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お金持ち体質は「批判されること」を恐れない

お金を稼ぐには、自分というブランド力が必要です。そして自分のブランドを高めるには、やはり自分なりの主義主張を表現していくことです。「お金が集まる人」というのは、個性ある考え方を発信しているものです。しかし、自分という個性を発揮すればするほど、それに反発する人から批判される場面が増えることになります。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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個性を発揮すればするほど、反発する人から批判される

お金を稼ぐには、自分というブランド力が必要です。そして自分のブランドを高めるには、やはり自分なりの主義主張を表現していくことです。「お金が集まる人」というのは、個性ある考え方を発信しているものです。しかし、自分という個性を発揮すればするほど、それに反発する人から批判される場面が増えることになります。

自分の意見が批判されたときには

自分の意見が批判されたときには



そしてそれが物理的に見えるのは、たとえば自分が書いたブログ記事やSNSにアップした投稿に対し、批判的なコメントが殺到したときなどが典型例でしょう。

芸能人に限らず、炎上に慣れていない著名人は、それだけでSNSのアカウントを削除したりブログを閉鎖したり、あるいはウツになったりなど、打たれ弱さを露呈することがあります。私も書籍やネットのコラムで記事を書くこともあるため、批判にさらされやすい側面を持っていますが、まったく気になりません。

本を書くようになった最初のころ、読者コメントに批判的なレビューが書き込まれたときは、慣れないこともあってショックを受けたこともあります。しかし今は、批判の内容を正確に認識し、批判している人の精神性を推し量ることができるようになったため、それらレビューのほとんどは取るに足らないものだとわかります。

もちろん、コラムや本のタイトルは、編集部や版元が売れるようにと誇張してつけることもありますから、多少は内容とのミスマッチがあったり、知りたいことが書かれていないということもないわけではありません。

しかし、その批判コメントは、自分の主張の内容を的確に指摘しているか、そして自分の主張の弱さはどこにあるか、冷静に読み返してみる。
同時に、その発言をしている人の価値観を想像する。この発言の根拠となった本人の感情の動きを想像してみる。

すると、ほとんどは浅い思考と本人の固定観念、思い込み以外の何物でもない、ということに気が付きます。文章の本質的な欠点や誤認、ロジックの穴を突いていることはまずありません。「例外はある」と書いていても、見落としている。というか、読めていない。単なる感情的な反発に過ぎないのです。

たとえば最近、私のブログに届いたコメントはこちら

「おまえはいったい何なの?不愉快な記事ばかり書きやがって。馬鹿は黙っておけよ。」

もはや削除する気すら起きませんが、こうして仕事のネタに使えてよかったと思います。

炎上加担者の精神性を想像すれば、滑稽に思える

もし批判的なコメントを投げかけられても、炎上に加担している人たちの精神性を想像してみれば、むしろ滑稽に感じるはずです。

そもそも、くだらない、つまらない、という反応は、いったい本人のどういう基準から来るものかというと、ほとんどは自分の価値観に合うかどうかです。

自分の価値観に合えば肯定、合わなければ否定、それは自分とは異なる考えを受け入れることができない人ですから、つまり「成長しない人」「学習能力がない人」ということになります。

他人の情報から学べない感受性の低さ、行間を読めない読解力の無さ、他人の発言をネガティブにしか受け取れない受容力の貧困さ、悪態をつくことでしか溜飲を下げられない器の小ささ、他人を否定することでしか自分の価値を確認できない未熟さ。

そして、何のメリットもない批判するという行為に、二度と戻らない貴重な自分の人生の一部をささげているという生産性のない発想に、ある種の同情を感じずにはいられません。そのため最近ではそういう書き込みを見ると、失笑的なおかしさがこみ上げます。

だからもしあなたが発信した情報に対して批判する声が来たら、
「そういう発想をしてるから残念な人生になるのにねえ、お気の毒さま」
「せいぜい、不幸な人生を送ってちょーだい」
と思えばいいのです。

ちょっと傲慢な人物のように感じるかもしれませんが、それは単なる心の中でのつぶやき。反論さえしなければ、ガソリン投下で再炎上ということも起こりませんから。(なお、基本的には他人を名指しで批判することは避けた方が賢明です。生産性のないトラブルを生むことがあるからです。私は立場上、自分が名指して批判されれば反撃しますが、あえて自分の方から誰かを名指しで攻撃することはありません)

そうやって批判を恐れず積極的に情報発信していくことです。すると必ずあなたの主義主張に「自分もそう思う!」「よく言ってくれた!」と共感してくれる人が出てきます。

そしてその声が増えれば増えるほど、お金も集まってくるのですから。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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