トマトは犬に食べさせても大丈夫!

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犬にトマトは与えても大丈夫!ヘタを食べないように注意して。

トマトは犬に食べさせても大丈夫な野菜のひとつです。皮ごと与えることができますが、消化が気になる場合は刻んだり、皮を湯むきして取り除いてください。

「トマトは犬に与えてはいけない」という情報も目にしますが、完熟したトマトであれば大丈夫です。未完熟のトマト、トマトのヘタには毒性のあるトマチンという成分が含まれているので、与えないようにしましょう。


トマトはどんなふうに体にいいの? 健康のために期待できること3つ

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トマトに含まれる栄養素のはたらきは?


トマトとミニトマトでは、ミニトマトの方がエネルギーや栄養素が約2倍に凝縮されていますが、含まれている栄養素の種類に大きな差はありません。

1:愛犬のエイジングケア
トマトに含まれる代表的な栄養素リコピンには、ストレスや運動などによって発生する活性酸素を取り除くはたらきがあることから、エイジングケアにも取り入れたい食材です。

リコピンは熱に強い性質があるので、炒めたり、スープ状にするなど様々なアレンジも楽しめます。
また、リコピンは油との組み合わせでその働きが高まるとされています。加熱調理であれば少量のエクストラバージンオリーブオイル、生食であれば少量の亜麻仁油やエゴマ油との組み合わせがおすすめです。


2:皮膚や粘膜の健康維持に

トマトに含まれているβカロテン、ビオチン、ビタミンCを摂ることで、皮膚や粘膜を健康に保つことが期待できます。


3:体の熱をおだやかに取り除く
東洋医学の視点では、トマトには体の熱をおだやかに取り除く作用があると言われています。愛犬の間食やドッグフードのトッピング、手作り犬ごはんの食材に取り入れるといいでしょう。


トマトの色の違いよる栄養成分の違いは?

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トマトの色にもそれぞれのはたらきがあります。


トマトは一般的な赤い品種の他、オレンジ、黄、緑、紫、黒など、色の種類も豊富です。トマトの色別の特徴に関して、野菜や果物の種や苗を多数取り扱う会社、タキイ種苗の富永直樹さんにお話をお伺いしました。

「トマトの色の違いよるビタミンやミネラルといった栄養素の差はさほどありませんが、一般的に機能性成分と呼ばれる色素成分には差があります。

品種によっても色素の種類と量は異なり、例外もありますが一般的には

  • 赤:リコピン
  • オレンジ:βカロテン
  • 黄:オレンジより少ない量のβカロテン
  • 緑:クロロフィル
  • 紫:アントシアニン
  • 黒:クロロフィルとリコピンが混ざっている
といった成分のはたらきで、色が出ています。完熟しても緑色のトマトは、未完熟トマトとは異なります。」

βカロテンには皮膚や粘膜の健康維持や抗酸化作用。アントシアニンには目の疲れを和らげたり、血糖値の上昇を抑えるはたらき。クロロフィルには血液の流れを助けることによって貧血を予防するはたらきや、有害物質の排泄作用が期待できます。

ですが、完熟した緑トマトは、通常の完熟トマトよりもトマチンの量が約120倍多いというデータがあります。未完熟で緑色のトマトと比べると、完熟した緑トマトのトマチンの量は約1/10と少ない量ではありますが、念のため緑トマトは犬に与えることを避けておいた方がいいかもしれません。


トマトを食べない方がいい犬は? 薬や病気との食べあわせは?

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トマトを避けた方がいい犬は?

どのような食材でも、良い面と良くない面を持ち合わせています。トマトを避けた方がいい犬はいるのか、トマトと相性の悪い薬はあるのか、飼い主としては気になるところ。犬の食生活・健康管理の講座も開催している獣医師の丸田香緒里先生(Animal Life Parter代表)にお伺いしました。

「トマトに含まれるビタミンEは、血栓予防剤であるワルファリンの効果を強める可能性があるため、ワルファリンを飲んでいる犬にはおすすめできません。

また、トマトは交差反応(※)を起こしてしまう成分が多く、ブタクサ、シラカバ、スギにアレルギーを持っている犬は、注意して少しずつ与えましょう。

トマトに含まれるリコピンは成長ホルモンの分泌を高めて脂肪燃焼、脂肪蓄積を抑制する効果があるといわれています。また、脂肪酸の一種である13-oxo-ODAという成分が肥満に伴う脂質代謝異常の改善に有効であるという研究結果を京都大学が発表しています。既に肥満になっている犬、運動不足で体重増加が心配される犬は、是非積極的に取り入れたいですね。」

(※交差反応:アレルギー反応が出る対象物と分子構造が似ているまたは同じという理由で、別の食材や植物などにもアレルギー反応が出てしまうこと)


犬の間食として取り入れる場合、1日に与えていい量の目安 

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上記の表を参考にして、与えすぎないように注意してください。食物アレルギーはどのような食材でも反応する可能性があります。初めての食材を与える時は必ず少量ずつ与え、体調に変化がないか様子を見てくださいね。


トマト缶、トマトジュース、トマトケチャップ、ドライトマト、トマトリゾットは犬に与えて大丈夫?

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トマトの加工品は、原材料をよく確認してください。


  • トマト缶
原材料がトマトだけの缶詰であれば、犬に与えても大丈夫です。ただし、ニンニクやハーブ、香辛料などで味付けされているトマトの缶詰は犬には適しません。原材料をよく確認するようにしましょう。

  • トマトジュース
トマト缶と同様に、原材料がトマトだけの商品であれば与えても大丈夫です。ですが、トマトの栄養成分に期待するのであれば、加工品ではないトマトを与えることをおすすめします。

  • トマトケチャップ
犬には与えないでください。オーガニックケチャップ、減塩ケチャップなどの種類に関係なく、玉ねぎや香辛料など、犬の生命に関わる危険な食材も含まれています。「少しだけだから」と言っても、症状が現れる量は犬によって差があります。犬が誤って舐めることのないよう、注意してください。

  • ドライトマト
塩や砂糖で味付けされたものが多く、犬の健康を考えると避けた方が好ましいです。

乾燥の度合いによっては胃の中で水分を含み膨らむため、大量に与えすぎると吐き気を起こす可能性があります。

  • トマトリゾット
知識、経験が豊富な犬のごはん作りの専門家が考えた、犬のためのトマトリゾットレシピや商品であれば与えても大丈夫です。人間のために作られたレトルトやインスタントのトマトリゾットは、ニンニク、玉ねぎ、香辛料など、犬の健康に良くない食材が使われていることがほとんどです。塩や調味料も含まれているので、犬には与えないようにしましょう。

ドッグカフェでちょっと目を話した隙に、犬が盗み食いしてしまうことも少なくありません。犬とお出かけする時にも十分注意しましょう。



犬にトマトを与える時のポイント まとめ

  • トマトは犬に与えても大丈夫
  • 未完熟のトマト、ヘタには毒素が含まれるので与えないこと
  • エイジングケア、脂肪燃焼が期待できる
  • トマトの色素によって含まれる機能性成分に違いがある
  • 血栓予防剤であるワルファリンを飲んでいる犬は避ける
  • ブタクサ、シラカバ、スギにアレルギーがある犬は注意して与える
  • トマト缶やトマトジュースなどの加工品は、原材料をよく確認する


【執筆協力】

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丸田香緒里 獣医師

丸田香緒里 獣医師(Animal Life Partner 代表)
2006年日本大学を卒業後、横浜市内の動物病院に6年間勤務。
飼い主様にもっと近い存在になりたいと思い「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーに、2012年Animal Life Partner設立。
病院での診療や往診のほか、セミナー講師やカウンセリング、企業との製品開発など、活動は多岐に渡る。
ホームページ:http://animallifepartner.com/


タキイ種苗
京都の本社をはじめ、日本各地や海外にも農場や研究機関を持つ種苗会社。野菜、草花などの種や苗の開発・生産・販売をはじめ、栽培方法や食卓での活用方法の情報発信、農業の専門学校の運営もしている。
ホームページ:http://www.takii.co.jp/
オンラインショップ:http://shop.takii.co.jp/shop/

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。