恋人から突然別れを切り出されたらどうする?
恋人からの「別れ」の提案にどう対応すべき?
今回は、極めて“理想的なやり方”を紹介します。この通りに出来なくても仕方がありませんが、少しでも近づけると、自分の中でも納得できる結果になるかもしれませんよ?
行動1:まずは、きちんと話し合う
恋人が別れたがっている理由をよく聞くことが大切です。その上で、その問題が改善できるものであれば、きちんと提案し、やり直す方法を見つけていくことが大事です。例えば、浪費癖が原因なら、節約することを約束したり、なかなか会えなくて寂しい思いをさせているのであれば、会えない夜はテレビ電話で話したりするなどの提案をしてもいいでしょう。
ただし、どんなに頑張っても改善できないことなのであれば、このままでは相手に負担をかけ続けてしまうことを理解することも大切です。自分は良くても、相手にとっては辛いことなのであれば、相手の思いを汲むしかありません。
例えば、自分が浮気してしまったことに相手が怒っているのであれば、過去の過ちは消せないし、信頼を取り戻すことは難しいものです。
さらに、「恋人の方に他に好きな人ができた」「恋人への気持ちが冷めてしまった」といった“相手の心変わり”が理由の場合はどうすることもできません。人の心を縛ることもコントロールすることもできないですしね。これはもう諦めるしかないでしょう。
ただ、この話し合いのとき、とても重要なことがあります。それは、自分は「別れたくない」という気持ちはきちんと伝えることです。このときに自分の思いを言えないと、後々後悔するからです。
自分の思いを伝えた上で相手がそれを受け入れられないのであれば、それは仕方がないし、諦めもつくものです。
付き合うというのは、二人で関係を築いていくことなので、どっちが関係を続けたくなければ、もうどうしようもありません。でも、相手の思いをきちんと聞いて、自分の気持ちも伝えて、お互いが納得できる結論を出しましょうね。
このとき、「どうしても相手と別れたくない」というときは、自分の心と向き合う必要も出てきます。
行動2:「本当に相手を愛しているのか」を考える
相手を本当に愛しているのか?を考える
依存や執着は、愛ではありません。言うなれば、「自分が心地よくいたいがために、相手を必要としている」だけの自己愛です。
では、逆に本当の愛を抱いている場合は、相手に別れを切り出されたとき、最終的にはどんな思いが出てくるものでしょうか。
それは、「彼(彼女)が本当に別れたがっているのであれば、(悲しいけど)別れてあげよう」という思いです。これこそが、相手にできる最後の愛情行為ですしね。
中には、「私じゃないと、彼(彼女)を幸せにできない!だから別れない」なんて、自分勝手なことを思う人もいます。でも、相手が「彼女(彼)と一緒にいたら、幸せになれない」と思っているのであれば、手放してあげるのが愛です。
そして、「自分とは関係ないところであっても、相手が幸せでいること」を願うのが、本当の愛なのです。
それは自分自身にも言えることです。「彼(彼女)がいなくても、私は幸せになることができる」ということを信じましょう。彼(彼女)だけが自分の幸せの元ではないはずです。
また、自分は相手にとって必要な人間なのだと分からせるために、別れた後、相手が不幸になることを願う人もいます。それも愛ではありません。
そんなことをしなくても、一緒にすごした月日の中で、あなたがきちんと愛情を注いだ分だけ、相手はいつかその愛に気づくときが来ます。そのときは自ら相手に後悔させようとしなくても、相手は大切な人を失ってしまったことが分かるものです。
だから、できることなら醜い姿を見せないで、最後の最後まで、相手に愛を注いであげることを心がけましょう。
行動3:恋人の“匂い”を消す
負の思いを紙に書き出して吐き出す!
だから、別れたときには、それを少しずつ抜いていく作業が必要となります。
思い出の品の処分はもちろんのこと、精神面でも、今まで夢見ていた“二人の未来”に対する希望を消していかなくてはいけません。また、それらを抜いた分、その空いた隙間を新たなもので埋める作業も必要となってきます。
その隙間を埋めるために、「新たな恋を見つける」という手段を選ぶ人もいますが、まだ心の整理がつかないうちに新たな恋を見つけようとすると、むしろ前の恋を思い出してしまい、余計に辛くなることもあります。
だから、なるべく自分の心が本当に動くような、「これをした方が幸せになれると思えること」を見つけ、それで埋めるようにしましょう。
それは一人の時間が増えたことでできる「趣味」や「夢に向けた新たなチャレンジ」でもいいでしょう。自分がワクワクすることを探していきましょう。
行動4:感情を吐き出す
別れたときは、その悲しみ、苦しみ、悔しさをきちんと吐き出すことも重要です。たくさん泣いて、大切な友達に話を聞いてもらって、ノートに自分の今の思いを包み隠さず書き出して、“負の思い”を出し切りましょう。ただし、このとき、相手の悪いところばかりを探して、「別れて良かったのだ」と、この別れを正当化するだけで終わらせてはいけません。もちろん最愛の人を失うのはとても辛いことなので、それ有効な手段です。でも、最終的に気づかなくてはいけないことがあります。
その元恋人は、「自分が選んだ相手」なのです。残念な人だろうが何だろうが、その人を選んだ「自分の責任」でもあります。
相手のせいにばかりしていたら、恨みつらみだらけの感情を抱いてしまいます。醜い自分になればなるほど、自分のことも好きでなくなってきます。
人は、自分の中に愛という“幸せ物質”が増えると穏やかな気持ちになりますが、逆に憎しみや怒りといった負の感情が増えれば増えるほど、自分のことも攻撃し、苦しみます。
だから、できることなら、「相手を最後まできちんと愛し、それができた自分を誇りに思う」というようなエンディングを目指してみませんか?
そういった冷静な判断に近づくためにも、ノートに思いや考えを書き出すことは重要なのです。
人は、自分の中の感情を思う存分出し切ると、スッキリして、「もう、しょうがない。次に進もう」と思えるようになるものです。そのときがこの恋を卒業できるときです。最後は、自分の心に決着をつけて、終わらせることが大事なのです。
最終的には彼氏・彼女に「ありがとう」と言える自分に
ここまで「恋人に別れを切り出されてからすべき4つの行動」について紹介してきました。人生にはどんな形であれ、出会いもあれば、別れもあります。何度も別れた経験がある人でも、この悲しみは慣れることではありません。
でも、「だったら、その人に出会わなかった方がよかったのか?」というと、そうでもないでしょう。おそらく、何もなかったよりも、出会った方がよかったはず。なぜなら、それは「この別れが悲しいこと」が物語っています。「ここまで悲しくなるというのは、付き合っているときは楽しかった証拠」なのです。
どんなことでも幸せは永遠に続くとは限りません。ただ、ひと時でも、相手から幸せをもらったことが確かなのであれば、最終的には相手に「ありがとう」という気持ちを伝えられるといいですよね。
恋人と別れたからこそ、また新たな出会いが生まれるのも事実です。たとえ失恋で終わったとしても、経験によって学べたことはたくさんあるでしょう。それが“自分の魅力”になります。
だからこそ、「自分はここまで人を愛せたんだ」という経験を誇りにして、また新たな人と出会い、愛を注げる人でありたいものですね。
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