ケース2:親に結婚を反対された
自分の決断に自分で責任をとる覚悟を!
もちろん親は、子供の幸せのために反対していることもあります。「相手が働いていない」「借金がある」「相手は妻子を捨てて、娘と結婚しようとしている」「誠実さがない」など、冷静に考えたらやめておいた方がいい人の場合もあるので、親がどうして反対をしているのかは、きちんと理由を聞いた方がいいでしょう。
でも、単に「相手に親が望むような学歴、職歴、年収がない」というような場合は、親の言うことを鵜呑みにするのではなく、「自分にとっての幸せ」について、じっくり考えることは大切です。
「彼(彼女)との愛を貫き通したい」という思いが強いのであれば、後悔をしないためにも結婚した方がいいこともあります。「あのとき、親の反対を振り切って、彼と結婚していれば……」なんて、後になって後悔をしても遅いもの。「やりたかったのに勇気がなくてできなかったこと」ほど、後になってもずっと心が引きずってしまうものなので、要注意です。
本当に自分の意思で結婚をしたのであれば、その後、たとえ離婚することになったとしても、後悔は少ないし、それが、“この人生において、自分が学ぶべきことを学習する経験”になることも多いものです。
それも人生において大事なこと。失敗をしないと、人は学べないこともありますしね。人生は単に器用に失敗なく生きればいい、というわけでもないのです。
逆に、反対する親の意見をただただ鵜呑みにするようであれば、それは「自分の人生の責任を、自分でとるのを怖がっている」こともあります。
ハッキリ言ってしまえば、親の言う通りにしようが、結婚は失敗するときは失敗します。そのときには、「自分の気持ちよりも、親の言うことを優先にした“自分の責任”なんだ」と思えるくらいにならないといけません。どんな形であれ、「親のせいだ」なんて言っていられないのです。親のではなく、「自分の結婚」ですしね。
最終的に決断し、その責任をとるのは自分自身です。親の意見に振り回されそうになったときは、そのことだけは肝に銘じましょうね。
結局、この2つのケースには“ある共通点”があります。それを最後に紹介します。