、病院での診療や往診の他、セミナー講師やカウンセリング、企業との製品開発など活動は多岐にわたる。
ホームページ:http://animallifepartner.com/


関連記事

犬にパイナップルを与える健康へのメリットと注意点
犬にブロッコリーを与えても大丈夫?ポイントと注意点
犬に大根を与えても大丈夫!効率の良い食べさせ方


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。