2人用だけど4人以上で遊んで!

ニンテンドースイッチの図

短時間で遊べて、簡単なゲームですが、十分に楽しむには条件があります

ニンテンドースイッチ(以下スイッチ)のロンチタイトルであり、HD振動など、スイッチの機能をいかして作られたミニゲーム集、「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」。このゲーム、すごく簡単で、単純で、1プレイが短くて、誰でも遊べるゲームなんですが、買った人みんながみんな楽しめるかというと、実はそうでもないかと思います。スイッチの名前が入った、スイッチの代表作だと思って買ったけど、何かあっけないというか、寂しいというか、遊んでいてあまり盛り上がらなかった、という人もいるんじゃないかと思います。

せっかく買ったのにあまり楽しめなかったらもったいないですよね? ですので、楽しむための条件、というのをご紹介したいと思います。これはとても簡単で、自分が遊ぶ場面を思い浮かべて欲しいんですが、何人で遊びますでしょうか? 1-2-Switchに収録されているほとんどのゲームは2人用なんですが、2人で遊ぶ為にこれを買うというのであれば、ガイドはあまりオススメしません。

1-2-Switchで遊べるゲームのほとんどは2人なんですけど、テレビの前に集まっていて欲しい人数は3人でもちょっと少ないと思います。4人はいた方がいいと思いますし、5人いるとかなり面白いと思います。なんなら10人もいたらすごく楽しいと思います。なぜそんなことになるか、というのを1-2-Switchというゲームを紹介しながら解説してみたいと思います。


1-2-Switchってどんなゲーム?

ニンテンドースイッチの図

普通のゲームのように画面をじっくり見て…というわけではないんですね

1-2-Switchがどういうゲームかというと、コンセプトはテレビ画面を見ずに、対戦相手を見て遊ぶゲームといったところでしょうか。1-2-Switchには全28種類のゲームが収録されていて、そのほとんどは2人で対戦するゲームです。そして、画面を見る必要が無く、相手の目を見て遊びます。

このコンセプトを象徴するミニゲームの1つに「真剣白刃取り」という遊びがあります。真剣白羽取りは刀を振るう側と、両手で受け止める側に分かれて遊びます。刀側は、Joy-Conを刀の柄のように握り、自分のタイミングで振り下ろします。受け止める側は、Joy-Conを持った手で、まさしく真剣白羽取りのように、両手を頭の上でパチンとあわせて、相手のJoy-Conから剣が伸びていると思って受け止めます。これだけのゲームです。

始め、と声がかかった後、剣をいつ振り下ろすかはプレイヤー次第です。その後はゲームの画面を見ても何の情報もありません。ですから、テレビを見ずに、相手を見るわけです。相手の呼吸をみて、かすかな動きをみて、いまだ、というところでパチンと両手をあわせます。

微妙に足を踏み出してフェイントしたり、「あっ、UFO!」なんて古典的な手で注意をそらしたりと、あの手この手で相手を出し抜くのが楽しいゲームです。


1-2-Switchはオールエア

もちろん、1-2-Switchには真剣白羽取りだけでなく色んなゲームが入っています。ピッチャーとバッターに分かれて対戦する「ベースボール」は球種の読みあいが熱いですし、モデルになったつもりでステージの上を上手に歩く「モデルウォーク」、相手の踊りをマネする「コピーダンス」なんていうのもあります。Switchに搭載された新機能を使ったゲームでは、Joy-Conを振ると、中にまるでいくつかの球が入っているかのように震え、その振動で球の数を当てるという「カウントボール」、Joy-Conをホットドッグに見立てて口の前に持ってきて、パクパクと動かすと画面のホットドッグをどんどん食べることができるという「大食いコンテスト」などなど、本当にたくさんのゲームが入っています。

その多くが、画面を見なくていいわけですから、画面の演出は極めて簡素で、Joy-Con片手に対戦相手同士が向かって戦います。つまり、Joy-Conを持った2人が、真剣白羽取りをしたり、野球をしたり、あるいは歩いたり踊ったりしているわけです。

これ、何かに似ていると思いませんか? それはエアギターです。実際はギターを弾いているわけではないのに、音楽にあわせてまるで本物を持っているかのようにギターの弾き真似をするエアギター。1-2-Switchはエアギターよろしく色んなものをエアでやって、それにコンピューターがルールをつけて勝ち負けをつけてくれる、そんなゲームなんです。それこそ、そのまま「エアギター」というゲームも収録されているぐらいです。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの世界を任天堂は「オープンエア」と表現していますが、1-2-Switchは全てがエアなゲーム、オールエアなゲームだと言えるかもしれません。

ギャラリーのいないエアギターなんて

エアギターだけでなく、エア真剣白羽取りや、エア野球や、エアモデルウォークなどがたくさん遊べるわけですが、どうしても必要なものがあります。それはギャラリーです。ギャラリーのいないエアギターが盛り上がるわけがありません、面白いわけがありません。もちろん、2人で遊んで2人が盛り上がってもいいですし、そういう関係性で楽しく遊べる人もいるとは思いますが、淡々と2人でゲームを消化すると、イマイチ楽しくならないこともあります。

これがギャラリーがいるとどうなるでしょうか。真剣白羽取りで誰かが卑怯な手を使って注意をそらせば笑いが起こりますし、ベースボールで逆転ホームランが出れば歓声があがります。モデルウォークで2人が腰をフリフリしていて盛り上がらないわけがありませんし、色んなゲームが盛り上がった後にコピーダンスが登場すれば、タイトルだけで期待せずにはいられません。カウントボールはちょっと触らせてとHD振動に興味深々になりますし、大食いチャンピオンは、思わず「俺に食わせろ!」と言ってJoy-Conを奪いたくなります。

多くの対戦ゲームというのは人数がいる方が盛り上がって楽しくなるものではありますが、1-2-Switchは画面の演出ではなくプレイヤーが遊んでいる姿そのものが面白くなるので、周りでそれを観ている人がいるかいないかでゲーム体験が大きく変わるのです。

実はCMでアピールされていた

マリオカートの図

マリオカートもみんなで遊ぶゲームですが、知らない人が観ても面白いという点が、1-2-Seitchの良いところです

おそらく、1-2-Switchが2人で遊ぶゲームなのに、たくさん周りにいた方が楽しいということは、任天堂は認識していたでしょう。ですので、大泉洋さん主演の1-2-SwitchのCMには、周りにギャラリーがたくさんたくさんいて、その人達がプレイヤー2人の一挙手一投足に大盛り上がりする、という構成のものが大量に用意されています。そういう構成にした場合、大泉洋さんというとぼけたキャラクターはとてもマッチした人選でした。

ですが、あのCMを観たからといって、周りにたくさん人がいた方がずっと面白いゲーム…とまでは考えない人が多いんじゃないかと思います。なので、お伝えしておきたいわけです。家で2人で遊ぶゲームと思って購入する人は、ちょっと考えた方がいいかもしれません。

逆に、例えばゴールデンウィークに親戚の子どもたちが集まるからみんなで遊べるゲームが欲しいということであれば、これはもうピッタリのタイトルです。2人で遊ぶゲームですから、コントローラーを新たに買い足す必要もなく、集まるのが5人でも、10人でも、次々にコントローラーを渡して、プレイヤーを交代しながら、みんなで盛り上がって遊べます。何人こようがドンとこいですし、大人も子どももごちゃ混ぜ、ゲームを全くしない人でも、遊んでる様子を見ているだけで面白さが分かります。

みんなで遊ぶゲームの定番と言えば「マリオカート8 デラックス」が2017年4月28日に発売になりますが、これとの大きな違いは、誰も観てないとあまり盛り上がらないことであり、同時に、どんな人でも観てるだけで楽しめる、という点でしょう。

ガイドは毎週金曜、高円寺で、みんなでゲームを持ち寄って遊ぶイベントというのを主催しているのですが、そこで20人以上ゲーム好きが集まっている中で遊ぶ1-2-Switchの盛り上がり方は相当なものです。遊んでいる人もそうでない人も、みんな大笑いしながら楽しみます。まさに大泉さんのCMの通りですね。

というわけで、1-2-Switch、ほとんどが2人用のゲームですが、2人だけで遊ぼうと思っているのであれば、ちょっと待った方がいいかもしれません。でも、たくさんで集まる時に盛り上がるゲームを探しているという場合は、ぴったりですから是非遊んでみてください。

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