一方で、「何それ? 意味がわからない」「お金を貯めるのって、ガマンしなきゃいけないし、全然楽しくないでしょ」という人は、お金が貯まらない人ではないでしょうか。
実は「貯まる快感」を知っているかどうかで、楽しくお金を貯められ、楽しくお金を使えるかどうかの大きな分かれ道になるのです。
一度「貯まる快感」を味わえば、やめられなくなる!?
「貯まる快感」を知らない人がよく言うセリフ
ここで、「貯まる快感」を知らない人のセリフをご紹介します。1.「お金を貯めるには、ガマンしなきゃいけないし、つらいだけ」
確かに、何もかも出費をガマンしたら、つらくなります。「楽しみを全部削ってください。それらは無意味な出費です」なんて言われたらたまりませんよね。いえいえ、そういうわけではありません。
ふだん使っているお金の中から、ムダなもの“だけ”を削って貯めていくのです。100円でも、1000円でも削っていくと、どうなるでしょうか。
ダイヤモンドの原石が小さな結晶からできているように、小さなお金が集まって、いつしか1万円、10万円、100万円と大きなお金になっていきます。
もし、まとめて10万円を使えるとしたら、うれしいですよね。しかも、それはれっきとした自分のお金。まさに「貯まる快感」、そして「お金を使う快感」を味わえる瞬間です。それをぜひ、知ってほしいと思います。
2.「お金を貯めるだけ貯め込んで、使わないなんてカッコ悪い」
確かに、必要なところにもお金を使わないで、貯めるだけ貯め込んでいる人はカッコ悪いかもしれません。自己愛だけでお金を貯め込んでいる人がいたら、がっかりしてしまいますよね。ですが、真の「貯まる快感」を知っている人は、いざというときにそのお金をしっかり使える人です。
例えば、旅行や引っ越し、転職、独立開業、憧れのものを購入などなど、ある程度まとまったお金がないとできないことを、しっかり貯めているからこそかなえられるのです。
また、自分だけでなく、自分以外の誰かにお金を使うことも、貯蓄がなければなかなかできません。自分のことで精一杯になってしまうからです。
大切な家族、友人、知人にお金を使ったり、時には寄付も行ってみる――そうして、他の誰かを気遣うことができる心とお金の余裕があると、素敵だと思いませんか。
「貯まる快感」を味わうためのステップ
とはいっても、「手取りが少ないし、100万円も貯めるなんて無理……」と感じるかもしれません。「銀行口座の預金が10万円を超えたことがない」という人もよくいらっしゃいます。「貯まる快感」を味わうには、”貯蓄を別どり”することがコツです。まず「貯蓄分は別の口座に移すこと」から始めましょう。
普段使っている口座にお金を入れておくと、「お金がたくさんある!」→「使ってしまおう!」と、あっという間になくなってしまいます。
一番のおすすめは、貯蓄の王道ではありますが、給与天引きができるもの(財形貯蓄や社内預金の制度を勤務先が導入していれば利用可)。お給料を手にする前に、自分の目の届かないところで貯蓄が確保されるからです。
次のおすすめは、銀行の自動積立定期預金。毎月一定額を、自動的に無料で貯めてくれる仕組みです。
また、一部のネット銀行にある「自動入金サービス」もおすすめ。大手銀行などから、無料で毎月一定額を移してくれる仕組みです。
月5000円ずつなら20カ月後に、月に1万円ずつなら1年もたたないうちに、10万円のお金が貯まります。それを続けていけば、30万円、50万円と増えていき、やがて100万円を達成する日を迎えることでしょう。
それだけ大きなお金が貯まったら、ある程度のことは「できる」「買える」と感じるはずです。今まで貯蓄がないからといって諦めていたことにも、一歩踏み出せるようになるのです。
まさに、「貯まる快感」を味わえる瞬間です。あなたのやりたいことをかなえるために、ぜひ今日からお金を貯め始めましょう。
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