夫婦関係/嫁姑トラブル

お盆が憂鬱……夫の「面倒な実家」で過ごすときの4つの裏ワザ

夫の実家、いわゆる「義実家」で過ごすお盆の帰省が苦痛。そんな声はよく聞きます。マイペースで人の話を聞かない舅、何かと干渉してくる姑、ライバル心むき出しの独身の義妹など、面倒な義実家での日々の乗り切り方について、4つの方法をご紹介します。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

お盆が憂鬱……夫の実家・通称「義実家」への帰省が苦痛な皆様へ

お盆が憂鬱……夫の「面倒な実家」で過ごすときの裏ワザ4つ

夫の実家、通称・義実家でストレスなく過ごせるコミュニケーション方法は?

夏は、各地に旅行やレジャーに出かけるなど、楽しい計画を立てているご家庭も多いでしょう。しかし、この夏休みが「大嫌い」という主婦の皆様もいらっしゃいます。その理由のひとつがお盆の帰省。

旦那様の実家、通称・義実家で過ごすこの時期が苦痛で、それを考えると夏休みは憂鬱……という声はよく聞きます。マイペースで人の話を聞かない舅、何かと干渉してくる姑、ライバル心むき出しの独身の義妹などなど、いろいろ「面倒くさい」旦那様の実家での日々の乗り切り方について、4つの裏ワザをご紹介しましょう。
 

<夫の実家・通称「義実家」の過ごし方の裏ワザ>
 

夫の実家でのお盆の過ごし方・裏ワザ1:キャラを演じ切る

バリキャリキャラなど、キャラを立ててそれを演じ切るという荒業も1つの方法です

バリキャリキャラなど、キャラを立ててそれを演じ切るという荒業も1つの方法です

たとえば、お姑さんが実家の雰囲気を強力に支配していて、なかなかこちらの意見が言えない、嫌みを言われても我慢してしまう、または自分が思うように振る舞えない場合。そのまま遠慮ばかりしていては、永遠にストレスが溜まっていきます。そこでおすすめなのが、いっそのこと「キャラを立ててそれを演じ切る」という荒業です。

例えば「バリキャリなワーキングマザー」キャラになりきって、カタカナ用語を連発。
  • 「まず、お掃除を先にやりますね」→「お掃除のプライオリティをあげてローンチしますね」
  • 「そもそも、お義父さんは承知してるんですか?」→「そもそも論として、オーナーのコンセンサスは取れてますか?」
  • 「やったことがないけど、試してみます」→「ファーストトライではありますがフィジビリで進めてみます」
  • 「私もそう思います」→「わたし的にはアグリーですけど」
……などなど、わざとわかりにくいビジネス用語をまじめな顔で言い放つのがポイント。

そのほかにも、某おバカタレント的キャラになって、オーバーリアクションと単語連呼で会話を進める。
  • 「へぇ、すごいですね」→「ほんとですかぁ~?すごいすごいすごいすごい!」 
  • 「うちの子には無理だと思います」→「え~、うちの子がぁ?無理無理無理無理!」
……などなど、思い切ってやってみると、自分の枠が外れて、いままでできなかった「ホンネ」のコミュニケーションができるかもしれません。自分の素のままでは、なかなか言いにくいことも、このようなキャラにかぶせてなら、お姑さんに主張しやすいのではないでしょうか?

あまりやりすぎると「◯◯さん、性格変わったねぇ」といわれるかもしれませんが、「夫の実家では言いたいことがなかなか言えない」という方は試してみる価値ありです。
 

夫の実家でのお盆の過ごし方・裏ワザ2:上から目線で過ごす

お姑さんから言われたことは、ストレートに受け止めず、心の中でさらりとかわしましょう

お姑さんから言われたことは、ストレートに受け止めず、心の中でさらりとかわしましょう

お姑さんが自分の価値観を押し付けてきたり、何かと自慢をするようなタイプで、「まともに相手をしていると疲れてしまう」という方には、気持ちの中で相手と一線を画して、胸の中では上から目線で過ごすと、ストレスが軽減できます。

相手が何かを自慢してきたときには「はぁー、なるほどぉ」と、あいまいに受け流しておいて、心の中では「かわいそうに、これがこの世で一番おいしいと思ってるんだなぁ」と上から目線でコメント。

「あなたもこうすべき」など、価値観を押し付けてきた場合は「そういう考え方もありますねぇ」と肯定も否定もしないでおいて、心の中では「おいおい、それっていつの時代の話なの?まだこういう残念な人がいるのねぇ。ウケる~」とバッサリ切り捨てる。

このように、言われたことをストレートに受け止めず、心の中でさらりとかわす術を持っていると、ストレスを軽減することができます。
 

夫の実家でのお盆の過ごし方・裏ワザ3:一定の距離を保って過ごす

夫の実家・通称「義実家」の過ごし方の裏ワザ3:一定の距離を保って過ごす

マスクをつけているだけで、話しかけられる機会がぐんと減ります

もし「ほんとにもう無理!」というところまで、夫の実家への感情が高まってしまっている方は、「無理して触れ合わない」という方法もありです。

実は、安価かつ簡単で、誰にでも手に入り、誰もが一度は使ったことがある道具で、相手との一定の距離感を保つことができるものがあります。なんだと思いますか?

答えは「マスク」。

これをつけているだけで、相手から話しかけられる機会が格段に減りますし、こちらから話しかけなくても不自然でなくなります。

春先の花粉症のころのように、周りの大勢の人がマスクをつけている時期と違い、この時期のマスクはよほど咳がひどい、風邪やアレルギーなどが重篤な場合であるか、コミュニケーションを遮断するための使用である場合に限られてきます。

咳も出ないのにマスクをしている、ということは周囲に対して壁を築きたがっていることを、やんわりと伝える効果があります。

要件のはっきりした会話はいいのだけど、「何気ない雑談が苦手」という方も多いと思いますが、マスクをしているという理由だけで、雑談なしで黙っていても違和感のない空間になります。したがって、ずっとマスクをつけっぱなしでなく、場面に応じて使う、という方法もおすすめです。
 

夫の実家でのお盆の過ごし方・裏ワザ4:「良い嫁」をやめる

夫の実家・通称「義実家」の過ごし方の裏ワザ4:割り切って「良い嫁」をやめる

そもそも実家に行かない、という番外編の裏ワザも。旦那様だけ帰省もありです

最後は番外編。夫の実家での過ごし方というより、そもそも「実家に行かない方法」の紹介です。

「良い嫁」であることにこだわらず、「今年、私は帰省しないから、子供たちとパパとで行って来て」と割り切ってしまえば、「夫の実家ストレス」はなくなります。もちろん、子供がまだ乳幼児であるなど、母親と別行動をしにくい場合もありますが、その場合は「パパのみ帰省」とするとよいでしょう。

もちろん最初は、実家側で「嫁が来ないこと」を残念がったり、非難したりというリアクションがあるでしょう。しかし、お姑さんにとって帰ってきてほしいのは息子、もしくは孫。最初は嫁が来ないことへの不満を口にしていたとしても、おそらく翌日にはもう話題にも上らないでしょう。残念に思うかもしれませんが、所詮、嫁とはその程度のものです。

「どんなに頑張ってもすべての人と仲良くできるわけではない」と割り切り、「自分は夫の実家に行かない冷たい嫁で構わない」と腹をくくってしまうのも、夫の実家ストレスとの面倒を避ける方法です。

ただし、何の連絡もフォローもなく関係を断ち切ってしまうのは今後のコミュニケーションに課題が残る可能性があるので、帰省しないことを電話やメール、手紙などであらかじめ伝えておくこと、手土産などをしっかり準備して夫に持たせることなどが、スムーズに相手と距離を置くコツです。

いかがでしたか? せっかくの夏休み、嫌々旦那様の実家に行って、ストレスで消耗し、疲れて帰ってくることを避けるためには、発想の転換が大事。

コミュニケーションの工夫や気持ちの切り替えで、ストレスのない方法を選択することが可能になりますよ。ぜひ楽しい夏休みをお過ごしください。

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