星占いが導く2018年のラッキーカラー「オパール」

占星術から読み解く、2018年のムード

古来、西洋占星術では、木星は吉星、土星は凶星と呼ばれてきました。一方、現代の解釈では、木星は自由を愛し、成長を求める星とされ、父親や教師、旅人にたとえられます。土星も父親や教師にたとえられますが、寛大な木星と違って土星は厳格で権威的。わたしたちに課されるルールや制限を示すと考えられるようになってきました。

木星は12年、土星は29.5年かけて、12星座の軌道を一周します。木星は1年間、土星は3年間、1つの星座に滞在するため、1～3年で移り変わるトレンドと関連づけられることがあります。時代のムードを読み解き、意味を見出そうとするとき、占星術の象徴の世界は、実に豊かなインスピーレションを授けてくれます。
  木星は、2017年10月10日に天秤座からさそり座へと移動しており、2018年11月8日に射手座へ移ります。土星は、2017年12月20日に射手座からやぎ座へ移動しています。2020年3月22日からみずがめ座に移りますが、2020年7月2日にやぎ座に戻り、2020年12月17日まで滞在します。

2018年、木星はさそり座に、土星はやぎ座に滞在します。2018年のムードを読み解き、ラッキーカラーを導くヒントを、さそり座の木星、やぎ座の土星が示す象徴から探ってみましょう。
 

艶やかに光輝く「オパールの色」

木星は水のサインの星座と相性が良く、かに座とうお座においては、霊的な性質をより良く発揮できます。しかし、さそり座は例外で、外交的で表現力に富む木星にとって、内省的で外交的な表現に欠ける蠍座は居心地が良いとはいえません。

さそり座の木星がネガティブに作用すると、常に変化や転機ばかりを追い求めてしまいますが、ポジティブに作用すると、感情的な経験を通して成長する機会を得たり、深い人間関係を育むことができるでしょう。
  さそり座の木星が示すラッキーカラーは、虹の彩りを内に秘めたオパールの色。オパールは石の中で青、赤、緑、紫……など、さまざまな色が動き、戯れます。オパールの「遊色効果（ゆうしょくこうか）」は、英語では「プレイ・オブ・カラー」と呼ばれ、心の内側を映し出す鏡のようなものと意味付けられてきました。
  迷いが生じたとき、オパールのように艶めくアイカラーやネイルカラーを取り入れてみましょう。うつろう虹のようなオパールの彩りは、心の内側を映し出してくれます。深いつながりから生まれる濃密な時間の素晴らしさや、成長する喜びから生まれる価値に気づかせてくれるでしょう。
 

緩やかな歩みをサポートする「フォレストグリーン」

やぎ座の土星は、自らが支配するサインにいるため、非常に強力となります。伝統や規則を重んじますが、広い視野に欠けるため、人々に役に立っているかどうかを気にかけることはありません。因習にとらわれすぎるものの、現実的で実際的です。 2015年から2017年の3年間、射手座に滞在した土星は、理想と現実の間に横たわる距離に気づかせてくれました。やぎ座の土星は、理想に近づくためには、自らの行動に責任を持ち、コツコツ積み上げるしかないという当たり前の事実に気づかせてくれます。やぎ座の土星は、2020年12月まで続きます。これから3年間のライフプランを考え、着実に実行していくと、自らの成長を実感できるでしょう。 やぎ座の土星が示すラッキーカラーは、フォレストグリーン。計画すること、積み上げていくことは、地味な作業かもしれません。地味な毎日がつまらなく、息苦しく感じられるときは、ファッションやインテリアに、豊かな森を思わせる深いグリーンを取り入れてみましょう。森を育てると、豊かな土壌が雨水を保ち、さまざまな生き物が住むようになり、豊かな実りをもたらしてくれるからです。

色彩研究は科学的なアプローチもありますが、さまざまな文化の中で育まれた象徴や意味も、私たちの生活の中に息づいています。占星術もその1つです。ラッキーカラーは気づきをうながし、幸せになりたいと思う気持ちを後押ししてくれるでしょう。

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