嫌婚とは? 増加する「嫌婚男子」の特徴と対処法

経済力もありイケメンでも、結婚をしたくないという「嫌婚男子」が急増中

経済力もありイケメンでも、結婚をしたくないという「嫌婚男子」が急増中


晩婚や未婚が定着しつつある中、「嫌婚」という言葉が話題になってきています。読み方は「けんこん」で、「結婚しなくてもいいでしょ」「結婚なんてしたくないでしょ」という考え方のことです。

極端に言えば、「結婚することを嫌っている」、もしくは「結婚という制度自体を嫌っている」ということになります。

2014年3月に内閣府が発表した調査では、未婚の男女の約7割が「結婚したい」と答えていますが、残りの3割は「結婚をしたくない」か「どちらでもいい」と答えているので「嫌婚」寄りとも考えられるわけですが、それ以降、割合は増えているように感じます。

実際、平成28年(2016年)9月15日に国立社会保障・人口問題研究所が発表した、「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」では、「異性との交際を望んでいない」と答えた人が、男性で30%、女性で26%にのぼっていて、さらに性交渉の経験がない独身者の割合も、男性42%、女性44.2%と男女とも増加。30~34歳に限っても、男性の25.6%、女性の31.3%が経験なしと答えています。

上記のデータからも、女性に比べて男性のほうが顕著で、「嫌婚男子」という呼び方も広がりつつあります。これは「けんこんだんし」と読み、結婚をしたくないと思っている男子のことです。

なかには、経済力もあるし、なかなかのイケメンもいるのですが、交際すらしたくないという考えになっている人もいるようです。

そこで、今回の記事では、嫌婚男子がなぜ結婚や恋愛を避けているのか、考えられる理由を3つ取り上げてみたいと思います。さらに、彼らの特徴と、どうやったら交際・結婚にいきつくのかを考えてみたいと思います。


理由1:異性の良さ、交際することの楽しさがわからない

まずは、異性と付き合ったことがない、交際経験がないので、そもそも異性の良さや交際することの楽しさや喜びといったことがわからないという人もいます。

そのため、いいなと思ってもアプローチの仕方も好意の伝え方もわからないので、交際するまでのプロセスを面倒だと思ってしまい、そもそも頑張ろうという気持ちすら起きません。

ちょっとした異性の態度にショックを受けてしまい、最初からあきらめた方が気が楽だ、という考えになり、交際までのハードルがすごく高く感じられてしまう人もいるのです。


理由2:自分ために時間とお金を使いたい

自分のためにお金や時間を使いたい嫌婚男子

自分のためにお金や時間を使いたい嫌婚男子


恋愛や結婚をしたいと思わない理由として、独身を満喫していて今の生活に満足しているということもあります。

独身の場合、時間とお金を自分のためだけに使うことができます。毎月多額のお金を趣味に投じることもできますし、時間も費やします。もし異性と交際や結婚をすると、その自由が奪われてしまうという気持ちが働くのは事実でしょう。

結婚を考えるようになれば、相手の都合や相手の家族や親せきについても考えなければいけなくなるので、それを不自由と感じてしまうのです。加えて、子どもができれば、さらに自由度はなくなります。

「結婚相手や交際相手を養いたい守りたい」というよりも、「自分にとっての不都合が起きることを重圧や恐怖だと感じる」気持ちが、嫌婚男子のなかにはあるのです。


理由3:周りに離婚や不倫をしている人が多い

もう一つが、離婚をする人が増えていることも一因になっています。

なぜなら、「結婚をしても結局、離婚をするのでは? 不倫されるのではないか?」という気持ちを育て、「だったらどうして結婚なんてするんだろう」「そもそも結婚なんてしなければいいのに」というふうに、嫌婚思想を押し進めています。

頑張って交際までたどり着き、無事に結婚をするまでには、時間もお金も労力もかかります。それが一度に無駄になってしまい、場合によっては慰謝料を請求されたり、財産分与をすることへの不満を抱いているケースも多く、だったら最初から何もしない方がいい、一人の方がいい、という考えなのです。


それなら結婚してもいい! 「嫌婚男子」が好む女性の特徴

嫌婚男子が結婚を嫌う3つの理由を考えてきましたが、嫌婚派だからといって、すべての人が心から交際や結婚を嫌っているわけではありません。

実は、条件次第では、交際も結婚もありえるという人がけっこう多いのです。つまり「こんな女性だったら結婚してもいいのに……」と考えているということです。

まず嫌婚男子は、自立している専門職の女性を好む傾向があります。

なぜなら、専門職を持っている女性はある程度の年収があり、経済的にも精神的にも自立しているケースが多いからです。その結果、「夫の収入だけに頼りたい専業主婦志向」にはなりにくく、男性側としても、「おんぶにだっこ」で家計を担う必要が低くなり、いま現在趣味などに使っているお金を大きく減らさなくてもいい、だったら今まで通りの生活を続けられるなら結婚してもいい、という楽観的な考えを持っているのです。

それに、自立した女性は自分の価値観を大切にするので、お互いの領域を持って自由を侵さず、お互いを尊重して生活できる、という利点もあります。それぞれ個人の時間が確保できれば、毎週末デートして彼女の買い物や趣味に付き合う……ということもなく、自分の生活スタイルを大幅に変えなくてもいいのではないかという思惑があるのです。



彼氏が「嫌婚男子」だったら? 「嫌婚男子」と結婚する方法

もし、あなたの意中の彼が「嫌婚男子」だった場合、どう対処すればいいのでしょうか。

すべての女性が専門職に就き、自立しているわけではありません。むしろ、全国的にみるとそういった女性はまだまだ少ない日本の現状があります。

でしたら、「結婚はコスパがいい」ということを伝えましょう。

嫌婚男子は、自分の稼ぎを自分のために使いたいと思っているので、お金にシビアです。そのため、結婚はコスパが悪いと考えていることが多いのです。ですから、「家賃や光熱費、食費などの生活費は2人で賄うので、独身よりも負担が少なくなる」「ダブルインカムにすることで、リスクヘッジになる」などと、論理的に説得し、コスパの良さを訴えましょう。

また、精神面での利点を説くのもいいでしょう。

結婚をすれば心の支えができますし、自分に万が一のことがあったときでも、看病してくれる人がいるということです。「精神的に弱った時も、支えることができる」。もしくは、結婚すれば家族を一生養わなければという重圧を感じている場合、「逆に、どちらかが働けなくなっても、2人いれば片方が働くことができるとも言える」という風に伝えます。生涯未婚の男性の孤独死や老後の介護のことなども、精神面での利点と言えます。

このように、長い目で見れば結婚は素晴らしいものであると伝えていくことで、嫌婚男性も結婚を考えるようになる可能性はあります。


30年後、40年後も、ずっと「嫌婚派」でいられる?

嫌婚男性は、今の独身生活に満足をしていることが多いですが、30年後、40年後どうなるのかを具体的にイメージしていないのかもしれません。

人生100年時代に突入している今、目先のことばかりではなくて、定年後や老後のことはしっかり考えていくことが求められます。それを説く女性が彼らには必要不可欠なのではないかと私は感じています。
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