犬に大根を与えても大丈夫?

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犬に大根を食べさせる時の注意点とポイント


大根は犬に与えることができる野菜のひとつです。犬が大根を食べることで健康に期待できること、アレルギーとの関係や犬の病気や薬との相性をお伝えします。

<INDEX>
  1. 犬に大根を食べさせても大丈夫!
  2. 大根に含まれる成分は、消化のサポートや水分補給が期待できる
  3. 大根を含むアブラナ科の野菜は犬に与えてはいけないって本当?
  4. 犬の間食として取り入れる場合、1日に与えていい量の目安 
  5. 切り干し大根はカルシウム補給におすすめ、大根の漬物は避けて


犬に大根を食べさせても大丈夫!

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大根は生でも加熱してもOK!辛味が強い場合は控えて

大根は、生でも加熱しても食べることができる野菜のひとつです。一般的に葉に近い部分ほど甘みがあり、根の下の方になるほど辛味が強く感じるようになります。過度な辛味は粘膜や胃が刺激され、犬が好まないこともあるので、できれば葉に近い部分を選んであげるといいでしょう。

皮ごと与えたい場合は、よく洗って土を落とし、刻んであげることがおすすめです。大根の葉も犬が好むようであれば与えても大丈夫です。


大根に含まれる成分は、消化のサポートや水分補給が期待できる

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大根を食べると健康にいいことは?


犬が大根を食べた場合の健康への働きについて、明確な研究発表は存在していないようですが、期待できる働きを4つご紹介します。

1:消化を助ける
大根をすりおろすことで活性化するともいわれる酵素、ジアスターゼ(アミラーゼ)は、主に穀類や芋類に含まれるデンプンの消化を助け、プロテアーゼは肉や魚などのタンパク質の組織を柔らかくしてくれます。消化のサポートとして時々与えてみても良いでしょう。酵素は基本的に加熱に弱いので、おろしたてを与えるようにしましょう。

2:食品の殺菌作用
大根をすりおろすことで作られるイソチオシアナートという成分には、殺菌作用があると言われています。大根をおろしてから時間がたつにつれて作用が減少するという報告もあるので、この働きを活用したい場合は与える直前にすりおろすようにしましょう。

3:水分補給のサポートに
大根の約90%は水分です。水だけだと飲んでくれない犬には、大根をおやつとして取り入れてみてはいかがでしょうか。暑い季節の水分補給はもちろん、暖房で室温が高くなっていたり乾燥しやすい冬にもおすすめできる食材です。

4:皮膚や粘膜の健康、血流を整える働き
大根の葉には皮膚や粘膜の健康を維持するβカロテン、怪我や手術などによる出血が起きた時に、血液を固めるために必要な要素の働きを助ける作用があるビタミンKが含まれています。

通常食べている根の部分には含まれていないので、これらの栄養素を食べさせたい場合は、葉も捨てずに使ってみるといいでしょう。どちらも油と一緒に摂ると吸収されやすくなるので、少量の油で炒めたり、茹でてから油を絡める方法がおすすめです。


大根を含むアブラナ科の野菜は犬に与えてはいけないって本当?

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犬にアブラナ科の食材はNGって本当?


どのような食材でも、良い面と良くない面を持ち合わせています。大根を避けた方がいい犬はいるのか、大根と相性の悪い薬はあるのか、飼い主としては気になるところ。犬の食生活・健康管理の講座も開催している獣医師の丸田香緒里先生(Animal Life Partner代表)にお伺いしました。

「主にインターネットで『犬にキャベツ、大根といったアブラナ科の野菜は与えてはいけない』という情報を見かけることがあります。

その理由は、アブラナ科の野菜に含まれるグルコシノレートという成分の一部が、体内でゴイトリンという物質に変化します。ゴイトリンは甲状腺でヨウ素の取り込みを阻害するため、甲状腺ホルモン(※)の合成が抑制されるといわれています。

ただ、グルコシノレートがゴイトリンに変化する量は、健康な犬が通常食べる程度の大根ではそれほど影響はありません。甲状腺ホルモンの分泌が少なく、甲状腺ホルモン剤を飲んでいる犬は、与え過ぎないようにしましょう。

グルコシノレートは2004年のWHOの発表で、実験動物においてガンの発生を抑制する可能性があるといわれています。ただし、ゴイトリンの問題もありますので食べさせすぎには気を付けましょう。

他の食材や植物とのアレルギーの関連性についての報告は、今のところありません。」

(※甲状腺ホルモン:体温や心拍数の維持、代謝の調節に関わるホルモン)


犬の間食として取り入れる場合、1日に与えていい量の目安 

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上記の表を参考にして、与えすぎないように注意してください。食物アレルギーはどのような食材でも反応する可能性があります。初めての食材を与える時は必ず少量ずつ与え、体調に変化がないか様子を見てくださいね。

 

切り干し大根はカルシウム補給におすすめ、大根の漬物は避けて

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大根の加工品は、原材料を確認して判断を



大根を使った加工品が多く存在しています。身近にある大根の加工品を犬に与えても大丈夫か、把握しておきましょう。

・切り干し大根

犬に食べさせても大丈夫ですが、食物繊維が凝縮されていて消化しにくいので、軽く洗ってから水に浸して柔らかくし、刻んで与えるようにしましょう。戻し汁も風味があるので飲ませても大丈夫です。切り干し大根は手作り犬ごはんで不足しがちな栄養素のひとつ、カルシウム補給におすすめしたい食材です。

・市販の大根おろし
チューブやパウチに入っている、すりおろし済みの大根おろしは、調味料や品質保持剤が使われている場合が多いので、犬には与えないほうが安心です。原材料が大根だけで、辛味も強くないものであれば与えても大丈夫です。

・カイワレ大根
成分上は与えても大丈夫ですが、辛味や苦味で犬が好まないことも考えられます。過度な辛味は胃や粘膜にとって強い刺激となることもあるので、無理に食べさせないようにしましょう。

・大根の漬物
浅漬け、べったら漬け、たくあん、カクテキなど、多種多様な大根の漬物がありますが、どれも犬には与えないようにしましょう。大量の塩や調味料は腎臓や心臓に負担をかけることがあり、香辛料やネギ類など犬の健康に直接影響が出る食材が含まれていることもあるのでおすすめできません。



犬に大根を食べさせても大丈夫?まとめ

  • 大根は犬に食べさせることができる
  • 根は消化のサポートや水分補給、葉は皮膚や血流を整える働きがある
  • 甲状腺ホルモンの分泌が少ない犬は少量にとどめておく
  • 大根の漬物は塩分や香辛料、ネギ類の影響で犬の健康に悪影響が出ることがあるので与えない


【執筆協力】
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丸田香緒里 獣医師


丸田香緒里 獣医師(Animal Life Partner 代表)
日本大学卒。動物病院勤務後、飼い主様にもっと近い存在になりたいと思い「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士など様々な資格を取得し、病院での診療や往診の他、セミナー講師やカウンセリング、企業との製品開発など活動は多岐にわたる。
ホームページ:http://animallifepartner.com/



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