メルカリの使い方/メルカリの出品方法・売り方の流れ

メルカリで高く売りやすい物の見極め方

不要になった物をメルカリで売るとき、できるだけ高く売りたい、手元に入ってくるお金をできるだけ多くしたいと考えるはずです。販売価格は商品のブランドにも大きく関係しますが、より売りやすい商品もあるのは事実です。加えて、買ったときの値段から値下がりがしにくい商品もあるでしょう。そういった物を持つことで、結果的にお得な買い物ができるのです。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

メルカリで高く売りやすい物の見極め方

値下がりしにくい商品、売りやすい商品を買うという考えが大切

値下がりしにくい商品、売りやすい商品を買うという考えが大切

メルカリにはとても多くの商品が並んでいます。実際にメルカリで値段を見ると数百円~数千円が多く、数万円になる商品は有名ブランド品や家電で目立つ印象があります。

気軽に出品できるので、とりあえず出品という感じなんだと思いますが、せっかく売るのだからできるだけ高い値段で出品したいですよね。注意したいのは、買ったときの値段が高いからと言って、高く売れるとは限らないということ。大切なのは値段が下がりにくい物、一定の需要がある物を出品するという考えです。そこで今回の記事では、より値段が高い物を売るというよりも、値段が下がりにくい物をみつける3つのポイントを紹介しつつ、新しい考え方に着目をしてみたいと思います。

1. 「中古でもいいから安く買いたい!」と思えるアイテムを自分中心に考えてみる

洋服やバッグ、家電、ホビーなど出品するときのカテゴリはたくさんあり、それぞれにおいて人気アイテムやブランドが存在します。そういった商品は値段が下がりにくかったり、下がったとしてもある価格で落ち着いたりする傾向があります。

たとえば、これからの季節で考えるとコートやダウンジャケットです。その中でも、「新品は値段が高いから中古で買いたい」と考えている人が多い商品は、値段が下がりにくいし、逆にシーズンが近づくにつれて中古の相場が上がって行くと感じます。

ガイド自身、今年はカナダの人気ブランド「カナダグース」のダウンジャケットを買おうと思っていて、8月の終わりくらいから検索を始めました。カナダグースのジャケットはとても暖かく高性能なのですが、新品で買うと10万円近くするので、中古で探し始めたわけです。

8月下旬の時点では5万円前半の商品も出品されていたのですが、すぐに売り切れになってしまっていました。それに出品数も少なく、自分に合うサイズがなかなかありませんでした。そうしている内に9月、10月になり出品数も増えて行くと同時に、価格が上がっていきました。6万円後半から7万円くらいです。普通、出品数が増えると値段は下がるのですが、季節の人気商品であり、もともとの値段が高いこともあって、強気の価格設定がされています。

こういった現象はモンクレールなどの有名ブランドでも起こりえます。「中古でもいいから安く買いたい」というユーザーは多く、しかも寒さを感じるようになると需要も高まるので、値段が下がりにくい商品といえるのです。
「これほしい!」が高値がつくアイテムを見極める力を養う

「これほしい!」が高値がつくアイテムを見極める力を養う

ブランドなどに疎い人は「そういう商品をどうやって見つけるのか?」と思うかもしれません。実はガイドも日々売れるブランドやアイテムを探しているわけではありません。自分が気になった物を調べてみたら、出品中のアイテムが高値ばかりだった(つまり「このアイテムは相場が高い!」と気が付くことができた)というだけなのです。大切なのは、ビジネスでない以上、あくまで自分の趣味や好み、欲しいなと思ったアイテムを中心に出品物を考えてみることだと思います。そうすればリサーチも楽しくなり、だんだんと「値段が下がりくい商品」が感覚でわかるようになります。

2. 定番の色&形(型)は人気!

メルカリで売りやすく値段が下がりにくい商品だなと感じた商品は他にもあって、ル・クルーゼの鍋です。これも私自身が買おうかどうか考えている物で、なかなか値段が下がらないなと思いつつ商品を見ています。もちろん、状態によっては価格が安く設定されていますが、新品同様の場合には、1万5000円以上します。でも定番商品ということもあって不動の人気があります。

ル・クルーゼを見ていて感じるのは、色によっても人気度が違うということです。赤やオレンジは出品数も多く、値段も高めのようです。ということは、もしル・クルーゼの鍋を買うのであれば定番の形、定番の色を選んでおけば、使わなくなったときに売りやすいということになります。

ヴィトンのバッグはメルカリでもよく取引される商品のひとつですが、やはりバッグの種類によって人気度が異なります。これは知人の話ですが、セカンドバッグとショルダーバッグをメルカリで売ったときに、ショルダーバッグの方が値段が下がりにくかったそうです。セカンドバッグの方は買った金額の2割程度だったけれど、ショルダーバッグは4割程度で売れたそうです。多少使用感もあったので半額以上での販売は難しかったのですが、同じヴィトンであってもバッグの形によって値段の下がり具合がけっこう違うことがわかります。
ヴィトンの値段を決めるのは「元値」ではなく……

ヴィトンの値段を決めるのは「元値」ではなく……

それと、これは私がヤフオク!で感じたことですが、ヴィトンのマルチカラーのバッグを代理で出品したことがあります。同じような形でモノグラムのバッグを見たところ、値段に差が出ていました。実は、モノグラムの方が高かったのです。このときヴィトンをイメージする色とデザインの方が定番で人気度が高く、その分値段も高くなるのだなと感じました。

3. 時代の流れの変化を見て売る

アクセサリー類は、貴金属としての価値で計算されてしまうことが多い

アクセサリー類は、貴金属としての価値で計算されてしまうことが多い

知人から相談されることのひとつに、昔買ったジュエリーの処分があります。バブルの時期に数十万円で買った指輪やネックレス。もう使わないから売りたいというのですが、相場を調べてみると1万~2万円というのがザラにあります。プロに査定をしてもらってもほぼ同じ値段で、いくら本物だとしてもアクセサリーについている石の価値はあまり期待できないとのことです。石ではなくて金やプラチナといった貴金属が何グラム使われていかがポイントになってくるので、それで値段が決まるといっても過言ではありません(もちろん、例外もあります)。
良い品だとしても、ほしい人はいないかも……

良い品だとしても、ほしい人はいないかも……

同じようなことは毛皮でもありました。現在80代の女性が、バブル時代に100万円くらいで買った毛皮です。保管するのも大変だし、使う機会がないので売りたいという話でした。メルカリを見ても、ほぼ取引はありません。個人売買は難しいと感じたので、これに関しても査定をしてもらいました。結果、1万円です。100万円の毛皮が100分の1の値段になってしまったのです。

大きな理由としては、需要です。今の時代、昔流行った毛皮のコートを着ている人を見かけることはないので、需要がほぼないのです。ということは、買取業者としても売り先が見つかりにくいので、1万円という価格になってしまうとのことでした。

このように、買ったときと今では状況が大きく変わる場合があります。需要が大きく変化していくので、もし売るのであればタイミングが重要になってきます。タイミングがずれると、値段が安くなるだけではなくて、処分料がかかることもあるので、早め早めに手放していく心がけが必要かなと感じました。

売ることを考えた買い方ができる

値下がりしにくい商品、売りやすい商品を買うという考えが大切

 

これまで見てきた内容を踏まえると、物を買うときの意識も変わってくると思います。売ることを考えて買うようになるのです。「これはいずれ売るだろうな」と思っていれば、使わなくなった時点で手放そうという気持ちになるので、家の中に物を溜め込まなくてすむというメリットもあります。家の中に不用品がたまってしまうのは、それを手放さないことが原因ですが、逆にお金になると気づけば「じゃ、売ろう」という発想になると思います。捨てるくらいなら保管しておく、もしくは処分にお金がかかるからずっと持っているということになるので、そうならないための対策として「売りやすい物を買う」ことも方法のひとつではないかと思っています。

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