ドバイのトイレ事情
女子トイレの入り口
海外旅行に行く際、密かに気になるのがトイレ事情。特に女性にとってトイレに関する情報は事前にあればあるほど嬉しいですよね!? ガイドも世界60か国以上を旅した経験がありますが、国によっては水分補給を極力控え出来るだけトイレを我慢しなくてはならないような場所もありました。ここでは、ドバイのトイレ事情について人にはなかなか聞けないことも含めてご紹介したいと思います。
ドバイのトイレってどんなもの?
ゆったりと落ち着いたタイプのトイレ
ドバイは、ここ20年余で現在のような世界中から素晴らしいモノや技術が集まる憧れの都市となりました。ガイドがドバイに移住したのは2002年末、ドバイバブルがスタートした頃です。大型のショッピングモールや5つ星ホテルの中には、今と同様清潔で比較的ゆったりできるトイレも少なくなかったのですが、場所によっては早く出たいと思うようなトイレもありました。日本語表記がされている日本製のトイレや使い方を考えてしまうようなトイレなど、面白い発見も。基本的にドバイではトイレの使用料や清掃係にチップなどの支払いは必要ないのでご安心を。(特別なサービスをしてもらって自分がお礼として渡したい場合は別です!)
現在のドバイは、大型ショッピングモールや5つ星ホテル、商業ビル等、ほとんどの
建物が比較的新しい為、トイレもそれなりに最新のものも多く、中にはトイレ先進国に住む日本人でさえ驚くような素晴らしいデザインや技術を取り入れたトイレも発見できるのです。そのほとんどが洋式ですが、数は少ないですが日本の和式トイレに似たようなアラブスタイルのトイレも存在します。
ドバイのトイレは清潔?
ドバイの一般的なトイレです。除菌スプレーもついているものも。
日本人観光客が利用するであろう場所に設置されているトイレは、ほぼ間違いなく、清潔なトイレがほとんどです。理由としては、トイレの清掃係が常駐していたり、こまめにトイレの清掃がなされていることが多いから。ただ、ビデを使用する利用者も少なくないのでトイレが水でビショビショなんてことも。ガイドの個人的な感想ですが、ドバイ現地の女性は綺麗にトイレを使う方が多いような気がします。現地の女性とお出かけをしてトイレに一緒に行ったりすると、除菌ウェットティッシュでお掃除しておいてくれるような心遣いも。これには、流石に驚かされました。
ドバイのトイレットペーパー事情
デザインが斬新な最新式のトイレットペーパーフォルダー
ドバイのトイレには、殆どの場合衛生的なトイレットペーパーが備わっています。しかしながら、デザートサファリ等で利用する、砂漠に設置された簡易トイレ等、多くの観光客が連続でトイレを使いトイレットペーパーが無くなるかもしれないようなアクティビティーに参加する際にはポケットティッシュを持参しておくと安心です。万が一ホテルやショッピングモールなどで、トイレットペーパーが無かったり、フォルダーが壊れていて清掃係もいないなどという珍しい状況に置かれた場合には、ドバイ旅行の記念にビデを使ってみてはいかがでしょうか。
ドバイのトイレについているビデ
一般的なドバイのシャワービデ
ドバイのトイレには、ビデが付いていると書きましたが使用目的は日本のウォシュレットと同じです。しかしながら、電動式のものではなく手動式のシャワータイプのものが主流ですので、慣れるまで時間がかかるかもしれません。使い方は、便座に座って腰を少し持ち上げシャワーを下からお尻にあて、レバーを押し出てきた水でお尻を洗います。一般的なシャワーのトイレバージョンと考えれば良いでしょう。また、ホテルのトイレにはビデの近くにタオルが置いてあることがありますが、これはビデを使用した後に使用するタオルです。バスタオルやフェイスタオルとお間違えないように。
ドバイのトイレの不思議
四角い便座
日本人なら誰もが不思議に思ったり座りにくいと感じるのではと思うのが、ドバイの便座です。巨大サイズで、しかも四角いタイプのものが多いのです。楕円形の日本サイズの便座とはサイズ感が違いますので慣れるまでは、ゆっくりと座ってみてください。勢いよく座ると人によっては、ずるっと滑ってしまうことも。
また、トイレットペーパーフォルダーの設置位置がおかしいことがよくあります。便座に座ったままだと、到底手の届かないような位置にトイレットペーパーフォルダーが取り付けられているのです。まず、個室に入ったらトイレットペーパーの位置を確かめ、座って手が届かなそうであれば先に取っておくことをおすすめします。
ドバイのトイレの注意点
車いす、ベビーベッド、女性専用のトイレ
ドバイのトイレは、男女のサインが同系色で表示されていてデザインを良く見ないと間違えてしまうことがあります。また、最近日本でも増えてきましたがイスラム教徒がお祈りをする礼拝室(プレイヤーズルーム)もトイレと似たような表記なので、間違えないように注意してください(間違えても、笑顔で退出すればOKですよ)。
イスラム教徒用の礼拝スペース
また、ガイドは感じたことがなかったのですが、後輩にあたる現役のエミレーツ航空の客室乗務員のおひとりは夏場のトイレが苦手とのこと。熱気が立ち込め、便座に座ると生暖かく気持ち悪いそうです。
ドバイのトイレの楽しみ
個室の使用状況が一目で分かる最新センサー式トイレ
最後に、ドバイにはデザイン性の優れたものや高級ブランドのアメニティーを楽しめるトイレなど豪華絢爛なトイレが多く健在します。7つ星の異名を持つホテルでは、エルメスのハンドソープとボディーローションが惜しみなく置かれています。また、個人的には近所のホテルにはモルトンブラウンのアメニティーがあったりと気軽に優雅なトイレタイムを楽しんでいました。
子どもたちが遊べるスペース
すわり心地の良い椅子に座ってゆったりメイク直し!高級ブランドが入るフロアのトイレが特におすすめ。
おもしろいモノや新しいモノが大好きなドバイは、トイレのコンセプトも様々。海底をイメージしたトイレ、オスマン調の超高級トイレ、金メッキが貼り付けられた煌びやかな便器、キッズスペース併設のトイレ、個室の使用状況がセンサーで表示される最先端のトイレ、女優ライト付きの豪華なパウダールーム等、思わずトイレツアーを企画したくなるようなワクワクするようなトイレが沢山あります。
みなさんもドバイでお気に入りのトイレを見つけてくださいね!