朝の登園しぶり…どう対応すればいいのでしょうか?
朝のグズグズは気持ちを整えている証拠です
子どもの行動には意味がある
お子さんが発信することには全て意味があります。行きたがらないとしたら、何かしらの理由があるものです。まずは、原因の特定をしましょう。お友達に意地悪をされた、給食が苦手、行事に対しての緊張感等、理由は様々です。言葉での表現が未熟な月齢の場合は、担任の先生に話をして原因を探るのも良いでしょう。言葉で表現できる月齢の場合は、何か嫌なことがあるか、心配や不安な気持ちを丁寧に聞き取ります。質問しても答えない場合には、ママが心配していること、手伝えることがあったら言ってほしいことを伝えるようにするのがオススメです。尋問にならないよう、聞き出し方には注意しましょう。
ママがお手伝いする範囲をお子さんと相談しよう
原因が特定できたら、次はそれを解決するための作戦を立てます。例えばお友達に意地悪をされ「やめて」と伝えたのにも関わらず、やめてもらえなかったとしましょう。この場合、「やめて」と自分で伝えられたことは頑張ったことですので、しっかりと褒めます。その上で、自分で伝えても伝わらなかったら、大人の手を借りる時と言うことを伝えます。自分で先生に言えるなら、なるべく自分で言うように励ましてみましょう。そして、自分では言えないけれど先生には知らせてほしいという場合は、ママから先生に伝えます。
どこまでママが手を出すかは悩むところです。年齢と共に自分で言う力を育めるよう、ママがサポートする割合を決めていくと良いでしょう。
お子さんの受け止め方とママの役割
原因も特定できたし、解決方法も見つかった。それじゃあスッキリ行けるか?というと、子どもの心はそんなに簡単には行きません。解決したとしても、心配や不安はつきものです。その気持ちが膨らみ過ぎて、ママと離れたくなくなることもあります。グズグズするのは気持ちを整えている証拠。不安な気持ちと「やってみよう!」「大丈夫!」という気持ち、両方の間でせめぎ合っています。まずはお子さんの気持ちをきちんと受け止めてあげること。ママが味方だと、お子さんも安心します。その上で「泣きながら行くことも、楽しい気持ちで行くこともできる。選ぶのはあなた。ママは応援する人。」というメッセージを伝えてあげられると良いですね。