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「一線を越えない不倫」はセーフかアウトか!?

結婚しても、人を好きになってしまうことはあるもの。一線を越えないのであれば、その関係はアリなのでしょうか?今回は、“プラトニック不倫”について考えていきたいと思います。男性も女性も、恋愛の形について改めて考えてみましょう。

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執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

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一線を超えない“プラトニック不倫”はアリ?

「一線を越えない不倫」はセーフかアウトか!?

プラトニック不倫は、許される行為か!?

結婚しても、人を好きになってしまうことはあるもの。そんなとき、不倫に突き進まないまでも、相手と関係を続ける人もいます。
「一線を越えない不倫」はアリかナシか。今回は、“プラトニック不倫”について考えていきたいと思います。

“プラトニック不倫”と言っても、パターンはいくつかあります。その中でも主なものは、下記の2つでしょう。
・パターン1:どちらか、もしくは両方が結婚しているけど、相手に好意を抱いてしまい、不倫に突き進まないまでも友情関係を築く関係
・パターン2:Hはしていないだけで、それ以外は恋人同士と変わらないような関係


パターン1も2も、パートナーからしてみたら、たまったものではないでしょう。ただ、パターン1の場合は、パートナーを尊重していないわけではありません。

ある意味、友達関係は人として惚れないと関係が続かないことが多いので、異性、同性限らず、大きな意味では“プラトニックラブ”であるとも言えます。だから、極端なことを言ってしまえば、程度の差こそあれ、パターン1は「多くの夫婦に当てはまりやすい状況である」と言っても過言ではありません。
それこそ、パートナーの心を独占したいからと、友達関係を制限し、束縛するのは、“お子ちゃまの愛情”とも言えます。

もちろん「男と女に友情はあるか、ないか」ということは、人によって考えは違います。でも、世の中には友情が成立している男女の関係があるのは確かです。だから、パターン1であるなら、パートナーもそれくらいは許せるくらいの寛大さはあった方がいいかもしれません。

ただ、パターン2の場合は、話が違います。これは心でパートナーを裏切っています。だから、法に触れるわけではありませんが、アウトだと言えるでしょう。
世の中には、結婚生活がうまくいっていないからといって、セカンドパートナーを探す人もいます。でも、本来、自分と支え合う相手はパートナーであり、それができていないときは、他の第三者で代用するのではなく、まずは2人の関係を見つめ直すことが重要です。
そんなときに、第三者で誤魔化してしまっていては、夫婦の関係がますます冷え切ってしまうし、何よりもパートナーに失礼です。

さらに、パターン2でありがちなのが、最近話題になっている「Hはしていないけど、密室で2人っきりになる」という行為です。これは、「法は犯していないから、罪ではない」なんて、そんな単純な話ではありません。
 

密室で2人っきりはアリ?

密室で2人っきりは、大人としてアウト!

密室で2人っきりは、大人としてアウト!

既婚者の男女が、「Hはしていないけど、密室で2人っきりになる」というのは、法は犯していないけど、“大人として”アウトです。

男と女が密室で2人っきりになれば、普段はどんなに理性があったとしても、「一線を越える可能性がある」ことを理解できるのが大人です。
つまり、たとえ一線を越えなくても、結婚している人が「密室で異性と2人っきりになろう」と思うこと自体が、アウトとも言えるのです。
Hをしなかったとしても、“たまたましなかっただけ”の状況とも言えるし、お互いに「いつかそうなることもあるだろう」という期待の上での行為であるからです。

また、中学生でもあるまいし、密室という、疑われても仕方がない状況を作っている時点で、“自分の立ち位置”も見えていません。つまり判断力は、「良識ある大人のレベル」とは言えません。

そして、Hをしていないからといって、法律ではセーフであっても、パートナーから見てセーフかどうかは分かりません。実は、その方が重要です。パートナーが「アウト」だと思ったら、一番大切なはずのパートナーとの関係が壊れてしまうからです。

逆に、「それでも、いい。今後は、彼(彼女)と関係を続けたい」と思っているのであれば、その関係は、浮気を通り越して本気です。
責任感のある人であれば、結婚している手前、心惹かれる相手が出てきても気持ちのセーブをするのが普通です。まだ今の結婚に決着もついていないのに、他の異性に本気になってしまうというのは、「順番が違う」と言えるでしょう。

もちろん長い結婚生活の間には、パートナー以外の人を本気で愛してしまうこともあるかもしれません。それは仕方がないことではあります。
でも結婚している限りは、自分が一番守るべき相手はパートナーであり、その人を悲しませ、苦しませている時点で、“妻(夫)として”アウトです。

逆を言えば、パートナーが「外で恋をしているあなたは、素敵!」だと言って、応援してくれるのであれば、外野がとやかく言う必要は全くありません。パートナーが婚外結婚を許可してくれているのであれば、不倫ともまた違うでしょう。

結局、不倫は、法律や倫理的にうんぬんという以上に、「パートナーを傷つける、思いやりのない行為だからダメだ」というところがあります。だから、もしパートナーがその行為を「OK」としているのであれば、問題がないとも言えるのです。

おそらく、芸能人が不倫疑惑の記者発表をする際、「私のパートナーは、私が外で恋愛をすることを応援してくれるので、家庭内は何の問題もありません」と言えば、その浮気相手が独身である限り(※もしくは相手のパートナーも、婚外恋愛を応援しているのであれば)、誰も文句の言いようがない状況になるでしょう。これは、“夫婦間のルール”の話ですしね。

ただし、現実的にはそんなケースは極めて稀です。もちろん誰もがよその家庭のことにとやかく言う筋合いはありませんが、「思いやりのない、ひどいことをしている人に対して反感を抱く」というのは、普通の感情とも言えるでしょう。

では、話を戻すと、先ほどの「パターン1の関係」であっても、必ずしもセーフというわけではありません。その異性の友人に対して明らかに好意を抱いていることを、パートナーに知られた場合は、話が変わってきます。
 

パートナーに気持ちがバレたら?

一番のポイントは、「パートナーを大切にできているか?」

一番のポイントは、「パートナーを大切にできているか?」

無人島でパートナーと2人っきりで暮らしていることでもなければ、世の中には素敵な人はたくさんいるものなので、結婚しても、他の人に好意を抱くことは現実的にあり得ます。
そんなとき、お互いに好意を抱きながらも、不倫をしないで友達関係を続けることは、悪いこととは言えません。

ただ、パートナーにその2人の恋心が知られてしまっても関係を続ける場合は、誠意がありません。中には、「パートナーも好きな人もどっちも大切なんだ」なんて子供のようなことを言う人もいますが、大人であれば、優先順位を持って、きちんとどちらかを選ばなくてはいけません。
さらに言えば、やはり本来は、パートナーの方を選ばないといけません。それが、結婚した者の責任とも言えるのです。

 

一番大事なのは、「パートナーを大事にできているか」ということ

結局、“プラトニック不倫”は、「一線を越えたか否か」というよりも、「それは、パートナーをきちんと大切にしている行為なのか?」というのが問われます。

パターン1のように、パートナーのことが大切だからこそ、好きな人がいても一線を越えずに、友情関係を築くのであれば、許される行為であるとも言えますが、パターン2のようにパートナーそっちのけで関係を築こうとする場合は、やはりパートナーの立場で物を見られていないし、大切にしている行為とは言えません。

仮に自分は結婚していなくても、相手が既婚者の場合は、その「相手のパートナー」を尊重できていない行為と言えるので、法には触れなくても、“人として思いやりのない行為”だと非難されても仕方がありません。
またどんなに相手が「パートナーとの関係は壊れている」と言っても、結婚している限り、原則的には「不倫」になってしまうので、“自分の立ち位置”が見えていない行為であるとも言えます。

大人であれば、自分と相手だけではなく、周りの人たちの立場も考えられるくらいに広い視野を持てるようになることが重要となってきます。
だからこそ、最近、話題になっている「一線を越えていない、密室不倫」については、法ではアウトでなくても、大人としてはアウトな“子供っぽい行為”であると言えるでしょう。

「法を犯さなければ、何をしてもOK」なんてことはありません。「人として、その行為は恥じないことなのか?」ということも考えなくてはいけません。

当たり前ですが、結婚すれば、それだけの責任が問われます。もし、恋愛体質で、生涯、恋愛をし続けたいのであれば、結婚なんてしない方がパートナーに迷惑をかけないし、自分だって、「不倫だ」なんて後ろ指を指されることもありません。

それでも「結婚したい」と思うのであれば、そのときは、「何があっても、パートナーを大切にする」という覚悟を持って、結婚したいものですね。


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