化粧品・コスメ/ファンデーション

クレンジング不要!石鹸で落とせるファンデーション

敏感肌さんでも使いやすい石鹸で落とせるベースメイクを紹介します! 簡単にクレンジングできますが、カバー力や機能性などはバッチリです。

久保 直子

執筆者:久保 直子

スキンケア・化粧品コスメガイド

石鹸で落とせるベースメイク

石鹸で落とせる肌に優しいミネラルファンデーションとは?

肌に優しいミネラルファンデーションとは?

石けんで落とせる優しいファンデーションということで、今回ミネラルファンデーションにフォーカス。ミネラルファンデーションとは、天然の鉱石(ミネラル)を主成分とするファンデーション。

1970年代にアメリカで誕生し、手術や火傷の跡など皮膚科治療にも使えるようにアメリカのドクターが開発。日本にも上陸し、「肌に優しい」「肌を美しく見せてくれる」ことで、一世を風靡。今ではすっかり市民権を得たベースメイクアイテムとして広く愛されている。

ミネラルファンデーションとは?

ミネラルファンデーションの主成分となっているのは、当然ミネラル(天然の鉱物)だ。

ミネラルといっても、様々な種類があり、よく使われているのはマイカ。雲母とも言われ、花崗岩に含まれているもので、非常に細かい粉状にすることが可能で、肌にツヤを出してくれる。

酸化チタン、酸化亜鉛は紫外線をカットする効果があることから、よくUV製品に使われているので、ご存知の方も多いだろう。酸化亜鉛は、防御効果もさることながら、肌をなめらかにする効果も高い。

酸化鉄は、無機顔料として使用されるが、安全性が高いことで知られる。土や水中に存在するシリカは、「シリカ水」としてインナービューティーでも注目されているが、肌への効果としては、皮脂や汗を吸収してくれる作用が高い。

これらミネラルを主成分としたファンデーションをミネラルファンデーションという。

石けんで落とせるミネラルファンデのメリット

ミネラルファンデーションの特徴としては、3つ挙げられる。

1. ミネラル(天然鉱物)でできているので低刺激
2. 石鹸(洗顔料)で簡単に落とせる
3. 保湿力が高く崩れにくい


自然界にもともと存在するミネラルからできているミネラルファンデーションは、油分や肌に残りやすいシリコーンやポリマー、防腐剤などの化学成分や添加物は入っていないので、肌に対して低刺激で、保湿しながら肌トラブルをカバーし、専用のクレンジングも必要ない、というメリットがある。

「エトヴォスのミネラルファンデーションは、シリコーンやフッ素化合物など肌への密着性やつけ心地アップのために配合する成分を使っていません。肌の上に残りやすい基剤は極力使用しない処方のため、石鹸でも落としやすいんです」(エトヴォスPR初坂翼さん)

ちなみに、形状によって落ちやすさも関係しているのだろうか?

「石鹸で落とせるミネラルファンデーションですが、リキッドやクリームの方が密着力が高いので、もしかしたら落ちにくいと感じることもあるかもしれません。お湯で、かつ石鹸もよくあわ立てて、丁寧に、こすらず洗うことをおすすめしています」(MiMC PR小熊歩果さん)

ミネラルファンデーションの選び方

一口にミネラルファンデーションといっても、どの産地のどういったミネラルをどれくらい、どう精製してどういう形状で出すか、ミネラルに組み合わせて配合する成分などによっても、使い心地も仕上がり感も効果感も違ってくる。

形状も様々で、基本はパウダーなのだが、現在はリキッドやクリームなど、テクスチャーの幅も広がっている。以前は、肌に優しいがカバー力に欠けるところがミネラルファンデーションの弱いところでもあったが、技術の進歩により、カバー力の高さ、仕上がり感、持ちもかなりよく、使い心地も抜群だ。

2004年に全米人気NO1であるベアミネラルが上陸したほか、今では国内でも様々なミネラルファンデーションブランドも続々と発売されている。この中で自分にぴったりのミネラルファンデーションと出会うには……

「滑らかさや、長時間つけた後のくすみ度合いは、実際につけて体験していただくとよいと思います」(初坂さん)

それぞれのブランドに特徴があるので、どういうミネラルでできているか、その効果や入っている他の美容成分、自分の肌質や肌色、なりたい仕上がり感に合わせて選んでみよう。

より効果的なミネラルファンデーションの使い方

ミネラルファンデーションにおいて、ツールと効果的な使い方はぜひ知ってほしいところ。

ベアミネラルで推奨している使い方は「クルクル、トントン、サッサ」という3ステップ。専用ブラシでパウダーをしっかりクルクルとなじませ、ブラシから落ちないようにトントンとしてブラシに含んだかを確認し、内側から外側へサッサとブラシを滑らせるだけ。このステップをしっかり踏むと、薄い膜が素早く肌にできて、美しく仕上がる。

「ファンデーションを使うときはツールも重要です。ブラシのコシがしっかりしていて、毛量の多いもの、また肌へも密着面が広いものの方がカバー力は高くなりやすいです。またパフは、パフの面や素材によって、粉の含みの良さや密着性が変わってきます」と、エトヴォスの初坂さんは語る。

それぞれのブランドが推奨するツールを含めた使い方をしっかり会得し、時には下地も取り入れながら、効果的にミネラルファンデーションを取り入れてみよう。

それでは、ガイドおすすめのミネラルファンデーションを4種類、紹介しよう。

【ベアミネラル】35年以上世界中の女性を魅了する老舗ブランド

ベアミネラルオリジナルファンデーション

ベアミネラル オリジナル ファンデーション

マイカほか、酸化チタンなど5種類のミネラルだけをベストバランスで配合。その中のミネラルの一つ、オキシ塩化ビスマスの働きにより、ミネラルパウダーがクリーミーに変化し、肌へしっかりフィットし、長時間美しい仕上がりが持続。専用ブラシで仕上げることで、ムラのない均一な仕上がりを実現。今回6年ぶりに新色3色が2018年3月7日(水)に加わりよりぴったりの色選びができるように。

※ベアミネラルでは、ファンデーションの前に高SPF値の日焼け止めや専用下地をお使いになることを薦めているので、実際には石鹸だけでの洗顔を特に推奨していません。あくまで、石鹸だけで落とせるのは、オリジナル ファンデーションだけを肌につけた場合に限ります

オリジナル ファンデーション (SPF15・PA++) 全12色 ¥3,800(税抜)/ベアミネラル(0120-24−2273)

【MiMC】植物エキスとミネラルのタッグで極上の心地よさを追求

MiMCミネラルリキッドリーファンデーション

MiMCミネラルリキッドリーファンデーション

5年をかけて開発したというみずみずしい使い心地のリキッドファンデーション。肌に乗せるとパウダーから植物オイルが徐々に溶け出し、時間がたつほどに肌になじんで透明感を与えるミネラルシンクロ処方。長時間薄づきで、フレッシュな状態をキープ。MiMC独自の配合バランスにより、石鹸で落とせる優しさなのに、汗や水に強い仕上がりを実現。

ミネラルリキッドリーファンデーション SPF22・PA++ 全2色 ¥6,500(税抜)/MiMC(03−6421-4211)

【アムリターラ】環境にも肌にも優しい究極のファンデーション

アメージングオーガニックファンデーション

アメージングオーガニックファンデーション

ミネラルが肌に直接触れないようにナチュラル素材でコーティング。100ナノメートル以下のナノ粒子ではないと、紫外線を防げない、という常識を打ち破り、ノンナノでSPF13、PA+を実現した、肌に究極に優しいファンデーション。ふわっと軽いつけ心地でフィットし、肌を優しくカバー。03のノンチタンライトと04のノンチタンミディアムはSPF10PA+。

アメージングオーガニックファンデーション 全7色 ¥5,000(コンパクト付き)/アムリターラ(0120-980-092)

【エトヴォス】ナチュラルサイエンス&ストレスフリーなミネラルメイク

クリーミィタップミネラルファンデーション

クリーミィタップミネラルファンデーション

クリーミィタップミネラルファンデーションが美容成分や紫外線効果をパワーアップして新登場。マルラオイルや保湿効果の高いリピジュアなどを新たに配合し、植物性のセラミドやアルガンオイル、カミツレ花エキスなど、美容成分を豊富に配合した美容液ファンデーション。素肌から透明感のあるツヤ肌に。

クリーミィタップミネラルファンデーション SPF42・PA+++ 全3色 ¥5,600(ケース付き)/エトヴォス(0120-0477−80)
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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