メルカリ カウルとは?
編集部注:こちらの記事で紹介している「メルカリ カウル」は、メルカリのグループ会社であるソウゾウにより提供を終了することを発表されました。終了時期は2018年12月17日予定。これまでフリマアプリ「メルカリ」では、メルカリアッテという地元密着型で直接受け渡しができる姉妹アプリをリリースするなど、サービスの拡大を図ってきました。そして、5月にスタートしたのが本やCD、DVD専用のフリマアプリ、「メルカリ カウル」です。メルカリの姉妹アプリではありますが、メルカリとの違いや特徴があるので、ここでまとめてみたいと思います。
■出品物が制限されている
メルカリは出品禁止物以外であれば、基本的には何でも出品可能です。一方、メルカリ カウルでは本やCD、DVD/Blu-ray Disc以外の商品は出品することができません。仮に本などであっても、著作権や肖像権の侵害の恐れがあったり、モラルに反する物はNGです。
■バーコード出品が可能
メルカリ カウルは本などについているバーコードをカメラにかざすことで、出品することができます。
本についているバーコードを読み込むことで出品ができる
■送料はすべて出品者が負担する
メルカリの場合、送料を購入者負担(着払い)にすることができますが、メルカリ カウルではすべての商品で出品者が負担します。というのも出品時に配送の方法を選ぶ項目はあるのですが、そもそも出品者と購入者のどちらが負担するのかという選択肢がないのです。ということは、出品者が負担をするのがメルカリ カウルのルールということになりそうです。
メルカリ カウルの出品画面
■PC版は無い
パソコンで「メルカリ カウル」を検索すると、以下のページが表示されます。
パソコンで検索したときの画面。画像:メルカリ カウル
メルカリの場合、ログインができてマイページが確認できるのですが、メルカリ カウルではそれがありません。ということは、今の時点ではPCからの利用はできないようです。
メルカリ カウルのコスト
実際にアプリを利用するとき、気になるのは手数料です。メルカリ カウルはメルカリの姉妹アプリということで、販売手数料は10%になっています。また送料の負担は、上記にあるように出品者になっている点も注意が必要です。本やCDなどなので厚みはあまりなさそうなので、らくらくメルカリ便のネコポス(全国一律195円)や、ゆうゆうメルカリ便のゆうパケット(全国一律175円)の利用がオススメです。招待コードはある?
メルカリ カウルをお得に始めたいと思うならば、招待コードがあるかどうかも気になる点になってきます。結論からいうと、メルカリ カウルの招待コードはありません。ただ、すでにメルカリにアカウントを持っているならば、メルカリ カウルをダウンロードするとメルカリポイントがもらえるキャンペーンを不定期で行うことがあります。メルカリのアカウントを持っていないならば、まずはメルカリの方で知人の招待コードを使ってアカウントを取得するのがオススメです。そうすれば、招待した方とされた方の両方がくじを引くことができ、ポイントが当たります。
ポイントがゲットできるメルカリの招待コードの使い方
メルカリは利用しないかも…と思ったとしても、メルカリ カウルで出品した商品は自動的にメルカリにも表示されるようになっているので、市場が大きいメルカリも活用した方が売りやすくなります。ちなみに、メルカリに出品した本などは、自動的にメルカリ カウルに出品されません。この場合には、メルカリ カウルの方で手動で出品することになります。
本専用のフリマアプリ「ブクマ!」とどっちがお得?
メルカリ カウルは本やCD、DVDに特化されていますが、他にも本専用のフリマアプリがあります。それが「ブクマ!」です。本に特化していることもあって、出品するときには余計な作業がなくて、早ければ数十秒で出品完了となる非常に楽チンなアプリです。両者ともとても便利なアプリには違いありませんが、実際に使ってみると違いもあるので、ここで比較をしてみましょう。■手数料
メルカリ カウルの手数料は販売価格の10%になっていますが、ブクマ!の方は現時点では手数料はかかりません。これはキャンペーン期間中という理由で、特に期間が掲載されていないので、いつ終了になるのかは不明です。月額の会員費や出品手数料などは、どちらのアプリでもかかりません。売上金の振込手数料については、申請の金額が1万円未満の場合には210円の手数料がかかります。
■出品数
出品されている商品の数は、メルカリ カウルの方が多いといえます。本を検索したときに表示される数に差があったりしますし、出品されているかどうかでも両者に違いがあります。メルカリ カウルの場合にはメルカリという母体があり、そこからメルカリ カウルに出品する流れができていることも理由として挙げられます。
■写真の掲載
メルカリ カウルもブクマ!も、バーコードを使って出品しますが、その後の写真掲載で違いがあります。メルカリ カウルは本の状態を伝えるために写真の掲載が必要になります。一方ブクマ!はそれがなく、文章で説明する形になります。どちらが便利かは出品者の好みに関係してきて、文字入力が苦手ならば写真で伝えるメルカリ カウルの方が便利だと感じると思います。逆に、文字入力に抵抗がなく、むしろ写真掲載が面倒だと思うならブクマ!の方がスムーズに出品できると思います。ただ本の状態を文章で伝えるときには、出品者と購入者で捉え方の差ができることには注意が必要です。特にダメージについてはクレームの対象になりやすいので、丁寧な説明が求められそうです。
■匿名配送
発送方法に関しては、ブクマ!には匿名配送ができる方法がありません。そのためお互いに個人情報を伝えることになります。
■招待コード
前述したように、メルカリ カウルには独自の招待コードがありませんが、ブクマ!にはユーザーそれぞれの招待コードがあります。友達を招待すると両方に300ポイントがプレゼントされます。自分の招待コードは、メニューの一番下にある「ブクマ!に友達を招待」から確認できます。
これまで見たきたように、メルカリ カウルにはメルカリとは違う特徴があります。恐らく、商品の特徴を捉えれば、出品の簡略化ができるようになるので、今後もさらに細分化される可能性があります。メルカリは総合的で雑多なフリマではありますが、特化することでさらに出品しやすいアプリになってくるのかなと感じます。