可能性を楽しもう!

Nintendo Laboの図

ダンボールでピアノや釣竿やおうちを作ってニンテンドースイッチと組み合わせて遊ぶという、全く新しい発想のゲームが登場します

ダンボールの工作キットを使って自分で作る「Toy-Con」とニンテンドースイッチを組み合わせて遊ぶ「Nintendo Labo」が話題になっています。ダンボールで作ったピアノが、ニンテンドースイッチと組み合わせることで電子ピアノになってしまうなど、不思議な魅力溢れるNintendo Laboですが、大きな話題になっている理由はそれだけではありません。

多くの人がNintendo Laboを話題にしたがるのには、Nintendo Laboに想像をかきたてる余白がたくさんあるということが、理由として挙げられるかもしれません。というのも、Nintendo Laboのプロモーションビデオからは、単なるゲームソフト以上の様々な可能性を感じるからです。

もしかすると、今想像できる色々なことは、実際には実現しないようなこともたくさんあるかもしれません。予想を外したくないから、とりあえず静観しておこう、なんて考えている人もいるかもしれませんね。

しかし、ゲームはエンターテイメントです。大事なことは、楽しいことです。Nintendo Laboは発売が近づくにつれ色んなことが分かってくるとは思いますが、発表されたばかりの今は、これで何ができそうなのか、どんな遊びが待っているのか、色々想像してワクワクするというのも、ゲームの楽しいというものではないでしょうか。

というわけで、全然的外れな内容もあるかもしれませんが、Nintendo Laboについて思いっきり色んな可能性を考えてみたいと思います。

オリジナルToy-Conの可能性

まずは、おそらくあまり外れないであろうところから。Nintendo Laboについてくるダンボールキットで作るコントローラーをToy-Conと呼びますが、このToy-Con、おそらくオリジナルのものが作れてしまいます。

何しろ材料はダンボールです。まず公式のキットを作って仕組みが分かれば、それにちょっとアレンジを加えるだけでもいいのです。分かりやすいところでは、タイヤの代わりにJoy-Conの振動で走るリモコンカーなんかは、色んな形のリモコンカーが考えられそうですよね。ピアノの仕組みを使った新しい楽器なんていうのも面白そうです。

オリジナルToy-Con制作動画の可能性

オリジナルToy-Conを作る人がいたとして、その人は次にどうするでしょうか、誰かに見せたくなりますよね。完全オリジナルじゃなくても、楽しくデコったToy-ConがTwitterなどのSNSに気軽に投稿されることは容易に想像がつきます。

おそらくYouTubeやniconicoなどでも、創意工夫にあふれるToy-Conの制作動画やそれを使って遊ぶ動画が投稿されることでしょう。さらに言えば、型紙を配布する人、真似して作る人、さらにアレンジする人と、広がっていく可能性は十分あります。

シリーズ続編の可能性

ダンボールキットの図

今後も色んなキットが発売されていくかもしれません

こちらも、おそらく大きく外すことはないと思われるシリーズ続編。今発表されているNintendo Laboは「Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit(バラエティ キット)」と「Nintendo Labo Toy-Con 02: Robot Kit(ロボット キット)」の2つ。01、02とナンバーが打たれているのが気になりますよね。

03、04と続いても不思議はなさそうです。プロモーションビデオにはこの2つのキットには含まれないカメラや車のハンドル、銃のようなToy-Conが登場していることからも、さらにシリーズが続いていく可能性は大です。

プログラミングで遊べる可能性

もう1つプロモーションの中にある気になる映像から。Joy-Conが紙相撲のようなものに装着されていて、これをニンテンドースイッチ本体のタッチパネルで操作すると、振動でパタンと倒れるというシーンがあります。

よく見るとタッチパネルには「Touch」と「vibrate」らしき文字が書かれていて、これをつなげてからタッチすると、Joy-Conが振動しています。もしかすると、簡単な命令を組み合わせてプログラミング的なことができるのかもしれません。

さらに別の遊びができる可能性

Nintendo Laboのゲーム部分というのは、まだあまり詳しく発表されていません。ですから、Toy-Conを使ってどんな遊びができるかは未知数なところがあります。しかし、Toy-Conは「Toy」というだけあって、ゲームとおもちゃの中間のような存在に思えます。用意されたゲーム以外にも遊び方がありそうです。

例えば、リモコンカーを使ったレースなんていうのはすぐに誰もが考えつくことです。ピアノが複数台あれば合奏もできちゃうんじゃないでしょうか。もし、ゲーム側で音色を変えることができるのであれば、なお楽しい演奏ができそうです。Toy-Conによっておもちゃ化したニンテンドースイッチを持ち寄れば、色んな遊びが生まれるかもしれません。

DLCの可能性

音楽の図

ピアノがあるとなれば、音ゲー的な展開に期待せざるを得ません

ソフトに収録されているゲームがどんなものかもわからないうちから気が早いにもほどがあるんですが、色々なToy-Conを作って遊ぶことができて、Toy-Conの方を自分でカスタマイズして遊びの枠を広げるのと同様に、ソフトの方に変化をつけても、遊びが広がるということがあると思います。単純にピアノで演奏できる音色を増やしてくれるとか、音ゲー的に曲を弾かせてくれるとか、そもそも音ゲー的に曲が弾けるとしたら楽曲を増やすとか、いくらでも考えられます。

コラボToy-Conの可能性

スプラトゥーン2の図

任天堂キャラクターとのコラボだって出てもおかしくはありません

Toy-Conはなにしろダンボールですから、普通の周辺機器よりも簡単にバリエーションを増やせそうです。そうすると、何かのキャラクターとコラボしたToy-Conなんていうのも出てきたっておかしくはないかもしれません。シールぐらいだったら、雑誌のオマケとかででてきたっていいかもしれません。すぐに頭に思い浮かぶのはあずまきよひこ先生の「よつばと!」に出てくる、工作のロボット「ダンボー」ですよね。

キャラクターじゃなくても、便乗してToy-Conに使える工作キットを出すところがあってもいいかもしれません。シールぐらいだったら、雑誌の付録でもつけられますね。

他のゲームがToy-Conに対応する可能性

これはかなり可能性が低いのかもしれませんが、絶対にない…とは言い切れません。例えば「マリオカート8 デラックス」をToy-Conのハンドルで走りたい、という要望は間違いなく出てくるわけで、任天堂がDLCで対応すれば……なんて考えてみたくはなります。

ニンテンドースイッチが足りなくなる可能性

ニンテンドースイッチの図

欲しい! と思ったら、本体だけでも早めに手に入れることをオススメします(イラスト 橋本モチチ)

というわけで、いかがだったでしょうか。ありそうなものから、ほとんど妄想なものまで、Nintendo Laboが持つ可能性を色々と考えてみました。

最後にもう1つ、Nintendo Laboがすごく売れる可能性、というのがあります。これは非常に難しところで、Nintendo Laboはいわゆる有名大作シリーズの続編といった、クオリティやボリューム、遊ぶ人の数がほぼ見えている類の作品ではありません。それどころか、いまだに得体の知れない、だからこそ楽しそうなゲームです。

とすると、これがどのくらい売れるのかというのは、なかなか予想がつきません。みんな騒いでいるけど、実際に買う人は多くはないんじゃないか、という人もいます。しかし一方で、これだけ多くの人の注目を集めて、勢いを持つと、大きなムーブメントを起こす可能性もあります。

とりあえず、最初に買った人の反応を見てから…という人はいいんです。そういった方には、ガイドみたいな人間がプレイリポートを差し上げればいいんですから。しかし、中には全然ニンテンドースイッチに興味を持ってなかったけれど、これで一気に欲しくなった、なんていう人もきっといるでしょう。Nintendo Laboは特に、これまでの購買層と全く違う人達にヒットする商品です。

その場合、悪いことはいいませんから、Nintendo Laboが出たら本体を買う、なんて思わずに、すぐに本体を確保しておくことをオススメします。実はおなじことを、スプラトゥーン2が発売される前に、周りの人に伝えていました。スプラトゥーン2が出たら買うなんて言ってないで、見つけたらすぐ確保した方がいいよ、と。

ニンテンドースイッチは年が明けてからだいぶ行きわたりつつありますし、オンライン通販でも定価で販売される状況がみられるようになりました。しかし今だに、店舗やタイミングによっては品切れのことはありますし、まだ潤沢とはいいがたいところがあります。もしNintendo Laboがこれまでとは違う層をぐっと掴んで、新たなムーブメントを起こした場合には、また品薄にならないとも限りません。なにより、みんながいっぺんに買いに行けば、そこを狙ってまた転売などを目的としたゲームを遊ばない人を引き寄せることにもなります。

ですから、「Nintendo Labo楽しみ、絶対買う!」と思っている方々は、比較的簡単に入手できる今のうちに本体確保をオススメしておきます。そして、発売日まで、あんなことができるかも、こんなことがしてみたいと、ワクワクを楽しむことにしましょう!

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田下広夢の記事にはできない。(ゲーム業界ニュースガイド個人運営サイト)


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