幼稚園卒の子供の方が保育園卒の子供よりも、学力が高い!?

幼稚園卒の方が保育園卒の子供よりも、学力が高いって本当!?

幼稚園卒の方が保育園卒の子供よりも、学力が高いって本当!?

2010年に文部科学省が行なった『全国学力・学習状況調査』において、「幼稚園卒の子供の方が保育園卒の子供よりも、学力が高い」という調査結果が発表されました。

そもそも幼稚園とは文部科学省のが管轄する一種の学校であり、保育園は厚生労働省の管轄による児童福祉施設という根本的な違いがあります。この特性から、学力テストの結果に差が生じることはある意味では自然なことなのかもしれません。

幼稚園と保育園の機能を備える、進化型認可外保育施設が登場

しかし、保育園児の親からは、この結果が気になってしまうという声も聞かれます。現に、学年が上がると保育園から幼稚園への転園を希望し、泣く泣く共働きを諦めるという保護者もいるそうです。

そんな中、保育園並みの預かり時間で幼稚園のような教育が期待できるという、幼稚園でも保育園でもない『進化型認可外保育施設』が各地に登場、人気を博しています。
 

将来のスポーツ選手を育成!? スポーツ重点型の保育施設

運動会の様子(イメージ)

運動会にも力が入るスポーツ重点型

子供たちが朝からランニングをしたり、一斉に3点倒立をしている様子、テレビでご覧になったことはありますか? メディアで度々取り上げられる『バディスポーツ幼児園』は、スポーツ特化型保育施設の一つとして知名度を上げています。身体能力の向上に加え忍耐力や根性を養えるとのことで、入園はキャンセル待ちが当たり前、根強い人気を誇っています。

バディではその名の通りスポーツに力を入れており、ほぼ毎日体育の授業があります。その他にも音楽や芸術などの時間も設けられており、綿密に組まれた体力も知力も使う盛りだくさんなカリキュラムをこなすと、多くの園児は帰宅後バタンキューという状態になるとも言われています。

こちらは園名に『幼児園』とありますが、これは幼稚園とも保育園とも厳密には異なる『認可外保育施設』に分類されます。認可を受けていないことで補助金が出なかったり月謝の負担は大きくなる傾向があります。しかし希望者は延長保育の時間内に運動系、文化系、お勉強系などの習い事を園内で行うことが可能で、子どもの送迎が難しい共働き家庭にも嬉しい点も。また比較的若くエネルギッシュな先生が多く、運動会やクリスマスの発表会などのイベントはとても盛大に行われます。

特色が強く一部にはスパルタ教育と捉えられることもありますが、在園児の保護者やOB・OGには熱烈なファンがいて、同窓生のつながりが大人になってからも続くとか。卒業生にはプロスポーツ選手も多く、説明会には遠方からも多くの保護者が集まります。

【メリット】
・幼少期から体を動かす習慣がつく。
・体育会系の教育方針で、根性や忍耐力が育つ。

【注意点】
・スパルタ系の指導に、苦手意識を持つ子もいる。
・園行事や各種委員など、親の負担が生じる。
 

グローバル人材を育てる!?英語教育型の教育施設

ネイティブの先生も在籍

園での日常会話も英語で行われる

英語教育をウリにする認可外保育施設も増えています。かつてインターナショナルスクールといえば基本的には日本に住んでいる外国人向けの施設でした。高額な月謝に加え、親にも英語力が求められること、園での生活も丸ごと外国流で日本の小学校への進学がしづらいということもあり、一般家庭にとってはハードルが高い存在でした。

しかし最近では各地に英語教育を行う保育施設が増えており、月謝や保育時間などニーズによって複数の選択肢を検討できるようになっていました。

さらに最近では英語と日本語の両方で教育をするバイリンガル型の園も続々とオープンしており、言語はもちろん多様な文化を学べる場として人気を集めています。
インターナショナルスクールにも様々なタイプがある

インターナショナルスクールにも様々なタイプがある

『アオバジャパン・バイリンガルプリスクール』
は日本語と英語の両方で保育を行いながら、国際バカロレア資格の幼年プログラムを行う園として注目されてます。

国際バカロレア資格とは、国際的に通用するグローバル人材育成プログラムとして文部科学省が推進しているもので、日本国内でも認定校を目指す動きが起こっており、近い将来認定校はさらに増えると見られています。

また、英語を学べるだけでなく数学の教育に特色があるとして、インド系インターナショナルスクールも注目されています。欧米系のインターナショナルスクールに比べて数が少なく、日本人の受け入れ人数も限られるところも多いですが、学費は欧米系インターナショナルスクールに比べて割安というところも魅力です。

『グローバル・インディア・インターナショナルスクール』は生徒数の増加に伴い、2017年に新校舎をオープンしています。プラグラミング教育熱の高まりとともに、今後ますます人気が出ることが予想されます。

なお、バイリンガル園では第一言語としてまず日本語を確実にマスターすることを重要視するところも数多く存在します。さらに家庭内で日本語を話す環境であればどうしても日本語が優勢になります。バイリンガル園で第一言語として日本語をマスターしながら英語にも親しみを持ってもらいたいのか、インターナショナルスクールで英語ネイティブを目指したいのか、一口に英語教育型といっても検討が必要です。

【メリット】
・英語を理解できるようになる。
・英語の聞き取り力、発音に高い効果が見込める。

【注意点】
・事務連絡や書類は英語がベース。親の英語力も必要。
・月謝が高額なところが多い。

ヨコミネ式やモンテッソーリで才能が開花!? 教育メソッド型の保育施設

森の中の幼稚園

各地で特色のある園が誕生

その他にも特色のある教育を行う保育施設が各地に誕生しています。例えばヨコミネ式。「すべての子供は天才である」をモットーに、園児が逆立ちで歩いたり5歳児で漢字が読み書きできるようになる教育法としてメディアにも取り上げられ一躍注目を浴びました。

提唱者の横峯吉文氏はプロゴルファー横峯さくらさんの伯父さんとしても有名です。横峯氏の出身地である鹿児島県から広まったヨコミネ式は、インストラクターの元で行う専門教育法ですが、今では幼稚園、保育園での導入ケースも全国で増えています。ヨコミネ式公式HPでは各都道府県の導入園を調べることもできるので、近所の園を探してみることもいいかもしれません。

また、子供の自立心を尊重する教育法で知られるモンテッソーリ教育を導入している園も増えています。モンテッソーリ教育を行う施設は『子供の家』と呼ばれ、多くが1日3~5時間ほどのプログラムを習い事感覚で提供していますが、最近では子どもの家に保育園を併設するケースも増えており、共働き家庭でも利用がしやすくなってきています。

【メリット】
・全国で展開されており選択肢が多い。

【注意点】
・教育メソッドの取り入れ方が園によって異なることもある。

  

保育施設選びで後悔しないために

満足できる保育施設を探そう!

満足できる保育施設を探そう!

このように、保育施設は年々多様化しており、保育方針や教育内容も園によって千差万別です。かつては共働き家庭における未就学児の預け先といえば保育園一択でしたが、最近では個性的な認可外保育施設が続々とオープンしたり、幼稚園が延長保育を行うケースも増えてきています。

しかし認可外保育施設や幼稚園の延長保育を利用する場合でも、遠足などのイベントや行事の説明会が平日に行われたりお弁当が必要になるなど、保護者の負担は保育園よりも大きいものになることが一般的です。

また、保育園では通常、保育室内に常時複数人の保育士がいます。食事やトイレのサポートを始め、親のように近い距離で子どもの面倒を見てくれる保育士の存在はワーキングマザーにとって育児の強い味方となってくれます。一方、幼稚園の先生はどちらかというと学校の先生に近いイメージになる傾向もあるようです。

幼稚園、保育園、そして認可外保育施設。それぞれに特色のある園が増えています。大切なお子様が長い時間を過ごすことになる保育施設選び、ぜひご家庭でじっくり検討してみてください。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。