シワ/シワ対策

シワ消しコスメ最新事情!美肌アプリ不要な肌を目指す

SNSや美肌アプリの流行で、シワ悩みが深くなる女性が急増中? そんな中、ついに“化粧品でシワを改善できる時代”が到来! 注目の2大アイテムをクローズアップします。

城後 紗織

執筆者:城後 紗織

化粧品・時短美容ガイド

「このシワがなければ……」はSNS時代ならではの深い悩み

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修正いらずのリアル美肌を手に入れたい!

SNSの普及によって、写真を撮影&投稿する機会が多いこの頃。スマートフォンの美肌アプリを使っている人も多いはず。でも、修正前後の自分の姿にギャップを感じて、かえって悩みが深くなってしまうケースも増えているようです。

一方、日進月歩のエイジングケア化粧品の中でも進化が目覚ましいのが美容液。特に、2017年には日本初の“シワ改善”美容液が誕生し、注目を集めました。

シワ問題が軽くなって、いつ「写真撮ろうよ!」と言われても怖くなくなるのはありがたい! 普段のスキンケアに取り入れて、美肌アプリいらずの肌を目指しましょう。


これは朗報!化粧品でシワも消せる時代が到来

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ポーラ「リンクルショット メディカル セラム」20g/13500円(税別)※2018年1月1日より新価格13500円(税別)

2017年1月1日、記念すべきシワ改善コスメ第一号となったのが、ポーラ「リンクルショット メディカル セラム」。シワの原因の一つである好中球エラスターゼの働きを抑える、オリジナルの医薬部外品有効成分「ニールワン」を配合。“シワを改善する”という効能効果が日本で初めて認められた薬用化粧品となったのです。

開発プロジェクトがスタートしたのは、15年前。ポーラはシワのメカニズムを一から研究し直し、好球中エラスターゼという酵素が真皮の成分を分解してシワを発生させてしまうことを発見しました。そしてこの真皮の分解を抑制すると見出されたのがニールワン。約5400種類の素材を一つずつ検証し、探し当てたというから驚きです。

「化粧品でシワを改善できる時代がきた!」というニュースは瞬く間に広がり、発売9カ月で約80万個を売り上げるヒット商品になりました。


「リンクルショット メディカル セラム」の使い心地は?

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気になる部分にピンポイントにしっかり塗り込める、特殊形状のヘッド

キャップを取ると、チューブの先端には不思議な三角形のヘッドが現れます。このヘッド形状が実に秀逸! ヘッドを軽く肌に当ててシワ周辺の皮膚を伸ばしながら、狙ったところにしっかり美容液をセットすることができるのです。その後、シワに対して直角に(シワを切るように)指先でやさしく伸ばします。

美容液のテクスチャーは、こっくりと硬め。ベタつかず、すぐに肌表面がすべすべになります。この時点で、目元の浅いちりめんジワは目立たない状態になり、期待感大。

1カ月使い続けたところ、目元の肌がつるんとなめらかになった実感があり、口元もふっくら。額や首のシワまでなめらかになるオールマイティぶりでした! 表情を動かしても、以前ほど顔に刻まれるシワを気にしなくて良いので大助かりです。


さらなる朗報!資生堂からもシワ改善コスメが

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資生堂エリクシール シュペリエル「エンリッチド リンクルクリーム S」15g/5800円(税別・編集部調べ)

さらに2017年6月21日には、エリクシール シュペリエル「エンリッチド リンクルクリーム S」が発売。資生堂が医薬部外品有効成分「純粋レチノール」の配合によるシワ改善効果の認可を受けたのです。

このレチノールという名前、耳にしたことがある人も多いのでは。レチノールとはビタミンAのことで、肌のターンオーバーを改善する機能により、肌荒れを改善することでも知られます。肌のヒアルロン酸を増やして肌の水分量を増加させ、肌を柔軟にするため、シワには最も効果的な成分といわれてきました。

資生堂は1989年からレチノールの研究を進め、1993年には“肌荒れ”改善の効能効果で医薬部外品として認可を取得。スキンケア製品に活用してきました。そしてついに2017年、レチノールが“シワを改善する”という新効能を取得したのです。28年間に携わった研究員の数は、実に140人にものぼるそう。

なお、レチノールは紫外線や酸素などに不安定なことでも知られますが、資生堂は酸素の侵入を防ぐ容器を採用するなどして、安定性を保っています。


「エンリッチド リンクルクリーム S」の使い心地は?

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肌に気持ちよく伸びる、乳液のように柔らかなテクスチャー


チューブは密閉されているため、まず容器についているリングを外してから、キャップ(中栓)をチューブにセットします。こうして初めて、開封される仕組み。フレッシュな状態で使えるのはうれしいですね。

クリームはみずみずしい感触で、気持ちよくスッと伸びます。浸透力にも保湿力にもすぐれていて、肌になじませるとすぐに内側からシワが持ち上がるような実感がありました。時間と共に乾いてしぼみがちな目元も、長時間ふっくら感をキープできます。

1カ月使い続けたところ、眉間やほうれい線などの深めのシワも浅くなる実感がありました。メイク後、時間が経ってもシワにファンデーションが入り込まなくなったのはうれしい限り。さらには肌の水分量がアップしたのか、透明感が出るというおまけまで!

結局のところ、どちらを使えばいいの?

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アプローチは違えど、効果実感の高さは両者譲らず!


結果的には、どちらのアイテムもシワ改善の確かな手応えを感じることができました。共に評価が高いことから、どちらを使えばいいか、悩んでいる人も多いかもしれません。

まず価格メリットでいえば、資生堂「エンリッチド リンクルクリーム S」が15g/5800円(税別、編集部調べ)なのに対して、ポーラ「リンクルショット メディカル セラム」が20g/13500円(税別)なので、「エンリッチド リンクルクリーム S」の方がやや優勢。

使い心地としては、ポーラ「リンクルショット メディカル セラム」はサラサラした感触で、肌の凹凸を埋めてスムースに仕上げるので、日中のメイク前に使うのにも適していそう。資生堂「エンリッチド リンクルクリーム S」はしっとりとみずみずしい感触で、肌がうるおいで満たされる感じ。

「エンリッチド リンクルクリーム S」に配合されているレチノールは紫外線に弱いため、日中の使用にはUVアイテムの併用が必須ですが、UVケアを習慣化していればさほど問題ではないかもしれません。さまざまな点を考慮して、ご自分に合ったアイテムを選んで下さい。

2018年にはさらに多くのシワ改善コスメが誕生するのではという声もあり、期待が高まります。これでシワを気にせず、カメラを向けられても慌てなくて済みそうですね!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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