今回は、IKEA(イケア)と無印良品の商品から、予算2万円内で選べるおすすめな組み合わせを紹介。それぞれの特徴を知って、予算内で最適なアイテムを見つけて、洋服を使いやすく整えましょう。なお、文中の価格はすべて税込みとなります。
無印良品は引き出し収納をメインにチョイス
ふだんよく着る衣類は、ハンガー掛けと引き出しケースを組み合わせて整えます。部屋に備え付けられているクローゼットにはパイプが設置されていることが多いので、ハンガー掛けの服は並び順がポイント。仕事用の服とプライベート用の服を分けてみたり、トップスとボトムス、色別にしたりするなど服のコーディネートを想定して並べましょう。あるいは服の丈の長さ順に並べると、裾から床の間に生まれる空間を有効に使うことができます。服の丈の長さに合わせて無印良品のケースの段数を決めてスペースを有効活用。(※)青枠で囲んだハンギング収納は廃盤なので除外
ニットはハンガーに掛けると形が崩れやすいので、畳んでしまう方法がおすすめです。シャツやパンツなどは、畳むことでコンパクトにしまえるのがメリットなので、引き出しケースを使って収納するといいでしょう。
無印良品のポリプロピレン収納シリーズは奥行65、55、44.5センチがあり、幅は34、40、44、55センチのものがあるので、クローゼットのサイズに合わせて選ぶことができます。
クローゼットの幅と奥行き寸法を基準に収納ケースを選びたい。試算表では44.5センチの収納ケースで統一
たとえばクローゼット幅を150センチと想定すると、幅の広い収納ケースを2列4段、幅の狭い収納ケースを1列3段置けます。金額は合計12点で18,300円になります。
たたむと小さくなる下着には、仕切りケースを入れておくと中身が乱れなくなる
引き出しを選ぶ際は、深さも重要なポイント。シャツやカットソーには深さ24センチ(内法18.5センチ)、厚手のセーターには深さ30センチ(内法24.5センチ)、下着やソックスには深さ18センチ(内法13.5センチ)の寸法を目安に商品を選びましょう。
畳んだ衣類は、引き出しの中に立てていれることになるので、深さに合わせた畳み方がおすすめ。そのしまい方にすると、引き出したときに衣類を一覧にできるので、使いたいモノが見つけやすくなります。
イケアは棚とハンギング収納がポイント
衣類収納はハンガー掛けにするという人が大多数です。洗濯物を干して乾いたら、そのハンガー掛けのままクローゼットにしまうというスタイル。そうなると備え付けのクローゼットのハンガーパイプでは、長さが不十分ということが起こります。その場合は、室内に洋服ラックを置いて、頻繁に着る衣類を吊り下げて解決することになります。収納用品をホワイトで統一すると、明るくて清潔感のあるクローゼットになる
イケアのラックはパイプを使ったシンプルな造りで、下段には畳んだパンツやカバンを置ける棚があり、キャスターも付いているので実用的。収納家具を置く方法に比べて、部屋にあっても圧迫感がありません。
クローゼットの中は、パイプにハンギング収納を吊り下げて、畳んだ服や繰り返し着るカーディガンなどをしまうといった、引き出しにはない気軽さが特徴。別売りのボックスを使って、下着やソックスといった小さな衣類を整理します。吊るした服の下に棚を置いてボックスを組み合わせると、アクセサリーやカバン、書類、本など衣類以外のモノも収納可能。子供部屋や一人暮らしの部屋などにも応用できます。
洋服ラックが予想外に手頃な価格。プライスダウン対象の収納用品がお買い得
備え付けのクローゼットの幅を120センチで想定すると、室内に洋服ラックを追加した場合の費用は18,390円です。ハンガーパイプの総延長が230センチあるので、ハンギング収納用品を取り入れても、衣類を十分にハンガー掛けすることができます。
収納グッズを追加して片付けやすく整える
無印良品、イケアどちらを選んでも、予算が2,000円ほど残ります。その残額で小物を整理する道具を買い足すと、片付けやすさが向上します。小物を入れる収納ケースや小分けしやすい引き出しケース、ドア用フックなど。イケア、無印良品、ニトリ、100円ショップで扱っているアイテムがある
たとえば、ハンガーを同じものに統一すると、肩先が揃って選びやすく、見た目の美観がアップ。アクセサリー整理のためにウォールポケット、コートやバッグを一時掛けするドア用フック、脱いだ服を入れるバスケットなどの収納グッズを追加しましょう。こういった小さいグッズなら100円ショップで見つかるものがあるので、予算内におさまるよう調整するのがおすすめです。