Twitterなどでみかける「かまちょ」とは
「かまちょ」が過ぎるとふられたり嫌われることも
かまってほしい・かまってちゃん
語源はずばり、「かまってちょうだい」からきています。かまってちょうだいを省略した言葉が「かまちょ」です。「暇だから相手してほしい」という意味で使われます。転じて、「かまってちゃん(かまってほしがる人)」という意味でも使われています。つまり、「暇だからかまちょ」のように使われる時は「暇だからかまってほしい」、「あの子って”かまちょ”だよね」のように使われる時は「あの子ってかまってちゃんだよね」という意味になるのです。
Googleで検索されたキーワード の検索回数の推移を見ることができるグーグルトレンドで確認すると、2012年から流行し始め2013年にピークを迎えた後、定着した言葉のようです。Twitterでのコミュニケーション上で利用されて広がり、その後LINEなどの他のSNSでも利用されるようになったのです。
最近はメンヘラなどネガティブ要素強め
誰かに相手をしてほしくてTwitterなどでアピールする人はよく見かけます。しかし、全体にそのような行為は、「うざい」「面倒くさい」などと敬遠されることが多いようです。その他、あえて自分を茶化して「かまちょだけどよろしく!」などと利用するようです。Twitter上で「#かまちょ」で調べると、「#病み垢さん(精神的に病んでいるアカウント)とつながりたい」「#裏垢女子」「#メンヘラ」「#依存したい」などのハッシュタグと共に使われる傾向にあります。つまり、精神的に病んでいる人が周囲に相手をしてほしいと求めていることが多いのです。
彼氏や友人などに「かまちょ」と言われた場合、相手に鬱陶しい、うざいと思われている可能性があります。「かまちょな彼氏って最高~」「かまちょでかわいい!」などのコミュニケーションもあるので場合によりますが、言葉が生まれた当初のような軽い意味ではほとんど使われていないので、利用には注意してください。
TwitterやLINEなどのSNSがあると、気軽に周囲に癒やしてもらったり慰めてもらいたがる人は多いものです。しかし、それではいつまでも一人の時間や孤独や不安に耐えられるようにはなりません。特に若い頃こそ、自分自身としっかり向き合って強い心を育てるようにしてもらいたいと思います。